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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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S部長について

横浜市役所に36年間いて、いろんな人にあったが、港湾局のS部長も印象に残る方だった。 非常にいい方で、技術屋なので、口下手で嘘のつけない真面目な人だった。 ただ、問題はあり、ときどき時間通りに出勤されないことがあった。 住所が東京で、通勤に1時間以上かかる上、夜遅くまで酒を飲んでいることがあるので、朝早く来られないのだ。...

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日本映画四大監督

小津安二郎、溝口健二、黒澤明、成瀬己喜男を俗に日本映画四大監督と言うそうだ。 私は、これに加えて豊田四郎を入れてほしいが。                                                         その四大監督に共通するものが、三つある。 全員、男であり、東京の下町生まれである。 もう一つは、なんだろうか。...

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Bキャスカードにご用心

先週から、テレビ及びレコーダーの音が、ステレオに聴こえず、モノラルでおかしいと思っていた。 いろいろと配線を調べたり、接続をやり直したが、直らず、最後の手段として、Bキャスを入れ直した。 なんと直ったのだ。                 NHKの受信にしか関係していないと思っていたが。 今は、テレビ、レコーダー全体が一つのシステムとして動いているようだ。 その核にいるのが、あのカードのようだ。...

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日本石油の土地は

横浜市中区根岸にある日本石油精製の土地の一部は、実は日本石油のものではないと知っている人はどのくらいいるのだろうか。 今は、どうなっているか知らないが、1980年代は、日石製油所の南側の掘割川側の一部の用地は、実は国際航業が所有する土地だったのだ。 なぜ、私がそんなことを知っているかと言えば、当時港湾局港営課管財係長をやっていたので、知っていたのだ。...

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高倉健について

ネットで羽仁進と入れたら、なぜか「高倉健、佐伯清が語る」と出てきたので、見ると檀ふみが聞き手で、高倉健と札幌の寿司屋で対談しているテレビだった。 北海道と馬、映画のことで、最初に北海道で撮った作品は、佐伯清監督の『夕陽と拳銃』だったとのこと。 次は、内田吐夢監督の『森と湖の祭り』で、ここから馬、そして『網走番外地』シリーズになって行く。...

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日本石油の千鳥町・豊浦町の土地は、当初の計画では高級住宅地だった

中区根岸鳳町の土地は、もともとは大日本航空の土地だったと書いた。                      では、千鳥町・豊浦町は、どうだったかと言えば、これは元はなんと住宅地だったのだ。 それを知ったのは、やはり港湾局の管財係長をやっているときだった。 19876年の秋ごろだと思うが、南区の公明党の議員遠藤望先生から電話があり、港湾の土地のことで要望がある人がいるので、会ってくれという。...

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『蓼科高原と小津安二郎』

オールスターゲームの中継がまったく面白くないので、ユーチューブに代える。 真剣に野球を見るという精神に欠けている。テレビ朝日は、どうかしている。 またしても、下村さんがアップした作品。                  監督は元松竹の井上和男で、横浜映画放送学院にいた連中に聞くと、「井上さんも、いろいろとやりたかったが、結局できなかった」、その不満が強かったそうだ。...

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mirano-zaについて

これほど安っぽい劇場もないだろう。 品格ゼロ、地方自治体の文化センターでももう少し遊びや飾りがあるが、そうした無駄が一切なく、まるでオフィスビルの部屋のごときの劇場空間。 簡単に言えば、渋谷のシアターコクーンの横幅を広げたような劇場である。...

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大阪万博をどうするか

2027年に開催される予定の大阪万博の評判が悪いようだ。 今更、19世紀のものであり、時代遅れの万博をすること自大がどうかしているが、どうしたら良いか考えてみる。 なにか世界中から新しいものを見せるのが万博だが、ネット時代の今日、本当に新しいものを見せられるかは相当に問題がある。 私は、中田宏市長の時の、「開国博」のときも問題だと思ったが、今は本当に開催の意義はないと思う。...

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大日本航空と映画界

根岸にあった大日本航空の飛行艇の基地のことを書いたが、実は日本の映画界とも深い関係があった。 それは、同社の東京の本社で、有楽町にあったが、空襲で焼失した。                そこに目を付けたのが日活社長の堀久作で、米軍用の駐車場を作るとのことで土地の払い下げを受けて、日比谷パークビルとし、日活の本社、映画館、ホテルにした。 石原裕次郎と北原三枝の結婚式も、ここで行われた。...

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運・建戦争

今や、この言葉を知っている人も少なくなっただろうが、1980年代の日本には「運建戦争」というのがあった。 これは、運輸省と建設省の縄張争いのことを言ったものだが、それは中央の霞が関で展開されるものではなく、横浜のような地方で、「代理戦争」として行われたものだった。               その典型的な例が、40年前の横浜で実施された、みなとみらい21計画の起工式に違いない。...

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『わが映画人生・マキノ雅裕』

日本映画監督協会による「監督に聞く」シリーズの1本、聞き手はマキノの助監督も務めたことのある澤井信一郎で、その映像化の監督は、奥中惇夫。このお二人も亡くなられているのだが。                  私は、マキノが苦手で、見ていて面白いのだが、長門裕之・津川雅彦・南田洋子らマキノ一族が出てくるのと、庶民、民衆はいつも正しいとされることで、民青嫌いの私としては、困るのだ。...

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『オテナの塔』は・・・

先日見た、唐十郎作の『少女都市からの呼び声』には、重要なキーワードとして、オテナの塔が出てくる。 満州に残留した陸軍の隊長の風間杜夫らは、北の果てにあるというオテナの塔を目指すと言い、三角の塔の影がホリゾンとに映り、霧と共にラストになる。 ここは、いっそのこと、ホリゾントを開けて、7階のビルの外に風間を吊るしたら場内全員大感動だったと思うが、それはなし。...

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『地獄の掟に明日はない』の問題点

前に降旗康男監督の作品として『地獄の掟に明日はない』を評価した。                                             彼の監督デビュー作の『非行少女ヨーコ』は、今見ると相当に笑える映画だが、公開当時は、早稲田の映研でも 「東映にもすごい新人監督が出てきた!」と騒がれたものだ。 そして、次の作品が高倉健主演なので、さらに期待が高まり、見るとかなり良い作品だった。...

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ブルース・リー映画の元は『座頭市』

先週、朝日新聞の夕刊に、小泉という人が、「ブルース・リー」について書いていたが、勝新の『座頭市』について、なにも触れていないのはどうしたわけなのだろうか。                                           ブルース・リーのクンフー映画は、勝新の『座頭市』がヒントであることは、有名なここである。...

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『駿河遊侠伝・破れ鉄火』

大映の田中徳三は、大したことのない監督と思っていたが、1964年のこれは非常に良かった。 主演は、勝新太郎で、清水の次郎長になる前の時、諸国を遍歴している時代の話。                   最初に、ある賭場でイカさまをやっている奴がいて、それを折檻しようとすると、勝新が止めて、 「男ならするが、女じゃなあ」と言う。 男に化けた女で、誰かと思うと浅香光代。...

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ワイヤーレコーダーについて

朝日新聞に加山雄三の回想が連載されていて、昨日は、父上原謙がワイヤーレコーダーを持っていたことが話されていた。 ワイヤーレコーダーについて、彼は「針金に録音するもので・・・」と言っていたが、本当は細い銅線に録音するもので、19世紀末に発明され、20世紀初頭には商品化されていた。...

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ジャニー喜多川事件に見る戦後の日米関係

アークタイムズで、服部吉次と松崎氏の記者会見を見た。 問題は、二人とも小さいころに、ジャニー喜多川から性加害を受けた人だった。 服部吉次は、服部家で、松崎氏は、少年野球チームジャニーズにいるときに。                   服部吉次は、元テントの役者で、言うまでもなく作曲家服部良一の次男だった。 今回見ると白髪で、当然だが随分と年取ったなあという感じだった。...

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「地図には参る 『これが戦場だ』」

劇団俳小の公演が中野で行われているので、見に行く。 この地図がすごいものだったのだが、中野駅に降りてあまりに暑いのでタクシーに乗ると、運転手が知ってますと言い、 「ここです」とぴったりと中野ポケットに着いた。              私は、北が下、南が上と言う地図を初めて見た。この劇場の関係者は、中学の地理は零点である。...

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『眠狂四郎・人肌蜘蛛』

「眠狂四郎」シリーズも多くの作品があるが、これは見ていなかったので、見ると面白い。 監督は安田公義で、あまり評価されないが、私は好きだ。 1966年に、川崎中央劇場に増村保造の『赤い天使』を見に行って偶然見た安田道代主演の『殺人者』を見て、びっくりしたのだ。...

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