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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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オリンピック開会式は、本当にひどかった

昨日の夜は、家に戻ってからオリンピック開会式を見たが、これほどつまらないのも珍しい。 最初の方に、ルームランナーを走るランナーが出てきた。 昔、横浜市に宮原さんという助役がいて、ある講演で、「ルームランナー型管理職」を指摘していた。 自分は、懸命に走っているが、動いているのは自分の足だけで、周りはなにも動いていない。 このルームランナーは、今回のオリンピックの本質を現わしていると思えた。...

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今回のオリンピックでよかったこと

ひどい開会式だったが、今回のオリンピックで二つだけ良いことがあった。 一つは、多くの日本人が、IOCなど金儲けの企業にすぎず自分勝手な連中の塊だと分ったことだろう。 もう一つは、開会式の行進で、世界中の選手がバラバラに歩いていて、だらだらとして皆携帯で写真を撮っていることだ。           いわんや、ナチス式敬礼は、まったくない。...

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へーシンクに負けた方は

先日の党首討論で、いきなり菅義偉首相が言い出したのは、1964年東京オリンピックの時の柔道無差別級の決勝戦のことだった。 オランダのへーシンクが、勝って驚喜したオランダの人が畳に上がろうとしたのを制止したのが、柔道精神だと言った。              このとき、へーシンクに押さえ込まれたのは、神永昭夫で、彼は明大を出た後、富士製鉄(新日鉄)に入った。...

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ボクシングで最初の金メダルは

早稲田は、変な大学で、4年生以上は体育の授業を夏休みの促成授業で単位を取得できるようになっていた。 就職が決まっているのに、単位不足で卒業できないのはまずいとのことからだろうと思う。 私も、4年のとき、夏に促成授業でボクシングを取ったが、教授は白鳥金丸先生だった。 白鳥先生は、「日本で最初にボクシングで金メダルを取ると言われていた方だった」 1964年の東京オリンピックの時である。...

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『アメージング・グレイス』

かつて絶対に来日しないアーチストとしてアレサ・フランクリンがいた。理由は簡単で、彼女は飛行機に乗らないからで、アメリカ国内も車で移動していた。 その通り、一度も来日せずに2018年8月に彼女は亡くなってしまう。 アメリカのポピュラー音楽で、彼女がいかに偉大だったかは、オバマ大統領の就任式で歌ったことでも明らかだろう。...

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『ゴルゴダの丘』

ゴルゴダの丘とは、キリストが処刑された場所であり、キリスト最期が描かれているが、『新訳聖書』どおりに進行する。 エルサレムにキリストが来るところから始まる。多くの人が、キリストの力に半信半疑だが、目が見えない者、足が動かない者などの身障者がキリストを待望している。 彼も、多くの宗教の教祖と同様に、かなり怪しげな奇跡をやっていた。...

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『東海道は兇状旅』

1950年の大映作品、原作が秘田余志郎で、秘田は、字幕の製作者で有名だったが、なぜかヤクザの世界にも通じていて、脚本は成澤政茂、監督は久松青児である。...

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『若き日は悲し』

1954年の松竹での美空ひばりの主演映画、共演は当時人気だった石浜朗、監督は岩間鶴夫。 清水市の話で、ひばりと石浜の家は、牛乳屋をやっていて、父親は徳大寺伸である。 夏で、店には氷冷蔵庫しかなく、牛乳が腐ってしまう。電気冷蔵庫がなくて店をやるのはひどいと思うが。 町には、若者集まりがあり、若草会と称していて、町の浄化を目指している。 この民青のような雰囲気が不快だが、芦川いづみがいるので許せる。...

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『海の地図』

1959年の松竹映画で、原作は石原慎太郎とは驚く。 松竹と慎太郎は相性がよくないと思うが、唯一『乾いた花』という傑作もある。 女子大生の岡田茉莉子が、友人の杉浦直樹の湘南の別荘に、夏休みに来ている。  

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『野火』

1969年の大映作品で、原作は大岡昇平、脚本は和田夏十、監督市川崑である。 塚本監督が作ったのも悪くはなかったが、廃兵たちがフィリピンの原野を彷徨うところを多数の役者でやるのは、やはり迫力がある。 島の結集地に行くために蟻の行列のようにぞろぞろと行く道を、米軍の壮大な車両と兵隊が次々と横断してゆく。 それは、近代と原始が戦っているようにさえ見えてくる。...

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『炎の舞』

1978年の百恵・友和映画で、元は、浅丘ルリ子100本映画の『執炎』だが、勿論見ているが間宮義男のカメラは美しかったがあまり良いとは思えなかった。 昭和初期の山陰の網元の長男・三浦友和が、軍隊から戻ってくる。 彼は、自分の大型船を作るために山に入って木をさがす。そこで美少女の百恵に会う。 そこは、平家の落人村の伝説のあるところで、父は細川俊夫、母は木暮三千代と旧松竹系の俳優。...

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駐屯軍の根拠は、北京議定書だった

先週の木曜日は、「日中戦争と昭和天皇」の3回目で、盧溝橋事件だった。 1937年7月7日夜、北京郊外に駐屯する支那駐屯軍が夜間演習中に銃弾が込まれ、兵士が一人行方不明になった。 これが、その後の日中戦争の始まりで、最初の一発を誰がはなったかには、諸説ある。 中国、日本側によって説は違うが、秦郁彦先生は、国民党内の共産軍ではないかとしている。...

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感動がない

やっと「2020東京オリンピック」が終わったが、これほど感動のないのもないだろう。 私が、最初にオリンピックに接したのは、1956年のメルボルンオリンピックで、テレビはなかったので、ラジオだった。時差の関係か、朝早く起きてNHKを聴いた。短波放送だったので、フェーシングで音が大きくなったり小さくなったりした。...

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『俺たちの時』

1974年の松竹・文学座映画                  私は、中村雅俊という役者が嫌いだ。理由は簡単、下手だからだ。結構長く役者をやっているが、これほど上手くならない役者も珍しい。ほぼ同年代に村野武憲がいるが、結構様になってきている。 この映画は、原案が山田洋次になっていて、おそらくは渥美清の『男はつらいよ』の二番手を狙ったのだと思う。...

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『パンケーキを毒味する』

以前、私は菅義偉首相にようにかいたように書いたことがある。...

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『神田川』

1974年4月公開の東宝・国際放映製作の作品、もちろん、かぐや姫の大ヒット曲の映画化。これについては、日活の岡田裕が興味深いことを本で書いている。かぐや姫の大ヒットで、岡田氏も映画化権を取りに行った。 すると、「あれは東宝に売ったのでだめだが、次の曲があるので」とのことで作られたのが『赤ちょうちん』だった。...

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神宮輝男氏、死去

早稲田大学教授の神宮輝男氏が亡くなられた、89歳。 教育学部に入ったとき、鳥越信先生と交代で、児童文学を習った先生である。         鳥越先生も面白い授業だったが、神宮先生は正統的なもので、英文学の児童文学を中心としたものだった。 ただ、これも単位を取っていないのは、なぜか原因は思い出せない。 非常に紳士的だった先生のご冥福をお祈りする。

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『アルキメデスの大戦』 結果論映画だった

内容はまったく知らずに見ると、1945年4月に戦艦大和が、米軍機の攻撃で沈没するところが特撮で描かれる。            そこから戻って、1933年の海軍の新造船決定の話になる。 船艦をという連中と航空母艦という山本五十六らの議論になり、橋爪功ら艦隊派の見積もりが低い予算なので、それを天才的数学者を使って論破する筋書きだった。 一言でいえば、「結果論映画」と言うべきだろう。...

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選挙公報が来た

午前中に、ゴミ出しのために玄関に出てポストを見ると、市長選挙の公報が来ていた。 8人の公約等が書かれているが、一番おかしいのは、松沢茂文である。               元神奈川県知事なのだから、国会議員を挟んでいるとは言え、その人が横浜市長選挙に出るというのは、県知事よりも横浜市長の方が上ということだろうか。...

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『東京裁判』

これを映画館で見るのは3回目で、最初は公開時で、次は10年くらい前にシネマジャックで、今回は4Kにしたというので、見に行く。                       4Kによって映像はさして変わっていないが、音は相当に変わっている。...

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