かつて絶対に来日しないアーチストとしてアレサ・フランクリンがいた。理由は簡単で、彼女は飛行機に乗らないからで、アメリカ国内も車で移動していた。
その通り、一度も来日せずに2018年8月に彼女は亡くなってしまう。
アメリカのポピュラー音楽で、彼女がいかに偉大だったかは、オバマ大統領の就任式で歌ったことでも明らかだろう。
この映画は、1972年1月にロサンゼルスのバプテスト教会で行われたコンサートで、彼女はポピュラーソングではなく、ゴスペルを歌う。
なかで、彼女の父が出てきて話し、「アレサは、クララ・ウォードやジェームス・クリーブランドから多大な影響を受けている」と話す。
彼らや彼女たちは、ゴスペルのシンガーである。
会場には、ミック・ジャガーの姿もちらっと見える。
これは、シドニー・ポラックで監督されたが、編集等のドラブルで公開されなかったようだ。
久しぶりにアレサの歌を聴き、かなり堪能した。
横浜シネマリン