ひどい開会式だったが、今回のオリンピックで二つだけ良いことがあった。
一つは、多くの日本人が、IOCなど金儲けの企業にすぎず自分勝手な連中の塊だと分ったことだろう。
もう一つは、開会式の行進で、世界中の選手がバラバラに歩いていて、だらだらとして皆携帯で写真を撮っていることだ。
いわんや、ナチス式敬礼は、まったくない。
要は、スポーツにおいても上からの指令や強制では動かなくなっていることが明らかにされたことだ。
21世紀になってからのコンピューターとネットの普及で、情報と社会は、著しく平準化された。
そのことの現れの一つだと私には見えたのだ。