もう一つの『渡る世間は鬼ばかり』
先日亡くなられた橋田壽賀子氏の代表作に『渡る世間は鬼ばかり』があるが、もう1本、映画での同名の作品がある。1958年の松竹映画『ボロ屋の春秋』で、サブ・タイトルが『渡る世間は鬼ばかり』なのだ。2006年に阿佐ヶ谷のラピュタで見た時の感想が以下である。...
View Article『奴らを高くつるせ』
1968年、イタリアから米国に戻ったクリント・イーストウッドの1作目。MGMだが、彼の会社のマルパソがからんでいる。この頃から、彼は自作への意思があったのか。...
View Article『小吉の女房2』
NHKのBS時代劇は、なかなか面白いが、これもそうだ。女房のお信は、坂口靖子で、私は彼女が好きなのだ。彼女は、整形美女ではなく、芝居も結構上手い。だが、あるところでそれを言うと、「彼女は、堤義明の女だ」と悪口を言われた、本当だろうか。...
View Article『どん底・1947年東京』
私は、劇の古典は、その通りやった方が良いと思っている。シェークスピアなども、いろいろと趣向を変えてすることがあるが、一度も良いものを見たことがない。これも、ややそれに近いできと言うべきだろう。...
View Article大学の意味は・・・
コロナの4波目が来たようで、大学でも対面授業はやめて、オンラインにすることが増えているようだ。確かに、単に勉強をするだけなら、オンラインでも可能だろう。だが、大学の意味は、勉強や学習だけではないと思う。いろんな連中と会い、交流することが大学の意味だと思う。「世の中には、こんなすごい人間もいるのか」、「この程度の男で受かったの」など、様々な連中と出会うことが最大の意味だと思う。...
View Article『夕陽のギャングたち』
イタリア・スペイン・アメリカの映画、監督はセルジオ・レオーネである。「ああ、この映画なのか」と思った。これのLPは、何百回も聴いているからだ。エンリコ・モリオーネのLPで、以前は横浜駅西口の岡田屋の上にあったスミヤで買ったと思う。スミヤは、元は静岡のレコード屋だったらしいが、横浜駅西口や渋谷の東邦生命ビルに店があり、映画音楽やドキュメンタリーのLPを沢山そろえていた。...
View Article「渋谷のアップリンクが閉鎖される」
渋谷のアップリンクが閉鎖されるとのこと。ここは、最初は神南のパルコの近くにあり、渋い映画をやっていた。いつの間にか、現在の東急の奥に移転し、ドキュメンタリーやイベントをやっていた。イベントでは、亀井文夫作品のイベントなど、良いものがあった。この間のコロナが最大の原因だとは思うが、やはり駅から遠かったことが大きなネックだと思う。NEWS.YAHOO.CO.JP『アップリンク渋谷』5・20で閉館...
View Article田中、100勝
先週、楽天の田中将大投手が、100勝を上げたが、これはすごいことだ。歴代の試合数が出ていたが、1位はスタルヒンで165試合、田中は2位の177試合である。3位は、藤本秀雄の177で、次は杉浦忠の188試合で、勝率は0.78とのことでこれも非常にすごい。なにしろ、杉浦は、1959年には38勝4敗という記録を残しているのだ。...
View Article昔の女性は正座しなかった 『女と刀』
『女と刀』を見ていたら、主人公中原ひとみの母親の馬渕晴子が座敷に座っている場面があった。 すると、両足は、お尻の下ではなく、両側に出しているのがはっきりと見えた。要は、正座ではないのだが、これは小津安二郎の『東京物語』で、母親の東山千栄子の座り方も、そうだったのだ。正座が男女とも正しい座り方など、まったくの嘘なのである。
View Article「五輪の意味はあるのか」
私は、もともと東京五輪開催に反対だが、ここに来て、本当にしない方が良いと思う。現在のコロナ禍で、五輪開催など本当に、頭がおかしいとしか思えない。2020年の東京五輪の開催に反対なのは、石原慎太郎の自分勝手以外の意味のない招致だったからだが、現在の日本、東京に世界に対して出すメッセージがないからだ。...
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