清水邦夫、死去、84歳。と同時に、若松武史の死も出ていた。清水は、私が芝居をやっていたころ、一番に憧れた劇作家で、その詩的なセリフは大変に素晴らしい。だが、彼の詩人としての素質が一番発揮されているのは、演劇ではなく、北海道電力のPR映画『わが愛、北海道』ではないかと私は思う。これは全編が、主人公の女性(真理明美こと、及川久美子)への恋文のごときメッセージで、実に美しく北海道への作者たち(黒木和雄と清水邦夫)の想いが歌い上げられている。
今見ると、漁業、農業など、取り上げられたほとんどの産業が衰退しているので、とても皮肉に見えるが。
若松は、寺山修司のところにいた役者で、私は1回しか見ていないと思う。『奴卑訓』という劇で、アテネ・フランセで行われたと思う。地方生まれの人間が、後から来た地方人を差別しているような劇で、あまり愉快ではなかった。その他、多数の映画、劇、テレビに出ているが、彼で有名なのは、ある芝居で本番をやったという噂だろう。今や、AVがあるので、驚きもしないが、メジャーな映画で本番をやった珍しい男優の一人だった。前にも書いたように、人間はセックスを秘匿するが、動物は隠すことはないので、彼もある意味で動物的なところがあったのだろうか。ご冥福を祈る。
今見ると、漁業、農業など、取り上げられたほとんどの産業が衰退しているので、とても皮肉に見えるが。
若松は、寺山修司のところにいた役者で、私は1回しか見ていないと思う。『奴卑訓』という劇で、アテネ・フランセで行われたと思う。地方生まれの人間が、後から来た地方人を差別しているような劇で、あまり愉快ではなかった。その他、多数の映画、劇、テレビに出ているが、彼で有名なのは、ある芝居で本番をやったという噂だろう。今や、AVがあるので、驚きもしないが、メジャーな映画で本番をやった珍しい男優の一人だった。前にも書いたように、人間はセックスを秘匿するが、動物は隠すことはないので、彼もある意味で動物的なところがあったのだろうか。ご冥福を祈る。