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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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『夏の夜の夢』の日だった

昨日は、夏至で、英語ではミッド・サマーとなる。 『ミッド・サマー・ドリーム』と言えば、シュエークスピアの『夏の夜の夢』である。 これは、原題どおりに『真夏の夜の夢』と訳した時期もあったらしいが、日本で真夏というと、8月で、夏至ではない。 そこで、今では『夏の夜の夢』とされている。 高校1年の秋、都立小山台高校文化部演劇班でやった芝居である。...

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『リンダ・ロンシュタット ザ・サウンド・オブ・マイ・ボイス』

1970年代、リンダ・ロンシュタットは、日本でも人気で、私も3枚LPを持っていた。               ただ、特に強い感銘は受けていなかったが、私の周辺には、大好きな連中もいた。 私の盟友の下川博がそうで、彼は1979年春の武道館公演にも行き、大感激していた。 その武道館では、女優として一緒にやったこともある、伊藤比奈子も観客にいたそうで、一般の人気はすごかったわけだ。...

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民間企業の松竹よりひどい国立の新国立劇場

横浜稻門会で、歌舞伎座に行く。 演目には、多少の意見もあるが、観客席の座席がきちんとバリア・フリーになっているのにはあらためて感心した。 3階席だったが、エレベーターで上がり、3階席も左右に鉄の柵があるので、安心して上れる。                   対して、新国立劇場、まず地下鉄の初台駅から小劇場に行くまでに、段数は少ないが2回階段がある。...

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岡鬼太郎の作だったが

今日の歌舞伎座の『猪八戒』の作者は、岡鬼太郎だった。私は、この人の劇評が好きなのだが、以前渡辺保さんの本について書いた中で、次のように書いた。...

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1968年の日本映画

『田園1968』を見たが、1968年の日本映画について書いてみる。 私は、大学3年で、この年から大学に戻った。 日本映画は、混乱期で、悪く言えば滅茶苦茶、よく言えばなんでもありだった。 日活は、スパーダースだが、この年に最後のヒット作『無頼シリーズ』が始まる。 松竹は、ハナ肇と渥美清で、ドリフターズは、松竹と東宝に出ていた。 東映は、当然ヤクザ映画で、だが晩年の傑作『総長賭博』があった。...

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私の1968年の映画 1

ノートで、1968年に私が見た映画を振り返ってみる。 最初は1月12日、五反田大映で、『ゴジラの息子』と『君に幸福を』、もちろん後者の内藤洋子を見に行ったのだ。だが、映画館には20人くらいしか客がいなくて、『ゴジラの息子』の出演者は100倍くらい出ていたなと思う。 次は1月23日、新宿国際で『殺しの烙印』『東京流れ者』『けんかえれじい』の鈴木清順監督の最高時代の3本立て。...

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『北京の55日』

午後は、NHK総合で阪神・中日戦を見ていた。私は、解説の伊東勤が好きで、ぜひ矢野の次は、阪神の監督になってもらいたいと思っている。伊東が監督になれば、カイザー田中、野村、矢野に次ぐ4人目の捕手出身の監督になるのだが。                     夜は、見るものがないので、『北京の55日』を見る。...

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ヒカリ座の実演

1968年に見た映画のノートを見ていたら、前年の1967年に実演というのがあった。                                         1967年9月4日で、蓮沼ヒカリ座 実演とあった。 内容については何もないが、5,6人のストリップ団が来て実演をやったのだと思う。 ここは、通常は300円くらいだったが、この時は2000円くらいだったと思うが、満員だった。...

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『太陽を抱く女』

高校1年の時、隣の席にK君がいた。サッカー部だったが、英語が非常にできる男で、現役で一橋大に入った。 だが、彼は変な趣味で、歌手は三沢あけみ、女優は真理明美が好きだったのだ。 この映画は、一応彼女の二作目の映画となっているが、本当は違い、PR映画の『恋の羊が海いっぱい』と『わが愛、北海道』に主演級で出ていて、どちらも監督は黒木和雄である。...

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『田園1968』

文学座の支持会員だったのだが、今年は会費を納入していないので、一般料金で見に行く。 紀伊国屋サザンシアターへは、代々木から歩くが、ここもひどい駅で、近道の地下道があるのだが、そこは急階段を降りて、昇るしかないので、迂回して行く。途中に踏切があり、以前は貨物線だったが、湘南ライナーによって踏切が次第に「開かずの踏切」化しつつあり、この日も一時止められた。...

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『疱瘡譚』

私が苦手なものの一つに、ダンスとシャンソンがある。 お上品なものがダメで、ダンスの中でも、もっとも評価が高いのが実は、舞踏なのだ。 国内はともかく、世界的に日本発の芸術ジャンルとして評価されているのが舞踏なのである。 この夜の、映画上映の後のトークで初めて知ったのは、ヤスカズが若いときに土方巽のところにいたとのことだった。...

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なぜ蓄電池をさらに開発しないのか

猛暑で、節電が大騒ぎである。 だが、電力が逼迫するのは、ほんの数時間で、大体昼から夕方で、夜は当然に余裕がある。 電力は、基本的に溜めることができないので、こうなるのだが、本当は大型の蓄電池があるのだ。 実は、大型電池はすでに開発されていて、2002年のサッカーワールドカップ日韓共同開催のとき、パシフィコ横浜は国際メディア・センターになった。...

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昨日の朝は、

昨日の朝は、目が覚めずタイマーのテレビの音で、やっと目が覚めた。 さすがに、一昨日の土方巽の映画『疱瘡譚』には疲れたのだと思い当たった。 それだけ、緊張して見ていたのだろう。 普段は、緊張しないで見ていると言うことなのだろうか。                     

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トロイ・ドナヒュー

テレビでユーチューブを見ると、トロイ・ドナヒューの『恋愛専科』と「アルディラ」をやっている。 この映画は、高校1年の夏、蒲田国際で見たと思う。 スクーターで、イタリアを旅する彼らの姿は、いいなあと思って、憧れたものだ。 当時、トロイ・ドナヒューは、金髪長身の二枚目で、本当に絵に書いたような美男子だった。 相手のスザンヌ・プレシエットも、実にきれいだった。...

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『ローレル・キャニヨン』

ロスアンゼルスの近郊にローレル・キャニヨンという場所がある。 丘陵地で、細い道路の脇に住居が点在しているところだったようだ。                                             そこに、バーズの連中が来て、住むようになる。...

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『金門島にかける橋』

昔の合作映画には、ろくなものがないが、これもその一つだろう。 1962年、台湾の中央電影との合作作品だが、時代設定は1958年になっている。...

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『外濠殺人事件』

これは、昔から見たいと思っていた作品だった。「映画評論」だと思うが、新人監督特集で「ひどく古い」と書かれていたからだが、本当にひどい作品だった。              タクシー運転手の大木実は、夜中道路に飛び出してきた女・城山順子に遭って、急ブレーキで止まるが、女は足に怪我をする。...

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1968年の映画・2

1968年に私が見た映画について書く。 4月に、新宿松竹で加藤泰と『皆殺しの霊歌』と関川秀雄の『いれずみ無残』を見ている。この2本は、元東映の監督で、松竹としては異質で、当たったようだ。...

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同伴席について

同伴と聞いて、すぐに思い浮かべるのは、同伴喫茶だろう。 そこは、席が二人づつで、背もたれが高く、全部前を向いている。 つまり、男女二人が前を向いて座るようにできていた。 そこで何が行なわれるかは、店は関与しない。 以上は、喫茶店だが、映画館でも、同伴席があった。 これは、元々は、男女別々に席が設けられていたことに起因している。...

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民謡酒場

さんざ批判した映画『外濠殺人事件』だが、一つだけ興味深い、貴重な映像があった。 それは、城山順子が働く場所で、浅草の民謡酒場の「おばこ」である。 その名の通り、酒場の中の舞台で、東北民謡の一座がいて、歌っているのだ。 この時期は、まだ民謡が盛んで、また1960年は、東京オリンピクックの直前で、道路や地下鉄工事で、出稼ぎの人も多かったので、こうした故郷の民謡を聞かせる店があったのだと思う。...

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