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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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私の1968年の映画 1

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ノートで、1968年に私が見た映画を振り返ってみる。

最初は1月12日、五反田大映で、『ゴジラの息子』と『君に幸福を』、もちろん後者の内藤洋子を見に行ったのだ。だが、映画館には20人くらいしか客がいなくて、『ゴジラの息子』の出演者は100倍くらい出ていたなと思う。

次は1月23日、新宿国際で『殺しの烙印』『東京流れ者』『けんかえれじい』の鈴木清順監督の最高時代の3本立て。

新宿国際は良い日活をやっていたが、地下はピンク映画で、こちらの方が長くやっていたが、ビル自体がなくなった。

25日は、蒲田ヒカリ座で『ある殺し屋の鍵』『男なら振り向くな』『駅前探検』の3本立てで、森一生の『ある殺し屋』が最高だった。

               

翌26日にも、有楽シネマで、前作の『ある殺し屋』と勝新の『やくざ坊主』

1月31日は、蒲田松竹で『樹氷のよろめき』(吉田喜重)、『眠れる美女』(吉村公三郎)、そしてピンクの『密通刑罰史』(小森白)で、『樹氷  』では蜷川幸雄が大芝居だった。

2月は、洋画でアラン・レネの『戦争は終わった』を、後楽園シネマと池袋人生座で見ている。

当時は、いろんなところで上映していたのだと思う。この月には、人生座で『水の中のナイフ』と『黒いオルフェ』も見ている。

 


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