午後は、NHK総合で阪神・中日戦を見ていた。私は、解説の伊東勤が好きで、ぜひ矢野の次は、阪神の監督になってもらいたいと思っている。伊東が監督になれば、カイザー田中、野村、矢野に次ぐ4人目の捕手出身の監督になるのだが。
夜は、見るものがないので、『北京の55日』を見る。
1900年の義和団事件を、英米等の連合国側から描いた大作で、中国人の描き方など問題はあるが、当時としては、ましな方だろう。
義和団を、英米の連中は、「ボクサー」と言っている。拳のことなのか。
これは、スペインのマドリッドで撮影された作品である。
この頃、ハリウッドの大作が、イタリアやスペインで作られることがあった。
理由は、二つあり、一つは人権費がやすいことだが、もう一つは、外国為替の問題があった。
当時は、現在のように外国為替は、自由ではなかったので、ハリウッド映画がヒットしても、その利益をアメリカに持ってくることが出来なかった。
そこで、その国の金で合作映画を作って消費したのだ。
日本でも『8月15夜の茶屋』などがあった。
伊丹一三が出ているが、この後、各国は、順次引き上げたが、日本軍のみが中国から撤兵しなかった。
そして、1937年には、日本軍と中国が衝突し、盧溝橋事件となるのだが、それはこの後の話である。
ほとんど誰も知らないだろうが、ひどいことと言わなくてはならないと思う。
義和団事件以後、30年以上もいたのだから、反日運動が起きるのも当然である。