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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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『太陽がいっぱい』から『ダーリング』へ

『パトリシア・ハイスミスに恋して』を見たので、『太陽がいっぱい』を見るが、その延長線上でルネ・クレマンの『危険なめぐり逢い』か『狼は天使の匂い』を見ようと思い探したが、すぐに見つからなかったので、ジョン・シュレシンジャー監督、ジュリー・クリスティ主演の『ダーリング』を見る。...

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海軍善玉説の元は・・・

夕方、明治の山田先生の『軍人としての高松宮』をオンラインで聞くが、いつものことながら非常に面白い。さすが山田朗先生。 終わって質問があり、 「太平洋戦争の主役は、海軍だったのに、陸軍が悪玉にされて、海軍がなぜ善玉とされ、東京裁判でも重罪の者が出なかったのは、なぜか」だった。...

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山下ふ頭の再開発についての私の考え・1

山下ふ頭の再開発について、以下に私の考えを書きます。 その一で、まずは中央部で、ここは横浜市の公共施設を作る。 なんでも良いが、老朽化から移転が決まっている横浜市大病院が最適だと思う。                                    これについては、2年前に中区根岸の旧米軍住宅地区の案が出たが、およそ現実を知らない者の案と言わざるをえない。...

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『交信ヲ傍受セヨ』

1936年2月26日、近代史で唯一のクーデターである2・26事件がおきた。 このとき、27日に昭和天皇の命で戒厳令が敷かれ、すべての電話交信が傍受、盗聴されて、その録音盤をNHKが入手し、再生に成功した。 1979年2月『NHk特集』で放映されたもので、司会は三国一郎。...

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「ナチスに学んだイスラエル」

今、イスラエルが、ガザ(英語ではガザ・ストリップといい狭いことの表現)で行っている惨業は、まさにジェノサイドである。 いくらハマスが、イスラエルに攻撃を加え、人質を取ったといっても(ガザの壁近くでレイブをやっていたイスラエルの若者もどうかしているが)、その10倍以上のガザの人間、子供を殺しているのはジェノサイドいがいのなにものでもない。...

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池田大作の家業は

池田大作氏が亡くなられたそうだ、93歳。                 その家業を大森の「海苔屋」と書いてあった。 間違いではなく、海苔を売っていたかもしれないが、その本業は、海苔ひびの貸付だった。 海苔ひびとは、竹などで作るもので、それを海に刺して、海苔を養殖するもので、今では合成の網になったいるようだ。 そのひびを貸すのが本業で、言わば網元のような存在である。...

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山下ふ頭は、

山下ふ頭は、もともとは安保代替ふ頭とよばれ、1950年代当時、瑞穂ふ頭の全部と新興ふ頭の大部分を米軍に提供されていたので、その代替として、国に要望して建設してもらった外貿ふ頭だった。             だから、山下公園側のふ頭用地は、国有地、ただし管理委託で横浜市が管理運営していた。 その他の民間倉庫会社の倉庫が立っている部分は、国が個々の店社に底地を売ったので、民間企業の土地だった。...

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『人間革命』

池田大作氏が亡くなったので、『人間革命』を見る。                        ただ、この映画の主人公は、池田氏の前の会長の戸田城聖・丹波哲郎で、池田氏は、写真でワンショット出てくるだけだ。 1945年7月、豊多摩刑務所から戸田が釈放されてくる。妻は新珠三千代で、中野の自宅に行くまでに、戸田は、戦時下の惨状を知る。...

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『続・人間革命』

正編が面白あったので、続編も見る。              ただ、ここでも主人公は戸田城聖の丹波哲郎であり、池田大作氏のあおい輝彦は、脇役的存在である。 これで良いのかと思うが、やはり戸田という人は、面白みのある人だったからだろう。 終わりの方で、信用組合の倒産で債権者に告訴されたとき、検察の部長の青木義朗が現れて、...

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『愛するあした』

1969年の日活映画で、製作は芸研プロで、後に日活が、石原プロや今村プロ、小林旭のアローエンタープライズ、武智鉄二の映画など以外で、外部の弱小プロに制作委託、あるいは資金導入をして映画を作った最初の方だと思う。...

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墨田区にもある私設図書館

昨日の夕刊に、京都に私設図書館が「鈍考」があると出ていた。 ここには、なにも書かれていないが、東京墨田区には、渡辺信夫さんがやっている「眺花亭」がある。 墨田区森下で、墨田川に面したマンションにある。                学生時代から、映画、音楽、芸能、都市論等が好きだった渡辺さんが集めてきた本や雑誌を展示しているもの。 コロナ以前は、定期的に映画会も開かれていて、私も行ったものだ。...

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山下ふ頭再開発について・2

皆さんが一番興味があるだろう文化施設について、私の考えを書く。 まず、前提として二つある。 いろいろと問題はあるだろうが、今の横浜で、一般的に文化施設は、かなり整備されてきた。 美術館、コンサート・ホール、博物館等も、みなとみらいや港北ニュータウンですでに整備されている。 残るものと言えば、林前市長の場違いなオペラハウスくらいだ。...

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山下ふ頭再開発・3

山下ふ頭再開発の基部のうち、旧新山下貯木場の新山下側について考える。 ここは、山下公園と反対側で、新山下の中村川河口に面する部分である。 ここは、おおむね低層の長屋風の「町屋地帯」にする。例としては、京都の町屋的なエリアにする。 そこに長屋、路地、広場などを配置し、その家屋の中で、文化、市民活動を行う。 ところどころでは、居住する者もいる、「アーチスト・イン・レジデンス」も展開する。...

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『姿なき拳銃魔』

1962年の日活映画で、神戸が舞台になるアクション映画。神戸の映画と言えば、石原裕次郎の1958年の『赤い波止場』があり、これはほとんど神戸で撮影されている。                  このリメイクの渡哲也の1967年の『紅の流れ星』も傑作だったが、これは神戸港のシーンは、ほとんど横浜で撮られていて、日活も大変だったのだなあと思う。...

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山下ふ頭再開発・4

山下ふ頭再開発について、その先端部分の利用法について、書く。               ここは、非常に議論のあるところだと思うが、一番需要なことは岸壁を使うことだ。 まず、考えられるのは客船だろうが、すでに横浜港には、大さん橋の他、大黒ふ頭と新興のハンマーヘッドにも客船バースができたので、もう客船バースはいらない。 そこで、ここを岸壁使用を前提とした高級な賃貸住宅を作る。...

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『「無頼」より大幹部』

最初から最後まで初めてきちんと見たが、傑作で大いに感動した。                    青春映画であり、青春の哀しみの傑作である。 監督の舛田利雄は、アクション監督と言われるが、実は抒情的であり、また詩的である。 最後、新宿のキャバレーの楽屋で、悪玉の青木義郎を渡哲也が追い詰めて、刺し殺す。 キャバレーの裏口の金網の向こうの、映画館の題名が「汚れてしまった悲しみ」で、中原中也なのだ。...

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嘘だらけ映画『サタデー・フィクション』

久しぶりに嘘だらけ映画を見た。                 『サタデー・フイクション』である。まず、モノクロで手動撮影であることが不愉快である。 全体として、大映の『陸軍中野学校・開戦前夜』の方が百倍上だ。 最後、日本人スパイから聞き出した「ヤマザクラ」がハワイ真珠湾攻撃であることが分かるが、これは現在では完全に否定されている、ルーズベルトは真珠湾攻撃を知っていた説で、まったくの嘘。...

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『リュミエール』

現在の映画の上映方式である、シネマトグラフを作ったフランスのリュミエール兄弟の作品をまとめたもの。                                             これを見ると、19世紀末の欧州の雰囲気がよくわかるが、実にのんびりしていて、第一次世界大戦の前の欧州は、よい時代と社会だったと思える。...

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意外な大男

意外な大男とは、寺山修司である。 1970年代の中ごろの12月のあるとき、私は大学の仲間と劇団を作り、茗荷谷の元倉庫の小劇場で芝居をやった。 初日だったと思うが、劇が始まったころ、一人の大きな男が現れた。 それが寺山修司で、もちろんトレンチコート姿だった。...

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市長決済

横浜市役所に長年いて、市長決済の文書を担当したのは、2回だけだと思う。 一つは、新杉田で、西武鉄道が持っていた用地を、357号線等の用地とするために約60憶円で買収した時だった。これは、横浜市がもともと持っていた埋立権を200万円で、桑島建設の関連団体に売ったものを取り戻したという、バカバカしい事案だった。...

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