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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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伊藤君を思う 横浜駅プラットフォーム

みなとみらい新興地区に、横浜港駅プラットフォームがある。                    ここは、その名の通り、横浜港駅があったところで、戦前、大さん橋ができるまでは、ここから客船に乗り換えて海外に行き、外国から来た人も、ここから列車に乗って各地に行ったのだ。 もちろん、戦後はほとんど使われなくなっていて、廃物化していた。 だが、ここでイベントをやろうとした男がいた。 伊藤孝君である。...

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横浜港駅プラットホームが出てくる傑作『紅の流れ星』

横浜港駅ポラットホームが出てくる傑作映画がある。 それは、舛田利雄監督の1967年の『紅の流れ星』である。 これは東京で、ある組のボスを殺した五郎の渡哲也が、神戸に逃げてくる話だが、そのほとんどが横浜で撮影されている作品である。 この頃、もう日活は、脇役に神戸まで行く金が出せなかったのだろうとわかる。...

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「サイズについて」

今日の朝日新聞の夕刊に、「男性性器のサイズ」についての悩みが出ていた。 少年のみならず、青年たちも「13センチ以下云々」で悩んでいるのだそうだ。                       思い出すのは、大島渚が、1976年に本番映画『愛のコリーダ』を準備していたときの話だ。...

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義兄の告別式で

一昨日は、三番めの姉の夫、つまり義兄が73歳で、脳腫瘍で亡くなったので、海老名での告別式に行った。三番目の姉も、私より5歳上の1941年生まれで、わが家で1948年生まれの私だけが戦後生まれなのだ。私は、早生まれ、姉は遅生まれだったので、学年としては5歳差であり、私が小学校1年で入学したとき、姉は6年生だった。...

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「山下ふ頭全盛時代 『無頼非情』」

冒頭10分くらいは見損なうが、19868年山下ふ頭全盛時代の映像である。               1967年の傑作『拳銃は俺のパスポート』の最後の宍戸錠と若親分杉良太郎との対決のシーンが、本牧のDふ頭なのだから、この時期、すでにコンテナーふ頭への転換は進行していた。だが、岸壁では人力とフォークリフト等による沿岸荷役が行われていたのだ。...

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『逃げろ!芥川』

久しぶりに非常に面白い劇に出会った。                   逃げろ、と言われているのは文豪芥川龍之介であり、対するには菊池寛である。 意外なことに、芥川の作品は、劇化、映画化されたことが非常に少ない。 映画『羅生門』の脚本で有名な橋本忍も、『藪の中』を脚本化したのは、「芥川の作品が映画化されていないからだ」と書いている。...

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『東京の人』

2007年に『東京の人』を阿佐ヶ谷ラピュタで見た時のコメントを再録します。...

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38年前との比較 1985年の日本シリーズ

日本シリーズ第7戦は、7対1で、阪神が勝ち、1985年以来の38年ぶりの優勝、日本一になった。 昨日は、非常に良い試合だったが、38年前は、どうだったのだろうか。 良く憶えているのは、2対2の5戦目、西武が、先発に小野という、変な投手を出したことだ。 「広岡は、やる気があるの」と思った。 シーズン3勝の投手を出して、「阪神をなめているのか」...

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『妖婆』

芥川龍之介原作の変な映画について採録する。                    2012年08月05日 | 映画...

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「世界最初の民間人爆撃は・・・」

イスラエルのガザ地区攻撃は、異常で、日本でも批判が強まっているようだ。 だが、近代史で、民間人を空襲等で攻撃したのは、日本とドイツなのである。 ドイツのスペイン市民戦争のときのゲルニカ爆撃、そして日本の日中戦争中の重慶爆撃なのである。 どちらにも、爆撃された者への蔑視、差別意識があった。...

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売春婦の目で『レイテ戦記』を作る

録画しておいたのを見る。              『にっぽん戦後史・マダムおんぼろの生活』2005年09月24日 |...

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国立劇場は、建て替える必要があるか

国立劇場の建て替えが、応札者がいなくて、宙に浮いているとのことだ。 だが、よく考えてほしいのは、本当に建て替える必要があるか、だ。 国立劇場建設の趣旨は、古典芸能、歌舞伎の保存等で、そこには古い演目の復活上演、通し狂言上演があったが、これは上演したが不評続きで、今では「通し狂言」上演はほとんど行われていない。 この通し狂言上演には、最初から批判があり、武智鉄二が、大反対だった。...

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2本の『北海道』

2本の北海道とは、岩波映画が作った2本の北海道電力発注のPR映画で、1955年の『北海道』と1962年の『わが愛、北海道』である。 黒木和雄監督の『わが愛、北海道』を見るのは、たぶん3回目で、清水邦夫の脚本のナレーションのテンションの高さがすごい。...

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『三太頑張れ!』

月丘夢路・井上梅次100年祭で、『三太頑張れ!』を見に行く。                これは、NHKラジオのヒット劇『三太物語』の映画化で、実はこれが4本目で、前作は歌手雪村いずみの母親が作ったが不振で負債が残ったので、その解消のために長女の雪村いずみが歌手としてデビューしたのだそうだ。...

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『ダイヤモンド・サッカー』は・・・

昨日の朝日新聞の惜別に、金子勝彦アナウンサーが出ていた。                その『ダイヤモンド・サッカー』が、前半・後半を2週で放送したとなっていた。 だが、私が、得点入れのアルバイトで、12チャンネルに行っていた1967年頃は、違う。 1時間番組であり、1時間半のゲームを編集して、1時間のフィルムにしていたが、その切れるところがほとんど見分けがつかなかった。...

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『クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル』

見て最初に思ったのは、「単純娯楽」で、アメリカの加山雄三といったところだろう。                 「単純娯楽」というと、バカにされることがあるが、あまり意味をつけずに娯楽に徹することができるというのは実は、大したことだと思う。 昔、井上梅次が、ある会社で、助監督だった者から聞かれた。...

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1か月ずれていると思う

昨日から急に寒くなり、ようやく秋から冬になったが、昔からみれば1カ月くらいずれて来ていると思う。 私は、大田区池上の生まれ、育ちで、ここは日蓮上人の寂滅の地で、その日10月2日は、お会式が行われる日だった。 そして、記憶では、この日ごろには、大体セーターを着ていたものだった。 今日は11月13日なので、約1か月くらい遅れていることになる。...

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『パトリシア・ハイスミスに恋して』

パトリシア・ハイスミスと言えば、映画『太陽がいっぱい』の原作者だが、それ以前に「交換殺人」の『見知らぬ乗客』のアイディアだけでもすごい。 彼女が、実はレスビアンであり、米国を離れて欧州に住んでいることは、昔小林信彦の本で知っていた。 たしかに、映画『太陽がいっぱい』のアラン・ドロンのモーリス・ロネへの嫉妬と羨望には、ホモセクシュアル的な匂いがしたものだ。...

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痴漢の巣

『太陽がいっぱい』で思い出したが、1960年代に東京の痴漢の巣と言われたのは、渋谷の東京文化会館の5階にあった東急名画座と新宿の、これも5階か4階にあった新宿日活国際名画だった。 新宿は、その昔は、帝都座といい、戦後日本で最初のストリップショーが行われたところでもあった。 額縁ショーといい、西洋の名画のように、額縁に裸の女性が立っているというものだった。...

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港湾局での最後の仕事 

1987年春、横浜市港湾局港営課管財第一係長としての最後の仕事は、公共臨港線を廃止する申請を運輸省にすることだった。 公共臨港線とは、1964年に、新興ふ頭まで来ていた国鉄の線路を伸ばして、山下ふ頭への貨物専用線を建設したもので、当時経済成長で賑わっていた山下ふ頭の大量の貨物を鉄道でさばくものだった。...

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