夕方、明治の山田先生の『軍人としての高松宮』をオンラインで聞くが、いつものことながら非常に面白い。さすが山田朗先生。
終わって質問があり、
「太平洋戦争の主役は、海軍だったのに、陸軍が悪玉にされて、海軍がなぜ善玉とされ、東京裁判でも重罪の者が出なかったのは、なぜか」だった。
先生によれば、戦後すぐの米英にとって最大の敵は、ナチスドイツだったので、それに近づいて戦争に至った陸軍を罰した。だが。これで海軍と天皇側近、内務省等は免責されたので、日本国にとっても良いことだった」
とのお答えだった。
まさにその通りで、戦後の改革で唯一手がつかなかったのが、内務省等の旧国家と官僚の罪で、これは今につながる「官尊民卑」の元になっていると思う。
日本維新の会程度では、とうてい改革は無理だと思う。
小沢一郎くらいの剛腕がなければ、絶対に無理だと私は思うのだ。