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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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「22年前の9月に起きた三つの事件」

22年前の9月といえば、9・11だが、このとき私は脳梗塞で病院に入院して2か月だった。 病院の時間になれていて9時過ぎには寝ていたので、事件はまったく知らず、翌朝起きると大騒ぎになっていた。 「ほんとうに映画みたいだ」と思い、また1983年にあのビルの20階で、ランチをしたことも思いだした。 大変に脆弱な構造のビルで、レストランまで地下の地下鉄の振動が伝わってくるのだ。...

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『遊撃・中島貞夫』

東映の監督だった中島貞夫が、時代劇再興(彼はチャンバラと言っているが)を目指して若手俳優を使って作った『多十郎殉愛記』を作るメイキングである。                                 「時代劇再興」は、ヤクザ映画に移行して以来何度も言われてきたことだが、一つも成功したことがない。まあ、中村錦之助の『祇園祭』くらいだろうか、一応の成功と言えるのは。...

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中島貞夫監督

東映の監督中島貞夫に最初に注目したのは、たぶん早稲田大学映画研究会4年だった梶間俊一さんだと思う。 1966年、私が大学に合格し、憧れの早稲田の映研に入ったとき、最高のイデオローグで、事実、この年の11月には、「戦後映画の再検討」というようなタイトルの映画会を大隈講堂でやった。...

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中島貞夫でもう一つ面白かった作品

中島貞夫で、もう1本非常に面白かったものを上げる。以前、池袋の新文芸坐で見た時のものだ。   『セックスドキュメント・性倒錯の世界』『エロスの女王』2014年11月16日 | 映画...

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関東大震災のもたらしたもの

MHKの『関東大震災』を見る。 『キャメラを持った男たち』でも試みられた映像からの現場の再現が行われ、大変に興味深い都市・東京の姿が浮かびあがる。 それは、当時の東京は、当然にも江戸の延長線上だったことである。 明治維新からまだ、60年も経っていなかったのだ、文明開化が押し広げられても、そこはほとんど文明開化、つまり西洋化以前の江戸が色濃く残っていたのだ。...

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蚊に食われる

昨日の夕方、バス停に立っていると、腕を蚊に食われた。 蚊は、28度くらいが活動域だそうで、少し寒くなったので、活発になったのだ。 吉野町は、蒔田公園も近く、道路に植栽もあるので、蚊の住処になっているのだろう。 蚊は、100メーターくらい飛ぶことができ、上空へも4階分くらいは飛べるそうだ。...

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杭州への道

たぶん、1991年の秋のことだと思うが、私は横浜市国際室にいて、中国上海市との翌年の交流事業の概要を協議するために、係長の茂木三四郎さんなどの、上海に行っていた。 この年は、私が国際室の課長としての最後の年になるのだが、これは事前協議で、3か月後の本格協議では、助役の馬場貞夫さんを代表とする協議団でも中国に行ったので、合計2回行ったのだが、これが私の中国行きの最後になっている。...

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大したことなし

昨日は、「1980年代テレビメモリーズ」を情報文化センターの放送ライブラリーに見に行く。 藤井青銅、内村宏幸、さらだたまこの3人の放送作家の話だが、結論から言えば、大したことなかった。 独自性はゼロ、ただの昔ばなしだった。   中で気になったのは、正月の箱根駅伝のテレビ中継のこと。...

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セミナーは大したことなかったが

昨日、情報文化センターで行われたセミナー『テレビで見る80年代』は大したことなかったが、ここは結構いろんなセミナーをやっているので驚く。                     というのは、ここには新聞博物館も入っていて、さまざまな活動が期待されていたのだが、私の知る限り活発な活動は行われていないように思う。...

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「横浜らしさ」は、昭和初期の横浜である

私が横浜市役所にいるときから、いろんな企画の会議に出て、多く議論の対象になるのが、この「横浜らしさ」なるくだらないものだった。 昨日、情報文化センターでのセミナーに出て、久しぶりに日本大通りに行った。                                     そこの旧商工奨励館は、戦前に横浜商工会議所のビルとして作られたものだった。...

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Mさんも、リニア新幹線には反対

一昨日は、市役所の先輩のMさんも来てくれたので、セミナーの後、野毛で飲む。 前は、通町にあった「あんから」のオーナーが野毛に「ガーリック・パワー」を8月末に出したのだ。 場所がなかなか分からなかったが、意外にも桜木町に近い2階のお店だった。 オーナーは、生まれは岡崎市だが、横浜国大教育学部に入学し、中退後、関内の様々な店を経験した方で、料理の腕はすごいのある。...

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「一言で言え」

松竹映画の指導者だった城戸四郎は、映画のシナリオが大好きで、自分でも書いた他、他人が書いたものを読むのも好きだった。                だから、松竹で作られる映画のシナリオは、必ず彼が読んだ。 その時、ライターに言う言葉が、 「このシナリオはなんだ、一言で言え」だった。 「一言で言えない話など、大したことない、メロドラマか、アクションか、復讐劇か、時代劇か」等一言で言え、なのだそうだ。...

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『人生劇場・飛車角』

1962年、東映東京の作品で、これが後に「やくざ映画」の始まりとなる。                だが、東映京都撮影所の「ヤクザ映画」とかなり感じは違う。東京撮影所のリアリズムになっているのだ。 監督は、東映京都の沢島忠で、いろいろと上手くいかないことがあり、東京に呼ばれてこの作品を撮ることになったのだそうだ。...

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『無頼・殺せ』

1969年3月の日活作品、「無頼シリーズ」の最終作とのこと。 朝、早く目が覚めたので、CSをつけると「無頼」をやっているので、見る。                  最後の40分くらいを見たが、舞台は川崎市で、例によってヤクザが対立していて、裏切りに次ぐ裏切りのようだ。 最悪の親分は、須賀不二夫であり、これが良いが、次が睦五郎で、これも悪役顔が良い。...

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『ローズのジレンマ』

大学の劇団の4年上の方にSさんと言う人がいる。 この方は、早稲田学院高校でも演劇部だったそうで、ある日クラブの部長のKさんという方が稽古を見に来られるというので、大騒ぎになったそうだ。 部長の先生が、クラブの稽古を見るに来ることなんてなかったからだ。 そして、終わった後、K先生はこう言われたそうだ。 「君たち、プロの役者に芝居を見てもらった方がいいなあ、例えば民芸のような・・・」...

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『ローズのジレンマ』で思ったこと

先日見た『ローズのジレンマ』では、主人公のローズ(樫山文枝)に5年間に亡くなった夫のウォルシュ(篠田三郎)が出てくる。 私のことで恐縮だが、母親は、ある日突然黄疸で目が黄色くなり、子供たちはびっくりして池上に行くと、本当にまっ黄色で、その原因は胆のうがんで、半年で亡くなってしまった。 85歳の高齢で、手術は不可能とのことで、胆のうを管で出すだけで、ベッドに寝ている状態になった。...

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『ブギウギ』と笠置シズ子

今日から、歌手笠置シズ子をモデルにした朝ドラの『ブギウギ』が始まった。 いずれ出てくると思うが、彼女は大阪の松竹楽劇団(OSK)に入る。             このOSKは、今はOSK日本歌劇団となっていて、正統なOSKは、浅草のSKDも含めてなくなり、少女歌劇団で残っているのは宝塚歌劇団のみで、宝塚の「一人勝ち」になっている。 だが、戦中まで、宝塚よりもOSKの方が、評価が高かったのだ。...

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『国葬の日』

昭和以後、一般人で国葬になったのは、1943年の山本五十六と1967年の吉田茂だけで、吉田の時は、私も知っている。ニュースフィルムで見ると、山本の時は、全国民総て悲しむとされていたが、吉田の時はそうでもなかったように記憶しているが、一部のテレビが中継していた。...

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「パチンコ屋も大変らしい」

シネマベティで『国葬の日』を見た後、日ノ出町に行くと、駅前にあったパチンコ屋がなくなっていた。                   前に閉めているときがあったので、どうしたのかと思っていたが、閉店で薬局チェーンに変わっていた。 かつて25兆円産業と言われたパチンコ業界だが、近年は大変のようだ。 パチンコから薬局とは、やはり健康志向なのだろうか。

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映画『愛と死をみつめて』の意義

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