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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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「日本ニュース」で良いこと

「日本ニュース」を見ていて、一つだけ良いと思うことがある。 それは、天皇や皇族が出る前に必ず出される「脱帽」のタイトルである。 近年、日本の映画館、劇場では、上演中にも帽子を脱がない人間がいる。 若者だけではなく、年寄も多いので、呆れる。 帽子は、目上の人や正式な儀式のときには脱ぐのが普通で、礼儀なのである。 上映中の帽子を被っている者は、そうしたことを知らないのだろうか。 いつも不思議に思う。

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満州のペスト

あいかわらずコロナウイルス騒ぎが治まらないが、同じウィルスによる伝染病にペストがある。 私の叔母、父の妹は、戦前、戦中は結婚した相手と共に、満州(中国東北部)にいた。 その方は、警察官だが、赴任した場所が奉天郊外の田舎だったので、同時に保健の仕事もやっていたそうだ。 警察も保健も元は、内務省なので、一緒にやることができたのだろうと思う。...

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爆発かと思った・・・

昼前、ぼんやりとテレビを見ていると、窓の外で大きな爆発音がした。 なにか爆発したのかと思うが、つぎつぎとゴロゴロと鳴る。 「ああ、これは雷だ」 結構、つよくまた続いて鳴るので、外に出るスキがなくなり、結局家でテレビを見ることになる。 1948年の大映映画『その夜の冒険』を見る。...

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次は、非国民か

テレビを見ていたら、どこかでパチンコ屋の前でその営業を批難している男の姿が出ていた。 私は、パチンコはやらないし、好きにもなれない。 ただ、パチンコをやらないと夜も日もあけないという人もいるに違いない。 人の好き嫌いは、それぞれであり、法に違反しない限り、それを止めろと言う権利は誰にもない。 この次は、「非国民」と叫ぶのだろうか。 思えば、日本は為政者にとって非常に統治しやすい国である。...

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『天の夕顔』

1948年の新東宝製作、東宝配給の作品。 中河与一の原作は大変に有名で、私も高校時代に読んだが、あまり感心しなかった。 大学時代に付き合っていた女性に聞くと、 「こんなことは信じられない」と言い、女性は現実的だなと思ったものだ。 話は、大学生時代に、美しい女性を見染めた主人公が、ずっとその女性を思うと言う、プラトニック・ラブの典型である。...

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『佳人』

                 昭和18年、故郷で出征するために、大学生のしげる・葉山良二が豊岡に向かう車中で、彼は幼馴染のつぶら・芦川いづみを思いだしている。 町の元は藩の御殿医の家系の娘の芦川は、小児まひで、つねに椅子に座って外を窓から見ている。 葉山は、芦川の唯一の友達で、一緒に遊んでいる。...

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『千姫』

1954年の大映映画、監督は木村恵吾。主人公の千姫は京マチ子である。                            大阪夏の陣、豊臣方の敗北は決まっていて、徳川方の本陣では、最後の評定が行われ、秀忠(伊志井寛)は、すぐにも最後の総攻撃を主張する。 だが、大河内伝次郎の家康は止める。孫の千姫が心配なのだ。千姫の夫の秀頼は市川雷蔵で、母の淀君は東山千枝子。...

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『思い出のかたすみに』

                      2年前に亡くなられた宮崎晃は、脚本家としては多数のすぐれた作品を残されたが、正直に言って監督としては、やや不満が残る。 ここでも、最後の福岡の病院で、交通事故で入院している北村和夫、その妻浅丘るり子、さらに北村の母の荒木道子らの場面、また話の始まりの中村雅俊の姉吉野妙子と大出俊夫妻等の場面は良いからだ。...

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『夜明けの国』

1966年に製作された岩波映画の記録映画、監督は時枝俊江である。 作品の一部に、毛沢東と紅衛兵による「文化大革命」の模様が出てきて、私も長い間、文革の宣伝映画のように思っていたが、それは間違いである。 製作の企画が始まったのは、ずっと以前で、スタッフが付いた1966年夏に文革は開始されたのだから。 撮影は、主に中国東北部・満州で行われ、吉林省の瀋陽や長春郊外の村々が撮影されている。...

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『天下の大泥棒・白波五人男』

1960年、東宝の正月映画、監督は佐伯幸三、脚本は八住利雄である。森繁久彌、加東大介、有島一郎、花菱アチャコ、フランキー堺。 これが面白いのは、宝塚映画であることで、普通宝塚映画というと、歌劇団の女優を使った現代劇だと思うだろうが、これは一応時代劇である。 だが、宝塚映画は、宝塚の女優を使った音楽劇のような物の他、関西の大映や松竹のスタッフを使った時代劇も多数作っている。...

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『楊貴妃』

ユーチューブを探していたら、溝口健二監督の『楊貴妃』があったので、見る。 映像はよくないが、最後まで見てしまう。 溝口の晩年の作品で、評価は低いが、中盤で、后となった楊貴妃が、玄宗皇帝と祭りに出て楽しむシーンは面白い。 同じ溝口の『新・平家物語』の祇園祭のシーンに比べれば落ちるが、やはりすごい。 大群衆のシーンは、この頃の日本映画の独壇場だと思う。...

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『大空のサムライ』

                海軍の撃墜王坂井三郎を描く作品。 坂井は、藤岡弘で、少しかっこよすぎる。冒頭で本人も出てくるが、脚本の須崎勝弥によれば、坂井は非常に粘着質の粘り強い人間で、そうでなければ最後まで生き残れなかったとのことだ。 坂井がラバウルに来るところから始まるが、戦局は次第に悪くなる。...

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石黒達也だった 『新、平家物語』

一般の評価の低い『新、平家物語』だが、私は好きで、たまに見る。 冒頭に、時代背景を説明したナレーションがあるが、これは石黒達也であることを確認した。 石黒は、元は新劇だが、戦時中から多数の映画に出ている。ただ、悪役がほとんどで、非常に憎々しい役が多い。 だが、ここでは雷蔵の清盛が結婚する久我美子の父親で、藤原氏ではあるが、出世欲がなく、閑職の書寮にやられるが、...

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日本ニュース177号

日本ニューㇲは、社団法人日本映画社が製作し上映したニュース映画で、中でも177号は、いちばん有名で、テレビ等でも使われることが多い作品だろう。 かの「学徒出陣」の雨の神宮外苑競技場である。昭和18年10月21日に行われた。 高校の時の倫理社会の教師Sが、教育大生で、これに出たと言っていた。 彼の言葉では、「スタンドに女子大生がいて感激したよ」とのことだった。...

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『座頭市』で言えば、誰の役どころだろうか

類は友を呼ぶ、とはこのことだ‼️ あるいは、身内に甘く、外にはきびしく、 これぞ権力の遣口、まるで『座頭市』を見ているようだ。 この黒川検事の役は、誰がふさわしいだろうか。 三島雅夫は、本当は悪い岡っ引きなので、安倍徹あたりだろうか。 黒川弘務検事長が辞意 5/21(木) 6:12 朝日新聞デジタル 黒川検事長が辞意 賭けマージャン、法務省調査に認める 朝日新聞デジタル7320...

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『暗黒街の美女』

1958年の鈴木清順監督作品、脚本は佐治乾で、音楽は山本直純。 舞台は、横浜で、当時の実景が出てくる。夜の街路のマンホールの蓋を開ける男がいて、水島道太郎。 下りると地下の下水道で、レンガの壁の一つを外すとダイヤと拳銃がある。 それを持って大きなキャバレーに行き、そこの店の社長の居場所を聞くと、トルコ風呂にいるという。...

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『吸血鬼ゴケミドロ』

1966年に作られた松竹作品。監督は、東映で怪奇ものを撮っていた佐藤肇。 羽田から伊丹空港に行く日本航空機、機長は吉田輝男、客室乗務員は佐藤友美。 乗客は、大物政治家の北村英三、商社社長の金子信夫と妻の楠郁子、学者の高橋昌也と加藤和夫、さらに得体のしれない山本紀彦と高英男、さらに夫がベトナムで戦死したキャシー・ホーラン。 水平飛行に入ると、いきなり赤い雲に遭遇し、鳥が機体にぶっかって来て死ぬ。...

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『若い人たち』

1954年の新東宝配給作品、脚本は新藤兼人、監督は吉村公三郎、銀行の店の実態を描くもので、銀行の組合の金でできた作品。 実話からとられていると思われるので、意外にも面白い。 吉村と新藤は、誇張が強く、こんなことがあるかと思われることもあるが、ここでは比較的淡々と進行する。...

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『予期せぬ出来事』

ロンドンの空港を舞台としたスターが出てくる1963年の娯楽映画。 いわゆるグランドホテル形式で、ほとんど演劇で、脚本は劇作家でもあったテレンス・ラディガンで、台詞がよくできている。

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『ドント節・サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ』

1962年の大映映画、これほど羊頭狗肉の作品もないと思う。 クレイジーキャッツは、冒頭とラスト、その他3シーンしか出てこない。 筋は、三日月商事と言う会社の「しなの支社」のいい加減な社内を描く喜劇の脚本があり、そこに急遽クレイジーを入れたものなのだと思う。 なにしろ、主人公川崎敬三の父親の見明凡太郎は、小遣い(警備員か)で、川崎も中卒で見習社員と言うのだから、昭和初期のことかと思ってしまう。...

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