一般の評価の低い『新、平家物語』だが、私は好きで、たまに見る。
冒頭に、時代背景を説明したナレーションがあるが、これは石黒達也であることを確認した。
石黒は、元は新劇だが、戦時中から多数の映画に出ている。ただ、悪役がほとんどで、非常に憎々しい役が多い。
だが、ここでは雷蔵の清盛が結婚する久我美子の父親で、藤原氏ではあるが、出世欲がなく、閑職の書寮にやられるが、
「自分はこれだ好きだ」という善玉を演じている。
そして、その冒頭のナレーションも石黒なのだ。
これでは、祇園祭の祭礼のところが凄いといわれているが、撮影の宮川一夫は、クレーン車を乗り継いだそうだ。
フランスで上映された時、ゴダールは「こんなシーンはあり得ない・・・」とフィルムを点検したというので有名である。
ただ、現在のフィルムでは、カットでつながれているようだが。
また、最後、比叡山の僧兵たちが、清盛勢対決するために山を下りてくるシーンもすごい。
人また人で、僧兵の列が続いてくる。
言うまでもなく、学生アルバイトらだと思うが、当時の大映の力を認識させられる。
冒頭に、時代背景を説明したナレーションがあるが、これは石黒達也であることを確認した。
石黒は、元は新劇だが、戦時中から多数の映画に出ている。ただ、悪役がほとんどで、非常に憎々しい役が多い。
だが、ここでは雷蔵の清盛が結婚する久我美子の父親で、藤原氏ではあるが、出世欲がなく、閑職の書寮にやられるが、
「自分はこれだ好きだ」という善玉を演じている。
そして、その冒頭のナレーションも石黒なのだ。
これでは、祇園祭の祭礼のところが凄いといわれているが、撮影の宮川一夫は、クレーン車を乗り継いだそうだ。
フランスで上映された時、ゴダールは「こんなシーンはあり得ない・・・」とフィルムを点検したというので有名である。
ただ、現在のフィルムでは、カットでつながれているようだが。
また、最後、比叡山の僧兵たちが、清盛勢対決するために山を下りてくるシーンもすごい。
人また人で、僧兵の列が続いてくる。
言うまでもなく、学生アルバイトらだと思うが、当時の大映の力を認識させられる。