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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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吉田日出子について

吉田日出子について、以前書いたので、以下に再録します。   新聞に週刊誌の広告で「吉田日出子が病気」と出ていたので、夕方に隣のコンビニで週刊現代を買う。外傷から来た脳の高次機能障害だと言う。以前見た寺山修司原作の『上海異人娼館』について、私は次のように書いた。体が非常に良くないのではと思ったが、やはりそうだった。 『上海異人娼館 チャイナ・ドール』2012年11月08日 |...

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『ロマンスシート・青草に座す』

1954年に、野村芳太郎が監督した美空ひばり映画で、大島渚が最初に助監督として付いた映画である。...

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北の富士とお見合いしたひろみさん

今日から大相撲が始まるが、今場所も北の富士の解説はないようで、大変にさびしい。                   さて、その北の富士だが、まだ幕内上位の頃、彼とお見合いをしたことがあるという若い娘に会ったことがある。 私が、まだ故下川博や大高正大らと芝居をやっていた1970年代中頃で、横浜映画放送学院の生徒の一人だった。...

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『野良犬』森崎東版

1973年に松竹で、黒澤明版の『野良犬』をリメイクしたこの作品は、あまりできは良くなかった。 この映画の題名だが、長嶋茂雄が学生時代に後輩に向かって、 「黒澤明の「のよしけん」はいい映画だから見に行け」と言ったという都市伝説があったが、久保田次郎の本に本当に書いてあることだ。 久保田は、かなり虚言壁のある人だったようだが、これは本当らしい気もする。...

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『時よ止まれ。君は美しい』

1972年のミユンヘン・オリンピックの記録映画で、8人の監督が作っている。 市川崑、クロード・ルルーシュ、アーサー・ペン、ミロシュ・ホアマン、ジョン・シュレジンジャーなどで、それぞれが、男子100メートル決勝、レスリング、棒髙とび、十種競技、マラソンを担当しているが、 マラソンだけは、イギリスの選手ロン・ヒルを追っているのは、監督がイギリス人だったからだろう。...

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「無力の王・笠智衆」

一昨日、松竹の1961年の『花扉』を見ていて、主人公の四一財閥の娘初名美香の父親は、四一財閥の当主で、 なにもしていないのは笠智衆で、「自分でなにもしていない」と言っている。                それは、小津安二郎の遺作の『秋刀魚の味』でも同じで、川崎の石油会社の監査役の笠智衆は、女性秘書らからは、「だれも見ないのに、きちんと見ている」とうわさされているほど無意味な存在である。...

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西河克己説の正しさを再確認

元日活の監督の西河克己は、「メロドラマは、『君の名は』や『風と共に去りぬ』などのように、戦争や革命などの大事件がないと成立しない」と言っている。 先日見た映画『花扉』は、1961年で、戦争も革命もない時代であり、佐々木功と初名美香のメロドラマは、どこか時代遅れにみえた。...

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『ラッキー百万円娘』

1958年に新東宝から公開された映画だが、元は1949年6月に東宝から公開された『びっくり5人男』を美空ひばりの主演作のように見せて再編集して公開された問題作。 新東宝は、この手の改作が得意で、およそ著作権法無視だが、溝口健二の名作『西鶴一代女』も改作されて再公開されていて、このときは監督協会が新東宝に抗議したそうだ。 だが、新東宝にみならず、大松竹や大東宝も、改作・再編集は多くやっているのだ。...

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東神奈川時代の市庁舎

1972年に、横浜市役所に私が入ったとき、まだ東神奈川の庁舎にいたという人が多くいた。 「夏になると暑いので、守屋のおっさんが市場から氷を買ってきて、議場に立てたんだよ」 と次長の有坂さんが言っていた。 守屋のおっさんとは、守衛さんの親分で、この守衛さんにはいろいろな人がいた。 あるとき、私が市会事務局の旅行会の幹事になり、どこかに行った。...

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初めて東大以外が、代表に

日本共産党の代表が田村智子さんになり、共産党で初めての女性代表と報道されている。 だが、もう一つの初めてがあり、それは初めての東大卒以外の代表なのだ。 かつて野坂参三は、慶応大卒だったが、スパイ容疑で除名されているので、正式な代表は全員東大卒だったことになる。 大日本帝国の天皇の官吏を養成するべき東京大学の卒業生が、歴代の日本共産党の代表だったのだ。...

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歌会始と女王蜂

先週、テレビを見ていたら、「歌会始」を中継していたが、これこそ日本の天皇制だと思った。 言ってみれば、紅白歌合戦とレコード大賞を昔から主催していたのが天皇で、実に素晴らしいことだ。 天皇制は、実に文化的な存在であり、政治に無関係だったからこそ、古代から続いてきたのだ。 このことを見抜いていたアメリカ人がいる。 戦前に大使として長く日本にいたジョゼフ・グルーである。...

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なんでも知っていた昭和天皇

山田朗先生の『昭和天皇と皇弟たち』を聞いていると、非常にいろいろな発見がある。 その第一は、昭和天皇は、日本、世界のすべてを知っていたということだ。 多くの国民は、天皇は君側の奸によって日本国の実情から妨げられていて知らないと思っていたが、まったく逆だった。 この誤解の上でクーデターをやったのが、2・26事件の青年将校らだったわけで、実に悲劇的なことだった。...

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「ヒント」には参る

『光るの君へ』は、脚本が大石静で、なかなか面白いが、昨日は参った。 若い貴族たちが、漢籍の講義を受けていて、質問されると、なんと一人が「ヒントは・・・」と言う。 平安時代に、英単語があったのだろうか。 驚く。                しかし、NHKの大河ドラマで、スタッフ・キャストは、数十人いると思うのに、気づかなかったのだろうか。...

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観客が100分の一だった 『ゴジラの息子』

朝日新聞に前田美波里の回想が載っていて、アメリカのテレビで『ゴジラの息子』を見て、彼女の父親と再会したことが書かれていた。 この『ゴジラの息子』を五反田の映画館で見たが、客は出演者の100分の一の25人くらいしかいなかった。 これでは、元は取れないなあと思い、映画界は大変だなあと思った最初だった。             私は、『ゴジラの息子』ではなく、内藤洋子の『君に幸福を』を見に行ったのだが。

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『仮面の女』

1958年の日活映画で、主演は葉山良二と筑波久子で、この頃の二大スターである。 脚本は松浦健郎で、監督は阿部豊と当時は売れっ子だった連中だが、娯楽映画としては普通の出来である。阿部豊は、戦前は大監督だったらしいが、なにも残っていないので不明。まあ普通の娯楽映画の監督だった割には、名声があったとでも言うべきだろうか。戦時期、戦後の新東宝の作品はろくなものがないが、これはましな方だと思う。...

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ガルベンキアン美術館

世界の石油王に、アルメニア人のガルベンキアンがいた。彼「ミスター5%」と言われ、世界中の原油の利権に関わり、5%づつの利権を確保した。 そして、ポルトガルのリスボンにガルベンキアン美術館を作った。              1990年に、パシフィコ横浜で行われる国連ピースメッセンジャー都市会議への誘致のためにリスボンに行ったとき、そこを見に行った。...

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『愛・旅立ち』

おそらく世界中のアイドル映画の中で、もっとも変わった映画だと思う。             近藤真彦と中森明菜のアイドル映画なのだが、その中身は臨死体験なのだ。 それは、映画製作を任された舛田利雄が、脚本の笠原和夫にいくつかの臨死体験があることから、そこを核にしてドラマを作ったのだ。...

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『横浜市歌』は、曲先行だった

今朝の朝日新聞に、JAXAの配信曲に『横浜市歌』が使われ、市民に親しまれていることが書かれていた。 その理由は、この曲は、曲、つまりメロディー先行でできたからなのだ。               横浜市が、森鴎外に作詞の依頼に行ったとき、彼は言った。 「曲を先に作ってくれ、それに私は合わせて詩を書くから」 南能衛先生が曲を書き、それに森鴎外が詩を付けたので、意外に歌いやすいのである。...

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『風と共に散る』

とても面白い映画だった。1955年、ユニバーサルインターナショナル作品で、監督はドイツ出身のダグラス・サークで、アメリカ社会にかなり批判的。              ニューヨークのロック・ハドソンが秘書を募集するとやってくるのが、ローレン・バコール。 社長のロバート・スタックに合わせると、一目ぼれで求婚してしまう。...

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中森明菜の人気

1990年頃の中森明菜の人気は、本当にすごかった。 1990年頃、中森明菜の人気は、本当にすごかった。               1991年に、私は富士宮市の国際貿易研修センターで、3カ月英語の研修をさせられた。 このとき、台湾から男女の若い研修生が、日本語研修の途中に1週間くらい富士宮の施設に来た。 その中の女性の格好が、皆明菜ルックだった。...

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