今朝の朝日新聞に、JAXAの配信曲に『横浜市歌』が使われ、市民に親しまれていることが書かれていた。
その理由は、この曲は、曲、つまりメロディー先行でできたからなのだ。
横浜市が、森鴎外に作詞の依頼に行ったとき、彼は言った。
「曲を先に作ってくれ、それに私は合わせて詩を書くから」
南能衛先生が曲を書き、それに森鴎外が詩を付けたので、意外に歌いやすいのである。
近年の若者の歌は、おじさんは歌えないとの声があるが、それは、彼らの歌が、曲先行だからなのである。
森鷗外には、いろいろ問題もあるのだが、この曲先行はすごいと思う。