横浜港駅ポラットホームが出てくる傑作映画がある。
それは、舛田利雄監督の1967年の『紅の流れ星』である。
これは東京で、ある組のボスを殺した五郎の渡哲也が、神戸に逃げてくる話だが、そのほとんどが横浜で撮影されている作品である。
この頃、もう日活は、脇役に神戸まで行く金が出せなかったのだろうとわかる。
行ったのが明確に分かるのは、渡哲也、浅丘ルリ子、宍戸錠、藤竜也、山田真二くらいで、その他大勢の杉良太郎らは神戸に行っていないと推測される。
この映画の中では、脚本の池田一郎で、刑事の藤竜也と渡哲也の、粋な台詞のやり取りがあるのだが、それは、新興ふ頭のプラットホームの前なのだ。
(上の写真の左の遠くに見えます)
当時は、ホームとしては使用されていなくて、野積み場の一部で、石材等が積まれていた。
この映画は、日活アクション映画でも、間違いなく大傑作であり、ぜひ見てほしいと思う。