T議員
横浜市会の民社党の議員では、戸塚区のT議員を落としてはならないだろう。 T氏は、大地主ではないが、土地を相続して市会議員に出ようとした。自民党は多数いたので、民社党から出た。 戸塚には、日立や小糸などの工場もあり、労組票もあったのだろう、見事当選された。 だが、市会にはあまり登庁されず、全国を行脚されていたようだ、賭博のためで、競艇のファンだったようだ。...
View Article100歳訪問
今日は敬老の日だが、この日の頃、区では100歳訪問が行われる。 私も磯子区のときに、何軒かを区長に随行して各家庭を訪問した。 すべて女性で、男性もいたのだが、施設に入所されていたので、訪問はしなかった。 行くと、まず総理大臣からの表彰状と礼金の授与、さらに区からの記念品の贈呈となる。 私が訪問した家庭は、すべて女性の家系で三世代同居の木造家屋だった。 そして、娘さんたちが言うことは、...
View Article『ブワナ・トシの歌』
1965年8月に公開された羽仁進監督作品。主演は、渥美清で、一人でタンザニアに行き、研究者用のプレハブ住宅を作る男を演じる。原作はあるが、ほとんどは創作のようだ。 脚本は、清水邦夫で、音楽は武満徹、撮影は金宇滿司で、助手は後に今村昌平作品の撮影を担当する栃沢正夫と岩波映画系の人である。 以下は、上映終了後の高崎俊夫さんのトークから。 これが、フランスで公開されたとき、...
View ArticleO議員親子について
私が市会に入った時、中区の無所属でOと言う議員がいた。 大変に大柄な人で、元は社会党の有力議員で、いずれ副議長くらいになると言われていたようだ。 だが、自身が経営する保育園の会計で不正があるとのことを庁内紙に嗅ぎつけられ、大物のO氏は、 「なんだそんなこと・・・」と撥ね付けた。 ところが次第に暴露されて騒ぎになり、社会党は困って議員団から除名したので、当時は無所属になっていた。...
View Article『深夜特急・アジア編』
澤木耕太郎の著作に最初に注目したのは、雑誌『月刊エコにミスト』に連載されていた「若き実力者たち」だった。そして、1970年代の中頃、実際に彼の姿を見た。...
View Article灰皿事件
これも私が入る前に起きた事件で、1971年秋の市会でのこと。 当時は、議場にはなかったが、委員会室の席には灰皿が置いてあり、議員はタバコを吸っていた。 だから、灰皿とお茶を出すために、常任委員会では、その局の庶務の女性が来て、お茶出しと灰皿の洗浄をやっていた。 その議会では、金沢地先埋立事業の計画と補正予算が提案されていた。...
View Article『山男の歌』
ダークダックスなどが歌った『山男の歌』がヒットしたので作られた映画。松竹にもあり、篠田正浩監督で、もう少し面白い映画だったが、これはばかばかしいでき。監督村山三男。 まず、崖地で登山の訓練が行なわれている。大学の山岳部のようで、藤巻潤や小林勝彦らが部員。 藤巻は、貧乏学生でビアホールでバイトしている。小林の家は、父の見明凡太郎は会社社長で裕福のようだ。...
View Article地域割りか職場割か
「地域割り」か「職場割か」と言うのは、横浜のような地域での選挙の時の方法である。 これは、一つの選挙区で同じ党から複数の候補者が出るときの話であり、、昔の中選挙区時代の衆議院選挙のことでもある。 地域割りというのは、簡単で自民党は大体これだった。...
View Article『由宇子の天秤』
フリーの映像ディレクターの木村由宇子(瀧内公美)は、学校での「イジメで自殺した子の事件」を扱って真実に迫ろうとしている。テレビ局は、真実などどどうでも良く、型どおりの番組ができれば良いと思っているのだが。 彼女は、父(光石研)がやっている塾の講師もやっているが、そこは進学塾というより、落ちこぼれのための塾で、少年少女の居場所化している。...
View Articleおかしな質問
本会議では普通はないが、委員会では変な質問が出ることがある。 中区の横浜シネマリンの近くにかなり大きな駐車場がある。 ここは、昔は映画館で、横浜東亜劇場という映画館で、大蔵系だった。 新東宝の横浜の封切館だったそうで、『明治天皇と日露大戦争』もここで上映されたそうだ。...
View Article菅野は「江川病患者」だ!
今日の巨人・阪神戦を見ていて、巨人の菅野は、江川卓病患者であることを再確認した。 菅野は、江川のようにすごい投手だが、江川のように大したことのない打者には手を抜くクセがあり、つまり江川病患者である。 今日も、最初に糸原にホームランを打たれたのがその良い例で、さらに中野に決定打を打たれたのも、 「こんな弱打者・・・」と中野を見くびっていた性である。...
View Article「日仏」ってなんと読むの?
今は、どうなっているか知らないが、横浜に日仏学院というのがあり、市は補助金を出していた。 これについて、止せば良いのに、公明党の議員が特別委員会で質問した。 そのとき、彼は言った「にちぶつがくいん」と。 すると、回答する田口総務局長は、しつこく「にちふつがくいん」と何度も答えた。 私たちは思った、創価学会では、仏は「ぶつ」としか読まないのか。...
View Article横浜東亜劇場について
横浜オデオン座については、次のように書かれている。 1945年(昭和20年)8月15日の第二次世界大戦の終戦後、同年9月30日に営業を終え、同年10月2日の総司令部設置以降の時期に進駐軍に接収され、「オクタゴンシアター」として運営される。1947年(昭和22年)1月1日、六崎は「横浜オデヲン座」を曙町に新設した[5]。 曙町...
View Article『カウラは忘れない』
1944年8月5日、オーストラリア東部のカウラ捕虜収容所から日本人1000人が集団脱走し、234人が亡くなる事件が起きた。 ステーブ・マックイーンは生き延びるために「大脱走」したが、これは違う。 死ぬために脱走したのだから、今の我々には信じられない話だが、80年前の日本人には正当な選択だったのだ。 この一つだけをとっても、『戦陣訓』を下達した東條英機は、許しがたい。...
View Article『隠し砦の三悪人』
朝、PCで見ると上大岡で『隠し砦の三悪人』をやっているので行く。 私は、これと『酔いどれ天使』、『天国と地獄』の3本が黒澤では好きなのだ。 いずれも、東宝のスタッフ、キャストが総力を上げて作った作品であるところが素晴らしいのだ。 昔、妻と結婚したとき、ちょうど黒澤の『影武者』が公開されていて、銀座に見に行った。 黒澤が初めてだった妻は、「なにこれ?」だった。...
View Article高校時代の読書記録
要があって机の中を整理していたら、高校時代の図書室の貸出記録が出てきた。都立小山台高校の卒業のときにもらったものだ。 1年は、「世界文学全集」を読んでいる。筑摩から出たもので、同時に筑摩から出た「世界ノンフィクション」を借りている。そして、『誤解する権利』を借りている。これは鶴見俊輔の映画評で、非常に面白いものだった。...
View Article10月1日は
今日は、10月1日で、区役所では赤い羽根募金共同募金を始める日である。 今は、どうなっているか知らないが、私が横浜市の区役所にいるときは、区長と区の社会福祉協議会会長が、順に区内の募金者の場所に行き、募金を 「ご苦労さん」と激励をした。...
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