今日は、10月1日で、区役所では赤い羽根募金共同募金を始める日である。
今は、どうなっているか知らないが、私が横浜市の区役所にいるときは、区長と区の社会福祉協議会会長が、順に区内の募金者の場所に行き、募金を
「ご苦労さん」と激励をした。
もちろん、その際に募金箱に入れるので、その硬貨は、あらかじめ用意しておき、募金場所に来ると区長と会長にそっと100円玉を渡して募金してもらうのだ。
詰まらない芝居だが、そうしたことが地域社会では重要なのである。
そして、この赤い羽根募金は、各区から横浜市、さらに県へと合計されるが、その中のかなりの分が最後は地域に還元される仕組みになっている。
だから、その地域、区で言えば地域の社会福祉協議会単位くらいになるが、その地域が募金を多くすれば、そこに多く戻ってくる仕掛けになっている。
まあ、結構上手くできているものだと思う。
そして、「よく日本人は寄付をしない」と言われるが、そんなことはなく、この赤い羽根などを通じて、横浜市でも、1世帯当たり年間1000円くらいは、寄付をしているのである。
ただ、意識していないだけである。