夢を語らせて喜んでいるのは誰だ
昨日の午後は、磯子区中原で行われた「山下ふ頭再開発を考える意見交換会」に行く。 この辺は、昔住んでいたところの近くで、よく散歩していたが、年の性か新杉田駅から遠いのに参る。 この日も、ファシリテーターなる横浜港のことなど、ろくに知らない助言者が司会をする。...
View Article『美と恋の位相』をいただく
一昨日、シアターχで、志賀さんにお会いしたとき、『美と恋の位相・93』をいただいた。 写真が多く、かなり豪華な雑誌で、季刊とのこと。 美術大学の若い女性などに人気で、この号には志賀さんは、3本書かれている。 こういう雑誌もあるのか、と思う。
View Article『明日に向かって撃て』から
先週、BSで『明日に向かって撃て』をやっていたので、久しぶりに見た。 最初に見たのは、1971年7月で、有楽町の有楽シネマで、『俺たちに明日はない』との2本立てだった。 まさにアメリカン・ニューシネマ全盛時代だった。 有楽シネマは、駅近くにあり、邦画と洋画が月替わり等で上映される館だった。...
View Article塩沢化は、成功していたことになる
『ウォーマッド横浜・歴史から消えたビッグ・フェステイバル』を知人等に献本して言われるのは、 「指田さんが、こんなことやっているなんて知らなかったよ」である。 特に上司がそうで、私が役所での仕事の他に、密かに『ミュージック・マガジン』等で原稿を書いていたことは知られていなかったのだ。...
View Article『ワイルド・バンチ』
『明日に向かって撃て』を見たので、『ワイルド・バンチ』も見たくなり、久しぶりに見るが、やはり満足した。この話は、『明日に向かって撃て』の続編的内容で、「壁の穴強盗団」のその後なのである。 1913年の設定となっていて、南テキサスのある町、そこでは禁酒の集会が開かれていて、牧師が酒の害を叫んでいて、婦人会の連中が聞いていて、ついにはパレードに出る。...
View Article『団地親分』
1962年の松竹京都作品、喜劇と名乗っているが、センスが古くて参るが、テンポはあるので、見られる。監督は、市村泰一。関西と東京の喜劇人協会の合同作品となっているが、実際は、関西喜劇人協会会長伴淳三郎のものだろう。...
View Article『座頭市物語』
1962年の『座頭市』シリーズの最初であり、監督は三隅研次である。 1966年に早稲田に入り、映画研究会にも入ったとき、2年上の松本さんや照喜名さんらは、 「座頭市もカラーではなくて、白黒時代が良かったね」と言われていたが、その頃私は、この1作目は見ていなかった。当時、「カツ・ライス」の大映作品は、名画座等で上映されることは少なく、そこでは日活や東映が多く、『座頭市』も1作目はみていなかったのだ。...
View Article大学の入学試験をやっていた
4月に行う予定のイベントのため、パシフィコ横浜に行く。 大きな会議は入っていなかったが、展示ホールで、青山学院大学の入学試験をやっていた。 聞くと、大学の入試は結構あるとのこと。 以前は、入学や卒業式が良く行われていたが、入試までも行われるようになったとのこと。 帰り、周囲を見るが、高層マンションが多く建っているのに驚く。...
View Article貨物線は、主要駅を通過してはいけない
大阪の「ララいずみ」さんのユーチューブによれば、大阪環状線から新大阪に行っている貨物線が、今度は地下で大阪駅にも入るようになると変更されると出ていた。 これは、大阪駅、東京で言えば、新宿駅や横浜駅などは、貨物線があったが、出来る限り迂回していた。 それは、乗降客の多い駅では、貨物は事故がある時は危険だ、として迂回させていたのである。...
View Article『恐るべき16歳・少女妻』 星輝美は、広瀬すずよりも可愛い!
1960年、新東宝映画、監督は渡辺祐介の初作品である。 セーラー服姿の女子高生たちが、校舎からいっせいに町に遊びに出て、喫茶店に入り、二階に上がると、鑓りてのような女がいて、 「いつまでそんな格好しているんだ」と言って着替えさせる。 これは、少女売春をさせるための衣装なのだ。 ボスは、御木本伸介で、いつもパイプでタバコを吸っている。...
View Article『日本沈没』
1973年の東宝作品で、言うまでもなく大ヒットした。 これによって東宝は、1960年代中頃からの混乱を抜け出して、大作路線に転換する。 同時に、スタッフ、キャストの大幅なリストラを実行し、三船敏郎の三船プロなどが、それを受け入れ、本格的にテレビ映画へと移行してゆくことになる。 現在、CS等を見ると、結構充実したテレビ映画があるが、これはそうした映画界のリストラの結果だったともいえるだろう。...
View Article『新平家物語』のなんば
元東宝の監督だった木下亮の「撮影監督の世界」のタイトルに、溝口健二監督の『新平家物語』の、 有名な祇園祭りのシーンが出てくる。 その踊りの連中の振りが、すべて「なんば」なのだ。 なんばとは、日本舞踊等の伝統舞踊の動きで、手と足が、同時に出ることで、日本人の動作の基本なのだ。 明治維新以後、強兵を作るために、行進の動作の手と足が交互に出る動きになったのである。...
View Article新しき村の経験者 小国英雄
今日の朝日新聞には、埼玉県の「新しき村」は、今は3人しかいないと出ていた。 だが、日本映画界の重鎮の一人、小国英雄は、この新しき村にいた方なのである。 もっとも、小国がいた時は、埼玉ではなく、宮崎県にあったようだが。 小国は、脚本家として多くの弟子を持ったはずだが、黒澤明映画にも多大な貢献をしている。...
View Article『日本沈ポコ』
1973年だったと思うが、不連続線という劇団が『日本沈ポコ』という劇を上演したことがある。 横浜市南区南太田の元横浜国立大学の跡地に、テントを張って公演したのだ。 作・演出は、菅孝行。 私が今までに見た劇で、確実にワースト3には入る出来だった。 いろいろあって1時間くらいで終わったが、終わったという気がせず、観客がみな唖然としていると、管が現れて、「終わりです」と言ったのだ。...
View Article『ミッドナイト・エキスプレス』
1967年のこと、トルコに遊びに来たアメリカ人のビリーは、小遣い稼ぎにヘロインを買い、体に身に巻き着けて出国しようとする。空港で、飛行機に乗る寸前に警察に止められる。当時、頻発していたテロ事件と間違えられたのは、不幸というしかない。 大使館の男は、「君たちは、新聞を読まないから知らないだろうが、テロ事件が起きていたんだよ」と言い。...
View Article『大菩薩峠』を読んだ人 林裕通さん
去年、私が出した本『ウォーマッド横浜・歴史から消えたビッグ・フェスティバル』で、早稲田大学の縁が来研究会に入っての一番の事件は、林裕通さんに会ったことだと書いた。 この林さんは、不思議な人で、世界最長の小説『大菩薩峠』を読み通したという人なのだ。...
View Article『ノア美容室』
民藝の公演を新宿のサザンシアターに見に行くが、寒くて参る。 話は、作者のナガイヒデミの故郷の瀬戸内地方の美容院・ノアで起きるドラマで、悪くはないが、なんともぬるい作品だった。 美容師は、昔から女性の仕事としてあったので、劇や映画になっており、渋谷実の映画『もず』でも、主人公の有馬稲子は、地方から出てきて東京で働く美容師だった。...
View Article理・美容について
一昨日に見た「ノア美容室」の、美容と理容だが、これは国家試験資格の合格が必要で、開業には保健所の許可がいる業種なのである。 昔、ある保健所にいたとき、理容室の開業許可に立ち会ったことがある。 結構、さまざまな事項がチェックされるもので、担当者が厳しい人だったので、いろいろ言うと店の者と喧嘩しそうになった。...
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