1973年だったと思うが、不連続線という劇団が『日本沈ポコ』という劇を上演したことがある。
横浜市南区南太田の元横浜国立大学の跡地に、テントを張って公演したのだ。
作・演出は、菅孝行。
私が今までに見た劇で、確実にワースト3には入る出来だった。
いろいろあって1時間くらいで終わったが、終わったという気がせず、観客がみな唖然としていると、管が現れて、「終わりです」と言ったのだ。
そのくらいひどい芝居だったが、女優では、元早稲田小劇場の高橋美智子が出ていたのは、憶えている。
彼女にとっては、忘れてもらいたい実績だろうが。