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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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『吸血髑髏船』

1968年、この頃、日本映画界は、混迷の中にあったが、松竹もその一人で、大変に変な作品を作っていた。 この夏に、『吸血鬼ゴケミドロ』と『黒蜥蜴』を上映したら意外に当たったというので、その続編のような企画としてこれができたとのこと。 脚本は、前作の小林久三と大映系の下飯坂菊馬で、不思議な組合わせだが、前作の東映系の高久進から代わっている。...

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『香川1区』

衆議院香川1区は、高松市と小豆島等を選挙区とする地域で、有権者約30万と結構大きな選挙区である。                    ここは、自民党議員で、菅義偉内閣で、初代デジタル大臣も務めた平井卓也と、大島新監督の前作『なぜ君は総理大臣になれないのか』で描かれた小川淳也の対決区で、小川は1賞5敗である。 平井は、三代目の議員であるほか、地元の四国新聞や放送局を持つ、香川の大物である。...

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最初の国会議員は

北京の冬季五輪が行なわれているが、この中からいずれ国会議員になる者が出るだろうと思う。 日本の国会議員で、スポーツ選手出身は意外に多いが、その最初は誰だろうか。 プロ野球の白木義一郎である。                                       慶応大学からセネタースに入った白木は、かなり良い投手だったそうだ。...

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『転落の詩集』

1950年の大映映画。 こういうのを見ると、いかに日本映画界は、シャレた映画を作れないかがよく分る。ハリウッドなら、かなりましな作品になったと思う。 原作は、石川達三で、戦前のもののようだが、やたらにアプレ・ゲールなどの台詞が出てくる。 京都撮影所なので、場所はどこか不明だが、銀座のような道を三条美紀が貧相な姿で歩いて来て、ビルに入る。...

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『ブラック・エンペラー』

1993年4月、新宿の映画館で柳町光男監督の『愛について、東京』を見たとき、中国人らしい女性がすぐに言った。 「嘘、ばっかり」 そのとき、私もそう思った。 柳町の映画は、この最初の作品以外は見てきたが、いつも感心したことがない。                               このやらせドキュメンタリーも予想どおり、まったく面白くないものである。...

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富士山のお陰

昨日の首都圏の雪は、それほど大雪ではなくて、まあ良かったと思う。 だが、山梨県の富士吉田あたりでは大雪になった。対して、静岡側は、雪はほとんど積もらなかったようだ。 私は、30年前1月から3ヶ月間、富士の宮市、上井手の研修施設で英語の特訓を受けた。                 この3ヶ月間、雪はほとんど降らず、降っても少しで、昼過ぎくらいにパラパラと山を越えてくるだけだった。...

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やはり松竹的 『佃次郎・妻たちの真実』

原宿中央署の警部補佃次郎の事件解決もの。             病院の院長野村信次が死に、青酸入りのブランデーを飲んだことによる殺人であることが分る。 佃次郎の西郷輝彦が、さまざまな容疑者候補から真犯人を割り出す推理が中心。 警視庁から来る刑事課長のベンガルが、いつもあらぬ方向に持っていくが、最後は佃の推理がすべてを解決する。...

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ウクライナが舞台の劇は 『屋根の上のバイオリン弾き』『ひまわり』

今や緊迫の状況のウクライナだが、映画、演劇にはウクライナを舞台にした作品がある。 『屋根の上のバイオリン弾き』と『ひまわり』である。 前者は、映画と言うよりは舞台、、ミュージカルで、私も森繁久弥の主演で見たことがある。 これは、ウクライナの農村に住むユダヤ人一家の話で、平和に暮らしているが、次第にポグロム、ユダヤ人迫害が迫ってきて、ついにはアメリカに移民することになる。...

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もう一つの台湾坊主

1960年3月15日に、私の父は、58歳で、午後に脳梗塞で倒れ、その日の夜に亡くなってしまった。 この時、長女は結婚していて息子もいたが、次女は銀行勤め、長男は大学2年、三女は高校2年生、末っ子の絵私に至っては、小学6年生だった。 ことの突然に、母親は呆然とし、さらに夜になり、お通夜になると父の棺に向かって大声で号泣していた。...

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光塩女子学院の有名人は

昨日の朝日新聞の夕刊に、高円寺についてあり、そこにある学校として光塩女子学院が出ていた。 ここは、カソリック系女学校として歴史のあるところで、作家の有吉佐和子なども出ているそうだ。 さらに、一部では有名なのは、蟻の町のマリアこと、北原玲子だろう。 蟻の町とは、浅草と隅田川の間にあった「部落」で、貧困な町だったが、ここで活動したのが北原玲子で、私も名を知っていた。...

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意外性が多い五輪

北京冬季五輪もいつに終わるが、ここでも意外な結果が出た。 女子のスピードスケートで、高木が金メダルを取り、小平は振るわなかった。 こうした番狂わせは、一発勝負の五輪ではよくあることだ。 1964年の東京五輪のとき、ボクシングではライト級の白鳥金丸が金メダル候補といわれていた。 当時の日本のアマチュアボクシングでは、アウトボクシングが主流だったが、白鳥はハードパンチャーで有名だった。...

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コルチナと言えば・・・

北京冬季五輪も終わり、次はミラノとコルチナ・ダンぺツォのこと。 このコルチナと言えば、猪谷千春が、スキーの回転で銀メダルを取ったところだ。 これがきっかけで、日本にもスキー・ブームが起きて、大人気となる。                                     松竹は、ドイツのトニー・ザイラーを招いて、映画『銀嶺の王者』を鰐淵晴子との共演で作ったくらいだ。...

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浅間山荘事件50年

1972年の連合赤軍の浅間山荘事件から、50年だそうだ。 以前、私は、次のように書いたことがある。永田洋子についてであるが、彼女たちはこの前に逮捕されていた。その原因は、臭いだった。連合赤軍の連中は、都市にいられなくなり山に逃げた。...

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この辺が境目だったんだな 西郷輝彦、死去

西郷輝彦が死んだが、このところ BSで『佃次郎警部補』を見ているので、ああそうかと思う。                                                           彼は、歌手の後、役者として活躍した。...

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ロシア侵攻の責任は

ロシアのウクライナへの侵攻に大きな責任があるのは、日本の安部晋三である。 西側諸国の中で、唯一ロシアに親和的だったのは、安部政権だった。 クリミア侵攻の時の経済制裁についても、制限的だったのは安倍政権だった。 彼らは「ウラジミル、シンゾウ」と呼び合っていたほどだった。 そして、プーチンを長門に呼び、会談をし、「明日にも北方領土が返ってくる」ような幻想を振りまいた。...

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日本も首都を攻めたことがある

ロシアがウクライナを攻めて、明らかに国際法違反であり、侵略である。 プーチンと良好な関係を築いてきた「シンゾウ君」は、どう思っているのだろうか。 大いに責任があると私は思う、プーチン大統領を増長させたのには。                    さて、80年前に日本は、中国で戦争を展開し、1937年12月には、中国の首都南京を占領した。 日本国内では、提灯行列、花電車で大騒ぎした。...

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ロシアは、ヨーロッパなのか

今回のロシアのウクライナ侵略で思ったことは、二つある。                  一つは、当然のことだが、20年も権力者でいれば、権力は腐敗することだ。 もう一つは、この長期政権もそうだが、ロシアはヨーロッパではなく、アジアだと言うことだろう。 マルクスによれば、「共産主義は、進歩した資本主義国で起こるはずで、彼はイギリスだろう」と予言した。...

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ウクライナのスポーツ人と言えば

ロシアの侵略にあっているウクライナだが、意外にも有名スポーツ人を排出している。 1964年の東京オリンピックの時、陸上競技で活躍した、タマラ・プレス、イリナ・プレスのプレス姉妹。 なかには、プレス姉妹ではなく、プレス兄弟だとの説もあったが、非常に強い姉妹だった。 特に、姉のタマラの砲丸投げは、ド迫力だった。...

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動物が苦手だ

別に自慢することではないが、私は動物が苦手だ。ついでに子供の出るのも嫌だ。 かつて森繁久弥は、「子供と動物の出るものには出ない」と決めていて、理由は、 「この二つには絶対に勝てないから」だそうだ。 私も、それに似ていて、動物に思い入れしていることが嫌いだった。...

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『ベルーシ』

『ベルーシ』は、1982年3月にロサンゼルスのホテルで死んでしまったアメリカの俳優、歌手ジョン・ベルーシの伝記映画である。 内容のほとんどは、彼の妻、ジュディスによって語られる。 二人は、イリノイ州のある町の高校で知合って結ばれる。 ベルーシの父は、アルメニア人移民で、町でレストランをやっていたとのこと。そう豊かな家ではない。 そんなことは、初めて知った。...

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