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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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瑞穂ふ頭、ノースドックをどうするか

瑞穂ふ頭、ノースドックの米軍施設の機能が恒久化しているのが問題との議論がある。 私は、これに組みしない。 ここはほとんどが国有地であり、もともと国の埋立事業だったので、日本国がどう使うかは、国の意思だ。 だから、これを「横浜市に返還せよ」と言っても無理だろう。 しかも、コンテナ化が進んだ今日、ここの港湾としての使用は価値がないと思う。...

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『帰郷』

1950年の松竹映画、監督は大庭秀雄で、主演は佐分利信、木暮美千代、そして津島恵子である。 原作は、大佛次郎で、外国にいて行方不明となっていた父親の佐分利が、戦後の日本で娘の津島恵子と再会する話であり、当時戦争で行方知らずになった家族が沢山いたことを反映した物語だといえる。 かなり長い間、NHKでは『訪ね人の時間』という「・・・という人を知りませんか」と放送していたものだ。...

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山田太一、死去

シナリオライターの山田太一が亡くなられた。言うまでもなく、松竹大船の助監督だったが、やめて主にテレビで脚本を書いていたが、劇でも良いものが沢山あった。以下は、私が見たものの1本である。                『日本の面影』2006年05月10日 |...

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『白い暴動』

1982年1月の、クラッシュの東京公演は、非常に感動的で、今も開幕のとき、『荒野の用心棒』のテーマが流れて来た時の場内の大歓声を憶えている。今はなき、新宿の東京厚生年金会館ホールである。                    この年は、イギリス、アメリカのバンドが多数来て、ザ・プリテンダーズやトーキング・ヘッヅなどがあった。...

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山田太一がついた「海女映画」

山田太一が亡くなられて、訃報に木下恵介に師事したと書かれていて、それは嘘ではないが、中にはかなり「変な作品」もあったようだ。 それは、泉京子さんを主人公とする『禁断の砂』シリーズで、山田は、篠田昌浩らと共に、水中撮影班の助監督として、伊勢志摩の海に潜り、海女の股座目掛ける撮影に従事していた。                 どのような映画かと言えば、次のとおりである。...

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「俺は、戦後ずっとこれをやっているんだ!」

前に書いた国有転貸については、少しだけ苦い思い出がある。 それは、港営課に来て1年後の春、課長に言われて、新興ふ頭等の家賃、つまり転貸料を値上げしようと各社に通告した。 金額は大したものではなかったはずだが、すぐに某倉庫会社の社長に呼び出された。 行くと非常に怒っていて、「こんなのひどい、いきなり言ってくるなんてなんて奴だ」 それで、「お前は、いつ港営課に来たんだ」と聞くので、...

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旧根岸競馬場について

朝日の夕刊に、旧根岸競馬場の馬見所等について特集されていた。 それは、それで良いが、この辺に「横浜市大病院が整備される計画もある」と書かれていた。 実に、余計なことである。               私の知る限り、このエリアに横浜市の所有地は、まつたくないはずであり、いったいどうやってそこに病院を建てるのだろうか。 このエリアは、ほとんどが国有地であり、それを取得するのは大変な作業と費用がいる。...

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『コミック雑誌なんかいらない!』

1986年の映画、公開時に見たが、その時よりも面白かった。               内田裕也が演じるのは、テレビの芸能レポーターで、その名が木滑というのが笑える。...

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「ああ、バブル時代・・・」

『コミック雑誌なんていらない!』を見るが、1987年のこれは、実にバブル時代の東京の記録だなと思う。             女性たちのファッション、麻布あたりのカフェやレストランなど。 その意味では、貴重な記録だろうと思った。

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木下恵介を思う

朝刊の広告に、東京工芸大学100年が出ていた。 小西六写真写真専門学校で始まった同大も、100年を迎えたのだ。 多くのアーチストが出ていると思うが、第一は、木下恵介だと思う。 当時から学歴偏重だった松竹では、大卒が条件だったので、木下も、入学して学歴としたのだ。 そして、彼は演出ではなく、撮影を担当していた。 その後、戦時中に映画『花咲く港』で監督デビューする。...

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松竹的母物映画 『広い天』

昔、BSの予告編特集で、司会の篠田正浩が、松竹と大映の母物映画を比較していた。 大映のは「演歌調」だが、松竹の木下恵介の『日本の悲劇』は、「母と子は絶対に和解できないこと」を描いていた、と言っていた。...

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『空海』

真言宗の全面的な協力をえて東映が、1984年に作った空海の伝記映画。当時、さんざ予告編を見たが、はじめて本編を見た。               これは、はじめは空海に勝新太郎がキャステイングされていて、勝新と真言側との会合が開かれた。 その席で、勝は、 「空海は、唐に留学して多数の文献を持ってきたが、中には仏典だけでなく、エロ本もあったはずだ。...

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裸祭の意味するものは

岩手県の蘇民祭の裸祭部分が来年で中止されるそうだ。              昔、前田憲二監督は、記録映画『土俗の乱声』で、中部地方の裸祭について、「この裸の男が玉を奪い合うのは、1個の卵子に向かって無数の精子が戦い、卵を射ることの象徴のようだ」と言っていた。 たしかに、あの乱闘は、精子の運動のようにも見える。...

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裸祭のレポート

裸祭の映像は、いろいろあるだろうが、その参加者のレポートというのはまずないと思う。 だが、それがある。 映画評論家で、日本映画の紹介にご尽力された、ドナルド・リチー氏である。                  彼は、都内三多摩の裸祭に友人と参加して、その時のことを書いていて、彼の著作集に載っている。 それによると、次第に興奮していく様子がきわめて細かく書かれている。...

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『マタイ受難曲』を聴く

このとろこ、朝起きて聴く曲は、バッハの『マタイ受難曲』にしている。 もちろん、パレスチナでのイスラエルのジェノサイドによる、ガザの住民の鎮魂の祈ってである。 しかし、イスラエルのネタニアフ右翼政権は、ヒトラーのジェノサイドを見ているのに、なぜパレスチナ人を絶滅しようとするのだろうか。 世の中に宗教ほど、有害で恐ろしいものはないとつくづく思う。...

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『魔性の夏・四谷怪談』

私は、シェイクスピアや鶴屋南北らの名作は、そのままやった方が良いという立場で、蜷川幸雄も、芝居ではシェークスピアでは、ほとんどそのまま上演しているが、この鶴屋南北の名作ではかなり変えている。                     脚本の内田栄一が、萩原健一、石橋蓮司、関根恵子、夏目雅子らに合わせて書いたのだろうが、やや時代に合わせすぎていると私は思うのだ。...

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「ケネディと発音できない人」

私の母親は、英語教育を受けたことがないので、ケネディと発音できず、ケネデエ大統領と言っていた。 もう一人、菅義偉前首相も、ケネデエ大使と『スイート・キャロライン』のキャロラインさんとよんでいた。 秋田県の英語教育はレベルが低かったのだろうか。                もう一人、DVDを、デイ・ブイ・デイという人がいることに気づいた。 「夢俱楽部」の石田社長である。 東北の出身なのだろうか。

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昨日は・・・

昨日の12月8日は、1941年に日本軍が米英に対して宣戦を始めた日である。 1966年12月のある日、以下のようなことがあった。...

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『黒い傷跡のブルース』

1961年のこの映画は、珍品である。一つは、小林旭と吉永小百合が共演していること。もう一つは、小百合さまのバレリーナ姿が見られること。と、言っても『勝利者』の北原三枝のようなプリマではなく、その他大勢の一人だが。                 5年ぶりに、神戸から横浜に戻ってきたのが、小林旭の渡三郎。...

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『大菩薩峠』を見て

『大菩薩峠』の映画もいろいろあるが、一番好きなのは、市川雷蔵主演の大映版である。 これは、1部と2部が、三隅研次監督で、3部が森一生で作られたもの。            三隅が、映画『釈迦』の準備で忙しかったので、森一生になったとのことだが、できはさすがである。 脚本が衣笠貞之助で、この映画というか、中里介山の物語を貫いているのは、江戸時代の表の社会の裏にある下層社会の姿だろうと思う。...

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