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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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『剣客商売辻斬り』

1982年、テレビのスペシャル番組として作られたもの。脚本星川清司、監督は森一生である。 秋山大次郎は、加藤剛で、父は中村又五郎、田沼意次は小沢栄太郎で、娘の佐々木三冬は新井春美という配役。 ある夜、大辻ギロ辻斬りに襲われ、気を失った連中をつけると旗本長谷川・武内亨の屋敷であることを突き止める。 その息子が、剣術好きで、刀剣を集めていることも分り、彼らとの対決となる。...

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4連勝で大騒ぎ

東京ドームでの巨人・阪神戦は、青柳が押さえ、佐藤と大山がホームランを打って3-2で勝つ。 テレビでユーチューブを見ると大騒ぎなのだが、私も阪神ファンなので、気持ちはよく分る。 青柳は、今や阪神のエースだが、最初出てきたときは、非常に評価の低い投手だった。 いつだか忘れたが、テレビで野村克也が言っていた。 「こんなひどいピッチャーっていないな」と。 確かに、当時はコントロールがまったくなかったのだ。...

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『鯨と戦う男』

1957年の東映だが、今では絶対に作られない映画である、鯨の映画なのだから。 1960年代には、鯨映画は結構あって、大映の『鯨神』、日活の『荒い海』などがあった。 現在の欧米の反捕鯨運動下では、鯨映画はまずできないだろう。 鯨というと、すぐに言われる給食の鯨の竜田揚げだが、私は給食で食べた記憶がない。 その性か、私は別に鯨が好きでも嫌いでもない。...

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『新・平家物語』

1955年の大映映画、監督は言うまでもなく溝口健二、主演の平清盛は市川雷蔵、父忠盛は大矢市次郎、母親は木暮實千代だが、他にも良い役者が揃っている。 この映画は、失敗作とされているが、娯楽作として見れば、実に面白く、私は好きである。                                                 出てくるエキストラの人数は凄いと言うしかない。...

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5月5日は

今日は子供の日だが、私が初めてプロ野球の試合を見に行った日である。 後楽園球場で、1958年の長嶋が巨人に入団した年である。 兄が連れて行ってくれて、1塁側の内野の上の方で、対広島戦だった。 内容は、ほとんど憶えていないが、以下の三つだけは憶えている。 広岡が二塁打を打ったこと。代打で小鶴が出てきたこと。広島の救援投手で山田という若手が出てきたこと。...

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『夜の勲章』

1963年の日活作品、制作は児井英生なので、小林旭の新たなシリーズを狙ったものだと思うが、これだけで終わり。 金持ちの息子の旭が、探偵事務所を開き、助手は星ナオミ。                    最初の依頼人が来て、松本典子で、「失踪した姉を探してくれ」と依頼してくる。 二人は、別々に育って暮らして来て、松本は病院の看護婦、姉はクラブのホステスだった。...

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『母たち』

高校1年の12月末に、偶然に大森の本屋で見つけたのが松本俊夫の『映像の発見』で、完全に感化された。 翌年に吉本隆明を知って、これまた信者になったが、松本の本の何編かは、暗記するほどまで読んだ。 だが、3年の夏に、中核派の集会で見た松本俊夫監督の映画『安保条約』には唖然とした。 「これが、松本俊夫監督の映画なの? 総評からの委嘱映画としても、この単純さ、稚拙さはなんだ」と思った。...

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小田香とシルヴィア・シェーデルバウアーによる新作映画

小田香とシルヴィア・シェーデルバウアーの短編映画の上映があった。 一昨日の上映会では、新作の上映もあったのだ。               これが実に困ったもので、1960年代の前衛映画なのだ。 特に、シルビアのがそうで、『原始女性は太陽だった』は、言うまでもなく平塚らいてうの青鞜の宣言である。 冒頭は、市川房枝の選挙の時の演説から始まるが、それがコラージュされるだけ。 ご苦労さんと言うしかない。...

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母について

私は、基本的には身内のことは書かないことにしているが、今日は母の日なので母、指田ケイについて書く。 母は、1909年鶴見の矢向に生まれた。下に弟が3人、妹が2人いた長女である。 家は、自作農の農家で、私が小学校の頃は、6月の田植えの季節になると実家に行って手伝っていた。 「家は、小作じゃないよ」とよく言っていた。 父指田貞吉と結婚したのは、1910年で、21歳だから、当時としては遅い方とのこと。...

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佐野周二と佐田啓二

先日見た、『鯨と戦う男』では、佐野周二は、鯨猟の男で、やや悪役的な男だった。 彼は、川島雄三の映画『花影』でも、青山二郎をモデルとしていた骨董評論家を演じていて、寸借詐欺師で、かつての二枚目が、こんな役を演じたなと思うほどだった。 同様に、佐田啓二も、豊田四郎の『甘い汗』では、京マチ子の元恋人だが、今はヤクザになっていて、京を使って山茶花究の靴屋の店を騙し取る悪役を演じている。...

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演歌もニューミュージックもない「紅白歌合戦」

月曜日、なにもなかったので、ネットで1965年の『紅白歌合戦』を見た。                                           司会が、紅組が林美智子、白組は宮田輝だった。宮田は、とっくの昔に死んでいるが、林はご健在のようだ。 林は、この前年の朝ドラの『うず潮』の主演をやったからで、無名の女優だった。 審査員は、円地文子、松下幸之助、ファイティグ・原田などだった。...

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『桜姫東文章』

『桜姫東文章』を見て、私は次のことを思い出した。                                             この話は、僧清玄と公家の娘菊姫との話で、二人は、いろんな人間に変化して出会い、そして恋に落ちる。 これは、なにを意味しているのだろうか。それは、人間はある傾向の異性に引かれると言うことだと思う。...

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阿久悠の後、ニューミュージックと演歌が出てきた

早稲田の中野校で、中川祐介さんの「歌謡曲という文化 1970年代」の1回目、阿久悠登場に行く。 雨の中で、中野駅から随分と遠いのに驚く。 以前、新人監督映画祭が、ここで行なわれたが、そこは駅近くのキリンビールのビルで、そこから明大、平成大を過ぎたところで、15分遅れてしまった。...

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『大魔神』

阪神が連勝し、巨人が負けた気持ちの良い夜にCSで放映されていた『大魔神』を見る。 監督の安田公義は、私が、当時森一生とならび大映での贔屓で、あるとき偶然に川崎の場末の映画館で見た安田道代主演の映画『殺人者』で、感動し驚いたのである。                     戦国時代のある藩で、流れ者から成り上がった家老の五味竜太郎が、藩主を殺し、藩主に従う家来たちも根絶やしにしてしまう。...

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『真っ赤な恋の物語』

1963年の公開当時、「真っ赤な嘘の物語」と言われ、知人で見た人に聞くと「ひどかった」とのことで今まで見ていなかった。 監督の井上梅次については、早稲田大学の映研の金子裕君も、「もう古いんじゃないの」と言っていた。 これは、低迷していた当時の松竹で、岡田茉莉子の新企画として作られたもので、メリメの『カルメン』を基に松竹では珍し白坂依志夫の脚本となっている。...

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『秩父水滸伝』は実話なのか

今日の午後は、横浜稻門会の3金会で、元横浜市国際室の河野君の「最強剣士は誰か」を聞く。 剣術が問題になったのは、戦国時代と幕末で、どちらも政情不安で剣による戦いが行なわれたからだ。 河野君は、息子が剣道を始めて自分もやって五段になったとのこと。 いろいろあったが、明治期の剣士の一人で榊原健吉という人がいたのだそうだ。 直新影流で、上野戦争にも参加した優れた剣士だったようだ。...

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マルテは大打者なのか

矢野は、本当に試合の流れが読めない監督だと思う。 2点リードされていた9回裏、ツーアウトになったが、佐藤がレフトにヒット、ここで大山が2ランホームラン。 一気に盛上がったので、10回か11回でサヨナラ勝ちすべきところだった。...

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『海光』を思い出す

昨日の午前中は、中野に行って中川右介さんの『歌謡曲という文化』の二回目の『沢田研二』を聞いたが、彼の舞台を見たことを思いだした。                                                       1989年、横浜アリーナの開場を祝ってのイベントで、斉藤憐作、市川猿之助演出、沢田研二と大地真央らが出た市民オペラと称するものだった。...

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『無鉄砲大将』

1961年の鈴木清順監督作品、主演は和田浩治で、高校生らしいが、豊島園のローラースケート場で、指導員をやっているが、池袋で暴力団と対決するグループを率いている。                                             彼の母は、山岡久乃で、池袋でバーをやっているが、そこは暴力団ボスの富田仲次郎の庇護でやっているもの。...

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横浜港シンボルタワーは

昨日のブラタモリで、横浜、川崎の港を特集していて、番組の冒頭が本牧のシンボルタワーだった。 これは、本牧のD突堤を作るときに、当時は横浜の外防波堤上にあった信号所も移設せざるを得ず、 D突堤の先端に移動させたものだが、ただ動かしただけではつまらないとのことで、周囲を大きくして、さらに公園状ににしたものである。...

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