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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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『東京物語』はヒットしていた

1953年、昭和28年は日本映画全盛時代で、キネマ旬報のベストテンでは、 1位 『にごりえ』 今井正監督 2位 『東京物語』 小津安二郎監督 3位 『雨月物語』 溝口健二監督 4位 『煙突の見える場所』 五所平之助監督 5位 『あにいもうと』 成瀬巳喜男監督 6位 『日本の悲劇』 木下恵介監督 7位 『ひめゆりの塔』 今井正監督 8位 『雁』 豊田四郎監督 9位 『祇園囃子』 溝口健二監督 10位...

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酒井和歌子も可愛かった

先日見た『大日本スリ集団』には、高橋紀子と酒井和歌子の女優が出ていた。                   当時、酒井和歌子は内藤洋子と並び、東宝の二大青春スターであり、内藤派かと酒井派かのばかばかしい議論があった。 私はもちろん、内藤派だったが、今回酒井和歌子の映画を見て理由がわかった。 酒井も可愛いが、それで終わりで他に何もないように見える。...

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大蔵映画60年

あるところで聞いた話だと、今年は大蔵映画60年だそうだ。 一応の歴史では、1962年の『太平洋戦争とひめゆり部隊』の直前なので、そこから計算すれば55年となるのだが。 どういう計算の仕方をしているのだろうか。 大蔵映画は、映画製作と言うよりは、1960年代以降は、不動産事業が中心なのだが、それでも映画製作があるというのが同社の誇りなのだろうか。                    

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梅雨で嫌なこと

梅雨で嫌なことは、傘をさすことだ。 なにを当たり前のことを言われるだろうが、杖を突いて歩いているので、その上に傘と言うのが非常に面倒なのである。 さらに、コンビニ等で物を買ったときには、それを持つ手がなくなる。 仕方がないので、傘の柄に袋の端を吊って歩いたりするのだ。 幸い今年は、関東地方は雨が少なくて非常に良いと思っている。            

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村上さんが家に来たことがある

村上さんとは、松竹大船楽団のアコーディオン奏者だった村上茂子さんで、1950年代の小津安二郎の愛人だった方である。 時期的には、小田原の芸者だった人と別れ、最後の銀座のクラブの若い女性と付き合う晩年の間のことである。 なぜ家に来たかと言えば、私の兄が当時大学生で、、村上さんの楽器アコーディオン運びのアルバイトをしていたからである。 多分、彼女が家に来たのは、1961年夏だと思う。...

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禁じ手映画 『地球が静止する日』

録画しておいた『地球が静止する日』を見たが、これほどいい加減なシナリオの映画を見たことがない。 全部が、超能力的な力で解決されてしまうのだから、どこにも知恵が働かされる場が存在しない。 そもそも、題名自体が誤訳ではないかと思う。 原題は、The day the Earth Stood still.である。 この stannd still...

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野際陽子、死去

野際陽子、死去、81歳。 最初に見たのは、TBSの『女性専科』だった。 女優になってからでは、加藤泰の『風の武士』に出ているが、これは非常にいい映画だった。              一番興味深いのは、小川知子とルノ・ベルレーの『恋の夏』である。 中で、野際は言う、 「日本の女の子って、なんで外人の男の子に弱いのかしら」 自分もフランスに行っていいるのに、皮肉な台詞だなと思った。...

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イデッシュ語とヘブライ語

「ユダヤの精神史」の3回目は「言語から見たユダヤ」で、東大の鴨志田聡子さん。 イデッシュ語とヘブライ語の関係はよくわからないものだが、古代にユダヤの地で話されていたのは古代ヘブライ語とアラビア語だそうで、キリストが生きていた頃は、大体アラブ語だったそうだ。 だが、旧約聖書はヘブライ語で書かれている。...

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『オバQ』の大合唱には驚く 『哀愁の夜』

録画しておいた見た舟木一夫、和泉雅子の日活での1作目の『哀愁の夜』は、非常に良い映画だった。 舟木は、弁護士事務所の見習いで、インテリを演じるのが好きだった彼は、大変に気に入ったそうだ。 また、和泉雅子は、大会社社長神田隆の娘だが、テレビのアニメ―ション番組を作る会社を自分でやっている。 その番組は、『オバQ』で、アニメスタジオのシーンでは、社員全員で「オバQ」の歌を合唱するのだ。...

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1982年以来だろう 梅が丘

昨夜は、用があって小田急線の梅が丘に行く。 ここの羽根木公園では、1980年代に黒テントが公演をやったことがあり、見に来たことがある。当時は、郊外の駅だったが、今は非常に繁華な街になっていた。 多分、1982年の『比野置ジャンバラヤ』以来だと思う。 この町の近くには、小高い丘があり、そこをロケセットにして映画が作られたことがある。...

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『バラカン・モーニング』が終わったので・・・

インターFMの『バラカン・モーニング』が終わってしまったので、朝に必ず聞く番組はない。             昼と午後は、TBSラジオを聞いていて、他の局に比較すると、やはりTBSは大人の番組が多いと思う。 菊池の『粋な夜電波』も、以前は毎回聞いていたが、このところはやや面白さに欠けるので、聞かない時も多い。...

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50年目の告白

先週の土曜日は、高校の同級会があり、男女25人が来た。 どうしても病気と家族の話になってしまうが、中でI君の話が最高だった。 『ララ・ランド』の話をされたのだが、途中で『シェルブールの雨傘』になり、 「実は、これをTさんと日比谷映画劇場に見に行ったのです」と言った! 誰も知らなかったので、非常に驚いた。...

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ヘーシンク対神永の柔道の決勝戦

今も忘れられないオリンピックの試合と言えば、1964年の東京オリンピックの柔道無差別級の決勝戦である。 オランダのヘーシンクと日本の神永の対戦で、ヘーシンクに押さえ込まれた神永は、足を動かすが体はまったく動かすことができず押さえ込まれ,神永の負けになった。 審判の手が上がり、ヘーシンクの優勝が決まったとき、驚いたのは彼の次の行為である。...

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電動歯ブラシ

昔から使っていた電動歯ブラシ(と言っても電池式のハピカという安物だが)、の取付のところが壊れてすぐに抜けてしまうので、ヨドバシに行って新しいのを買った。 動きがまったく違い、ズーンと低い音で非常に細かい振動である。 私は、昔から歯磨きが嫌いなので、電動歯ブラシにしてきた。 今度のは、使い心地が良いので非常に満足している。

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『七人の侍』のコーラス

先日の高校のクラス会では、映画についての話もあった。 それは旧姓橋本さんと言う方からで、『七人の侍』の時、学校に黒澤明が来て、選ばれて撮影所に行ったというのだ。 ただ、出演ではなく、コーラスだったというのだ。                             黒澤監督は、「昔の日本人的な少女がほしい」とのことで、彼女は色白面長なの日本的な顔だったので、世田谷の学校から選ばれたのだそうだ。...

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新珠三千代が意外だった

昨日、横浜ニュースパークで始まった「早田雄二写真展」に行き、いろいろなタイプの写真があるので驚いた。                                                                                         一番驚いたのは新珠三千代で、非常に妖艶な感じの姿を見せているのだ。...

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渥美まりのファッション

昨日、新宿で大映末期のスター渥美まりの3本の映画を見た。 井上芳夫監督の『太陽は見た』が、大映には珍しい湘南の映画で、青春映画のような趣があって非常に良かった。 これだけではないが、渥美というと、裸だけが注目されるが、着ているファッションも結構良いのではないかと思った。 顔のメークのケバサだけが言われる渥美だが、ファッションも悪くないと思った。...

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『七人の侍』の成立過程

映画『生きる』が終わって、橋本忍は黒澤に呼ばれ、 「今度は武士の一日を描き、普通のように登城し、そこで重大な失敗を犯して切腹する」というアイディアだったそうだ。 江戸時代の武士は、地方公務員みたいなもので、その藩の財源の木材の江戸への搬出量の計算に間違いがあって大事件になるというものだったそうです。 だが、江戸中期頃の普通の生活は、どういうものか不明だったので断念する。...

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昔の映画雑誌は・・・

今回、「早田雄二写真展」のシンポジウムやトークイベントに出るため、『映画ファン』を購入した。 1954年の物だったが、読んでみると非常に面白かった。 まず、表紙はカラーでスターの顔、大体は女優である。...

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『しろばんば』

たしか太宰治の本に「子供の心は純粋だというのは嘘で、薄汚れたものだ」というのがあったが、私もそう思うので、こういう純情映画は好きではない。                          原作は井上靖で、舞台は伊豆湯ヶ島付近の農村、洪作(島村徹)は祖母北林谷栄と住んでいる。...

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