「かくて神風は吹く」だったが
昨日、行われた森友学園の前籠池理事長の証人喚問は非常に興味深いものだった。 すぐに思い出したのは、「東京裁判」での元陸軍少将の田中隆吉の証言である。 東京裁判で、元陸軍の田中隆吉に対し、主任検事のジョセフ・キーナンは尋問を行い、田中は、東條英機元首相、武藤章元軍務局長らの戦争への責任を証言したのである。 田中自身も、上海事変の謀略へ関わったことも証言した。...
View Articleやはり、政権交代が必要なのだ
今回の「森友学園の問題」で、野党、特に民進党議員が、財務省の高級官僚に質問しているのを見ていると、非常に虚しい気分になってくる。 「キャリアたちを嘘つきにしているのは、民主党政権の失敗なんだよ」と。 「森友学園の問題」の一番の、最初の問題である豊中の国有地の払い下げ問題での扱いは、地方とは言え、役所にいた者としては大変におかしいと思う。...
View Article日本人が本を買って読むようになったのはつい最近のことだ 映画の中の貸本屋
先日、神奈川の県立図書館を考える会の定例会が終わり、いつもの懇親会で林秀明さんと福富洋一郎さんと飲んだ。その時、福富さんが、以前ある自民党の幹部議員に図書館のことについて説明されたそうだ。すると彼は、 「本は買って読むものだ」と言われたそうだ。 だが、日本人が本を買って読むようになったのは、実はつい最近のことなのである。...
View Article下北沢の闇市がでてくる映画は・・・『甘い汗』
今年の秋にも下北沢駅近くの闇市的商店が撤去されるそうだ。 まあ、時代というべきだが、これが出てくる映画がある。豊田四郎の晩年の傑作『甘い汗』である。 脚本は水木洋子で、10代から家族のために水商売で働いてきた女性京マチ子を描くもので、一種のプロレタリア文学的映画である。...
View Article井上泰幸展
1954年の『ゴジラ』から1987年の『竹取物語』に至るまで、東宝の特撮映画の美術で活躍された井上泰幸氏の展示会が行われているので、海老名市まで行く。 なぜ、海老名で開催されたかといえば、井上氏は1971年に東宝を退社後、海老名市上今泉の自宅に会社を作って活躍されたからだという。...
View Article『バンコクナイツ』
1980年代、バンコクの女性の5%は売春婦だと言われた。私は、タイに行ったことはないので、真偽のほどはわからない。 ただ、この3時間もの映画を見ると、それも嘘ではないかなと思えて来る。 バンコクにいる主人公のオザワ(富田克也監督自身が演じている)は、元自衛隊員でカンボジアPKOでこの地にきて、女性に依存したり、いろいろなことをしてその日暮らしの生活を享受しているが、昔の恋人ラックに再会する。...
View Article『祈る人』
世に隠れ芦川いづみファンは多いが、私は大学1年の時から隠れではない、公然とした芦川いづみファンである。 原作は田宮虎彦で、脚本は三木克己こと東宝の井手俊郎、監督は抒情派で、元は鳴滝組でもあった滝澤英輔である。 話は芦川の回想でつづられていくが、父の下元勉は、国文学者で真面目で非常に厳格で、高校時代に同級生の沢本忠夫と書斎に入っただけで叱責されてしまう。...
View Article「ぐらもくらぶ春祭り」
昨日行われた「ぐらもくらぶ春祭り」に行き、非常に面白かったが、内容については、恐縮ですが、 http://sasurai.biz/ をご覧ください。 どうぞよろしくお願いいたします。
View Article家で見る映画が多くなるなあ
週末は雨だったので、家にいてビデオを見た。 『ワイルド・バンチ』で、いつものように非常に良かったが、それについては新しいブログ http://sasurai.biz/ に書いたので、どうぞよろしく。 春の雨なので、季節的に「家で映画を見るのが多くなるなあ」と思う。
View Articleペギー葉山はジャズ歌手だった?
ペギー葉山が急死されたが、84歳は若いとは、日本の高齢化は凄い。 さて、ペギー葉山と言えば、『南国土佐を後にして』だが、元はジャズ歌手だった。 デビューが、渡辺弘とスター・ダスターズの歌手であるように、彼女はもともとはジャズ・シンガーだった。 その証拠に、ペギー葉山のペギーは、ペギー・リーからきている。...
View Article『サムソン』を見る
川崎市民ミュージアムで、アンジェイ・ワイダ監督の『サムソン』を見たが、内容については、http://sasurai.biz/ に書いたので、どうぞよろしく。
View Article長谷部慶次氏について
今村昌平の『にっぽん昆虫記』『赤い殺意』『神々の深き欲望』の脚本を書いた長谷部慶次氏について書きましたので、見てください。 http://sasurai.biz
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