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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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藤浦敦氏の誤り

藤浦敦氏の『だんびら一代』は、日活の内幕が分かる非常に面白い本だが、誤謬もある。                    一つは、鈴木清順の評価で、弟子を育てない自分勝手な人間だというところである。本当に鈴木清順が、自分勝手な人間だとしたら、具流八郎などの連中がなぜ集まってきたのだろうか。 第一に、弟子を育てることが、監督の役割とは思えない。...

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強きを助け、弱きを挫く 熊崎プロ野球コミッショナー

巨人などで、試合前の円陣の際に、勝敗を賭けることが行われていたことが発覚した。 去年、巨人をくびになった笠原の「最後っ屁」のようだが、これはどう抗弁しても現金のやり取りをしている以上、賭博以外の何ものでもない。 選手たちの常識の欠如はある意味で仕方がないにしても、コミッショナー事務局の弱腰はひどい。 これが巨人ではなく、楽天やDeNAだったら、どう対応したのだろうか。...

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学歴は本物でも

ショーン・Kの学歴詐称が問題になっているようだ。                 たしかにテレビで見て、かなりインチキくさい容貌だが、その割には言うことは常識的で、コンサルとしての独自性はないと見ていた。 私がパシフィコ横浜にいたとき、横浜市を始め、銀行、旅行会社、航空会社等の他、NTT、さらには当時の民活事業の主導者だった鉄鋼関係の会社からも出向者がいた。...

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一番面白かったのは、玉袋筋太郎だった

今や日本全国のテレビ、ラジオを占領してしまったショーンK問題だが、日本テレビが自分たちは無関係と頻りに報道しているのが笑える。 中では、MXテレビでの玉袋筋太郎のコメントが一番笑えた。 それは、「彼は170センチしかない、顔つきを見ると180センチくらいの顔だが」 この170センチは本当で、ホームページでもきちんと書かれているらしい。 しかし、まるでアラン・ドロンみたいな容貌だね。...

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『実録ドラマ・福田和子』

テレビ朝日で、実録ドラマとして1982年8月に松山で起きたホステス殺人事件の後、15年間逃亡し、時効直前に逮捕された福田和子のことが寺島しのぶで放映された。 これを見て思うのは、1963年に起きた西口彰事件である。 西口は5人を殺害したが、彼がすごいのは、その時々のケースに応じて、個々の人間になってしまい、それによって皆が騙されてしまうことだった。...

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日本の時代劇の演出は、振り付け芝居だ

私は、以前から戦前からの時代劇、伊藤大輔、衣笠貞之助、マキノ雅弘らの演出は、振付芝居で、ほとんど日本舞踊みたいなものだと思ってきた。                      それは、マキノ雅弘の自慢話を読むだけですぐに分かるに違いない。 最近、それを証明する証言を意外な本で発見した。藤浦敦の『だんびら一代』である。...

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いくら言っても賭博は賭博

巨人等での声出し問題について、王貞次などのコメントを報道し、しきりと賭博ではないとしているようだ。 だが、どのように言おうと現金を賭けていれば賭博なのである。 これは、ゴルフ等で食事などを賭けるのは、物なので賭博とはされないのとは全く異なる。                  以前、私がよく行く居酒屋では、夏の甲子園野球について、枠組みを作って優勝チームを賭けるポスターを店内に貼っていた。...

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『アダルトビデオ革命史』 藤木TDC

昔、私的、公的を問わず外国に行った者が持ってくる最大の土産が外国の雑誌やビデオだった。 もちろん、無修正の奴である。 ビデオについては、職場に好きな男がいたので、夜みんなで酒を飲みながら見たこともある。 トロイ・ドナヒューが出ているのもあり、「スターも大変なんだな」と思ったものだ。...

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キューバは恋人

オバマ大統領が、キューバを訪問した。明後日25日には、ローリング・ストンーズの公演もあり、米大リーグとの野球の試合も行われるとのことだ。 ラテン音楽好きの一人として、心から祝福したい。 私は、世界中でブラジル音楽が最高と思っているが、中村とうようさんは、 「キューバ音楽が世界一!」と言っていた。...

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江戸城には天守閣はなかった

連休の最後、21日は、神保町シアターで『その手にのるな』を見るつもりだったが、行くとフィルム状態が悪くて中止、代わりは加藤泰の『陰獣』とのことで止す。 鈴村たけしさんなら大喜びしただろうが、もちろん私も加藤泰は好きだが、この『陰獣』は、香山美子の裸だけが見どころで、全体に暗いのでやめたのである。 地下鉄で清澄白河に行き、深川江戸資料館の企画展『長屋』関連講演を聴く。...

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県議会が速記を廃止

新聞によれば、神奈川県議会が、今月の定例会で速記を廃止するそうで、今後は録音による議事録作成になるそうだ。 私の記憶では、横浜市会では、だいぶ前から録音による議事録作成になっていたはずだが、私が市会に入った1970年代にはきちんと速記者がいた。 速記は非常に便利なもので、きわめて速く音声言語を記録できるものである。...

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笛木優子は頑張っている

朝日新聞の「世界の扉」という広告紙面を見たら、女優の笛木優子が出ていた。 今は、韓国映画で頑張っていると書かれているが、彼女には日本映画での素晴らしい歴史もあるのだ。 2003年に、このブログに私は次のように書いた。                   すごい映画である。...

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「あまり優秀な助監督ではなかったが・・・」

根岸吉太郎特集の『狂った果実』と『キャバレー日記』上映後にトークイベントが行われ、元助監督の先輩で、監督デビュー作『情事の方程式』のプロデユーサーで、今はアルゴピクチャー代表の岡田裕氏が、助監督時代の根岸監督について言った言葉。 彼は、チーフ助監督は経験せず、20代で監督になったもので、大島渚らのヌーベルバーグ以外では、東宝の恩知日出夫以来だったのだそうだ。...

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お琴が乙武洋匡に見えてきた 『お琴と佐助』

立花隆の『宇宙からの帰還』には、宇宙飛行士とセックしたいと多数の女性がフロリダの宇宙センターに来たことが書かれている。 乙武洋匡の醜聞を聞いて思ったのは日本にも、有名人とやってみたいと思う女性は結構いるんだなということだった。 図書館にいたとき、カウンターで『五体不満足』が返却されてきて、パラパラと見たことがあるが、好きになれず読まなかった。 障害を売り物にしているとことが不快だったのだと思う。...

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終わってみれば、結局白鳳

大相撲春場所は、千秋楽に白鳳が日馬富士を破って14勝1敗で優勝になった。                     初日にまさかの負けを食らったのは、最近の場所では後半に疲労の性か、負けていたことの反省で、場所前の稽古をセイブしていたからだと想像するが、2日以後は地力を徐々に発揮して、後半戦は万全だった。 でも、日馬富士戦で変化したのは、やはり今場所はどうしても優勝がほしかったからだと思う。...

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渥美清ではいい男すぎるのだが 『おかしな奴』

横浜から湘南新宿ラインで急いで阿佐ヶ谷に行くとやっと座席が取れる。 満席は、渥美清主演の東映、沢島忠監督の『おかしな奴』                     三遊亭歌笑の伝記映画だが、脚本鈴木尚之、監督沢島なので非常に面白い。...

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劇団俳小公演『タルタロスの契り』

劇団俳小は歴史ある劇団で、前身の劇団俳優小劇場には、小沢昭一から西村晃、楠木佑子ら、研究生には風間杜夫、大竹まことまでいたと言えば、その大きさがわかるだろうか。 だが、演出家で指導者だった早野寿郎が亡くなれたこと等で体制が変わり、今は齊藤真さんを代表に、若手俳優や外部客演を加えて定期公演を行っている。...

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2本ともダメだった 『大日本チャンバラ伝』『旅情』

午後は阿佐ヶ谷に行って2本見る。時間があったので渋谷からバスで行くが、所々で桜が咲き始めている。 まずは1965年の『大日本チャンバラ伝』で、伊藤雄之助を座長とする旅役者一座の話、旅役者ものはサイレント時代から多いが、これはダメな方。 伊藤の妻が楠木トシエで、ミュージカルをやろうとし、歌舞伎にこだわる座長と対立している。...

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人事異動の時期になると

今週、新聞各紙には神奈川県下の公立学校教員の人事異動が出ていた。県、市、さらに県警幹部の人事異動も出ていた。 なぜ、公共の人事異動が報じられるのか不思議で、官尊民卑かもしれないが、関係企業等では関係があるので、まあ仕方のない事なのだろう。 もう私にはほとんど関係ないが、元の職場の人事異動となるとそれなりに気になるものだ。...

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引地川観桜会から桜木町へ

午後、河北直治さんから呼びかけのあった引地川観桜会に行く。 引地川は、藤沢市を南北に流れる川で、ほぼ真ん中あたりに親水公園があり、川の両側に桜が植えられている。 朝は、雨が心配されたが昼には完全になくなり、午後には晴れて日の光も指すほどだった。 実はバスのための集合時間に遅れたので、藤沢駅から伊東さんとタクシーで向かう。 すでに河北さんと長瀬さんが来ていて、まずはビールで乾杯。...

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