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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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人事異動の時期になると

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今週、新聞各紙には神奈川県下の公立学校教員の人事異動が出ていた。県、市、さらに県警幹部の人事異動も出ていた。

なぜ、公共の人事異動が報じられるのか不思議で、官尊民卑かもしれないが、関係企業等では関係があるので、まあ仕方のない事なのだろう。

もう私にはほとんど関係ないが、元の職場の人事異動となるとそれなりに気になるものだ。

                                

 

 

さて、私の父親は、大田区で小学校の校長をやっていたが、3月下旬になると、毎年夜が非常に遅くなった。

なぜかと言えば、「教員の人事異動でいろいろと区役所に詰めてやっていたからだ」とのことだった。

父は、戦前から校長になっていて、大田区教育界では、ボスの一人だったそうなので、人事についてはそれなりの影響力があったようだ。

母親に言わせれば、父が亡くなった後、それでも父の命日にお参りに来た人も何人かいた。

だが、父の生前は足しげく通ってきて、時には物を持ってきた者が、父の死後は一切顔を見せなくなったこともあったとのことだった。

今とは時代がまったく違うが、一部のボスの力で人事異動が行われていたのだろうか。

現在は、大きな組織になれば、人事は幹部も一般職員もコンピューターで管理していて、一部の人間の情実の入る余地は極めて少ないとのことである。


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