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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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「なぜ、こんな男が議員になれたではなくて、議員だからこんな男でもなれた」のである

自民党のゲス不倫議員の話題が今もテレビで報じられている。 すぐに思うのは、「なぜこんな人間が議員になれたのか」だろう。 だが、よく考えればすぐわかるが、「議員だからこそ、この程度の人間でもなれた」のである。...

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ミサイルやロケットはあっても、釘のない国

ミサイルやロケットはあっても、釘のない国 それはもちろん北朝鮮である。 北朝鮮がミサイルを発射したことが大々的に報じられている。あたかも、沖縄や九州に今にも打ち込んでくるかのように。 そんなことはなく、もちろん脅かしに過ぎない。 ただ、あの映像を見ると、北朝鮮はそれなりに技術の発達した国と思うかもしれない。 だが、現実はまったく逆なのである。非常に技術的にはお粗末な国なのである。...

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『黄金のアデーレ・名画の帰還』

筋を聞いて、またユダヤ人による反ナチズム映画かと思って行ったが、非常に良かった。イギリス映画なので、きわめて公平に描かれている。...

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宮益坂ビルディング取壊し

渋谷の宮益坂の宮益坂ビルディングが取り壊されとのこと。                 ここは10階に、原田尊志さんがやっているレコード店「エル・スール」があるので、渋谷に出たときは、大体寄っていたが、多分東京圏で一番世界中のレコードを集めている店だと思う。 特にアラブやアフリカ、ラテンアメリカのレコードからDVDまでがあり、大いに利用していた。...

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『逃亡列車』

渡辺信夫さんの「跳花亭」の『鉄道博物館』DVDが満員だというので、中央図書館で資料を探し、南太田で飲んだ後、丁度放映していた石原裕次郎主演の『逃亡列車』を見る。...

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あきらが死んだ

あきらが死んだと書くと、小林旭が死んだのか、と早とちりする人があるかもしれないが、私の先輩の無名の俳優、山本亮のことである。 私が1966年9月に、早稲田の劇団演劇研究会に入ると1年上にいて、輝く役者の一人だった。 生まれはどこかは知らないが、神戸の灘高校を出て早稲田の商学部に入り、そのまま劇団に入っていた。...

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『釣りバカ日誌・6』

風邪で体が重いので、一日家にいたが、夕食後は『ブラタモリ』もないので、BSで『釣りバカ日誌・6』を見る。 いつもの愚劇で、三国廉太郎の社長と西田敏行の平社員の起こす、一応喜劇。 前に「こんなくだらない劇をなぜ松竹は作っているの」と、学生時代には原作者と雑誌の仕事を一緒にしたこともある金子裕君に聞くと、 「でも、あれだけ続いているのだから、どこか良いところはあるんじゃないの」と言っていた。...

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『クリード』 丸山和也というバカは、これを見てどういうのだろうか

昔、パロディ映画に『フライング・ハイ』があり、2作目だったが、空港の廊下に貼ってあるポスターに『ロッキー・20』があり、よぼよぼのスタローンがやっと立っているというもので、大笑いしたことがある。...

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嘘八百映画 『ヨコハマ物語』

サッカーグランドの芝を管理していた男の奥田英二が定年退職し、職場の女性から花束ももらって自宅に戻ると、妻市毛良枝が死んでいた。 49日の法要の日の墓参りで、墓に向かって怒鳴っている若い女に会う。孤児で、ロックバンドのマネージャーだったが、リードボーカルだけを引き抜かれて怒り狂っている北乃きい。...

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『親分の青春』

1953年に作られた東京映画作品、1時間足らずのもので、添え物として製作されたもの。                  話は、西銀座の風呂屋の主人で「町の親分」が二本柳寛で、小説家徳川夢声と知り合い。 原作が林房雄で、彼の他小津安二郎映画で有名な菅原通斎も出てくる。この人が小津映画以外で見たのは初めてだが。...

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『花の慕情』

1958年、当時東宝のトップ・スターだった司葉子と宝田明の共演もの。 監督は、名作『その場に女ありて』の鈴木英夫で、これも女性の自立を謳った秀作である。                     司は、華道の流派・新葉流の家元の長女で、家元亡き後流派の中心として大活躍している。 彼女には大学生の弟がいたが、友人と山に行って雪崩で死んでしまう。...

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意外に普通に見える溝口健二 『ある映画監督の生涯』

新藤兼人監督の『ある映画監督の生涯』は、多分テレビで見たはずで、それを岩波新書にしたものも、先に読んでいると思う。 この新書版は大変に評判が悪く、溝口健二の周辺にいた人からは、 「新藤説は異常で、あれではまるで溝口は狂人のように見えるが、彼は人情に篤い人だった」という批判があった。...

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マネ・カルとは何か

先日見た新藤兼人の『ある映画監督の生涯』の中で、依田義賢氏が、戦後の映画界の急激な変化、特に組合運動の激化について言っていて、 「マネ・カルまで組合員と言ったおかしなことがありましたな」と言っていた。 このマネカルとは、マネージカル・スタッフのことで、各パートの責任者のことであり、タイトルに名が出る人たちである。...

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「サウジは国家もどき、カタール、バーレンなどはディズニーランド」

中東問題については、私は放送大学の高橋和夫先生の言うことしか信用していないが、先生が「ビデオニュース」で、アメリカとイランとの合意以後の事情について話された。 大変に面白く興味深いものだが、今後の問題としてイランが国際社会に復帰すると、中東地域でサウジアラビアの地位が危うくなるのではとのこと。...

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「デーブスペクターみたいなのですよ」

私が高橋和夫先生を好きな理由は、意外にもユーモアがあることである。 今回のアメリカとイランの合意については、アメリカ政府は以前から慎重にいろんな手を打って来て、その一つにホワイトハウスの報道官にイラン人を入れていた。 非常に英語もペルシャ語も上手いイラン人を雇用していて、そいつのことを 「デーブスペクターみたいなのですよ・・・」と言い、大笑いだった。...

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『ドリームガールズ』

たまにはアメリカ映画も見る。 言うまでもなく、女性コーラスグループのザ・シュープリームスを素材としたミュージカルで、劇場で公演されたものの映画化なので、筋の展開の重要な場面の曲が、筋の説明のように歌われる。                          やや作り物めいているが、演劇は本来作り物なので、要はそれをどれだけ照れずに堂々とやれるかだろう。...

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松中、引退

元ソフトバンクの松中信彦が引退した。 勿論、年齢からくる成績不振だが、それよりも彼の持つイメージが時代の趨勢と合わなくなったことが大きいと思う。                  彼は、今では「最後の三冠王」だが、昨年はヤクルトの山田とソフトバンクの柳田が共にトリプルスリーを取ったように、今や打者は打力も重要だが、軽快さ、軽やかさも兼ね備えないとダメな時代になっている。...

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流山児祥 民芸 宝塚

昔から、興業の世界では「2,8」と言って共に客が入らない月だが、それは昔は暖冷房がなかったためで、2月は寒く、8月は暑くてお客さんが来なかったのである。 2月から3本、それも全く傾向の違う芝居を見た。普通はないことだろうが、私はいつものことである。 まず、流山児祥プロデュースの『キネマと怪人』 キネマとは満映のことで、怪人とは怪人20面相で、小林少年も出てくる、黒テントの佐藤信の昔の劇である。...

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『さらば・あぶない刑事』

『あぶない刑事』シリーズは、テレビでも村川透の他、長谷部安春な、沢田幸弘などが監督して面白そうだと思っていたが、浅野温子がしゃしゃり出てくるのが嫌で見ていなかった。 「二流女優が偉そうに出るな」というのが私の気持ちである。                       舘ひろしと柴田恭平の、横浜港署のコンビの刑事が60歳の退職の直前に起きる国際ギャング団の事件。...

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『特技監督・中野昭慶』 ワイズ出版

1935年、満州の丹東に生まれた中野は、1946年日本に帰国して新居浜で暮らすことになる。中学、高校時代に映画と演劇が好きになり、日大芸術学部から1959年東宝に助監督で入る。 大学時代から、アルバイトでテレビのシナリオを書いていたというように、もともとは特撮ではなく、普通の映画の監督を目指していた。...

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