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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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『挽歌』

1976年、東宝で公開された原田康子原のベストセラー小説の映画化、1957年の松竹に続いて2回目だが、亀井光代主演のテレビ版もあり、これは音楽が良く、テーマ曲は今も憶えている。調べると監督は先日亡くなられた日活の野村孝だったので、音楽は多分伊部晴美だと思う。 筋は、北海道の釧路で、劇団の美術を手伝っている美少女秋吉久美子をめぐるものと言うか、この自意識過剰な少女に振り回される大人たちの悲劇。...

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『地獄のオルフェウス』劇評

先月に見たテネシー・ウィリアムズの『地獄のオルフェウス』の劇評が、今出ている雑誌『ミュージック・マガジン』7月号に出ています。                                                            この劇は、一部で評価の低い人もいたようですが、私は非常に面白いと思った者のひとりです。...

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RITAのCDは売り切れだった

日曜日の朝は、放送大学の高橋和夫先生の『現代の国際政治』で、この日は「イラクとアメリカ」だった。 イラクは、中東地域だが、アラブではない。 ペルシャであり、アラブとは異なる文化の国であり、彼らはそのことに非常な誇りを持っているそうだ。 今、問題になっているのは、イラクの核開発で、アメリカとイスラエルがこれを強く批難していて、対立、戦争の可能性もある。...

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「水戸黄門的発想」

「水戸黄門」的発想がここにある。「一部マスコミは懲らしめないといけない」って、江戸時代のこと?。まるで水戸黄門。でも、大西黄門様には、さすがに自民党内にもでも助さん、格さんはいないようだね。当然でしょうね。                                                                    非国民ども、このご印籠が目に入らぬのか!...

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トイレ掃除で世の中が良くなるの?

政府が、女性が輝く社会として、トイレをきれいにすることを目標に掲げたそうだ。 「女性の活躍へ“トイレの質”向上を政府の会議が提言」 実に、どうでもよいこととしか思えない。 もともと、関西ではトイレをきれいにしておけば幸福になるという言い伝えがあるそうだ。 それを最初に知ったのは、死んだ女優で、絵本作家の藤原マキの本『幸福ってなに?』だった。...

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日本ではなぜ暴動が起きないのだろうか

地震や台風など、大自然災害が起きると、アメリカ等では暴動が起きることがあるが、日本では阪神淡路大震災にしろ、東日本大震災にしても、その後に暴動が起きたことはない。 それは日本人の国民性の良さだと広言する人がいるが、私はそれもあるが、他に別の理由もあると思う。 一つは、世界に冠たる生活保護制度であり、もう一つは、日本では人種によって仕事、商売が区分けされていないからである。...

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ジェーン・スーは、第二の岩田暁美になれるか

暇な時にラジオをPCやスマフォで聞くことが多いが、このところ注目しているのは、「生粋の日本人」ジェーン・スーである。 そして、若くして亡くなった岩田暁美を思いだした。 今どき、岩田暁美と言っても、40代以上の人しか知らないだろうが、1990年代末に巨人、特に長嶋ウォーチャーで、長髪・ガングロで長嶋の傍にいた女性で、ラジオ日本(ラジオ関東)の野球のリポーターだった。...

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『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』 増田俊也 新潮社

この本は、先週渋谷のエルスールに行った時、原田尊志さんから、その面白さと戦前にいろいろあった柔術諸派の中で、講道館が主流になっていく過程が良く書かれているというので読む気になったのである。 この大著の著者は、反講道館派の柔術の方で、木村政彦の強さ、そしてなぜ木村が実力で遙かに劣る力道山に敗れたかを膨大な取材で明らかにしている。...

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『インペリアル・戦争の作り方』

2年前の『黒澤明の十字架』のとき、佐藤忠男さんとのトークイベントの司会をやってくれた若い映像作家金子遊君が、新作を作り、その上映会があったので、雨の中渋谷のアップリンクに行く。...

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やはり、時代が違った脚本だった 『月は上がりぬ』

金子遊君のイベントにいく前に時間があったので、京橋のフィルムセンターの図書館に行く。 小津安二郎の『月は上がりぬ』の初稿を読むためである。この田中絹代監督作品は、「もう1本の小津安二郎映画」というべきもので、そう悪くはない。チーフ助監督が斎藤武市、音楽が斎藤高順で、小津組である。...

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鈴木清順作品の本質は

池袋の新文芸坐で鈴木清順の『悪太郎』と『悪太郎伝・悪い星の下でも』を見る。あまり人気のない作品なので、場内はガラガラだった。 どちらも、今東光原作の中学時代の自伝的小説を基にしていて、バンカラだが、小説好きの少年山内賢を主人公とするもの。                     両方とも相手役は和泉雅子だと思っていたら、二作目の山内の恋人役は野川由美子になっていた。...

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『赤線地帯』

多分、見るのは1970年代に横浜のシネマ・ジャック、NHKBSなので、今回が3回目だと思うが、非常に感心した。 古典的名作と言うべきだっろう。今回は、デジタルリマスター版なので、画面が非常に鮮明できれいである。撮影は大映でも京都の宮川一夫。 黛敏郎の音楽も凄い。電子音で、これについては、公開された時に、津村秀夫から「映画は良いが、音楽がひどい」と批判され、黛が怒って新聞に反論した。...

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『赤線地帯』の役者たちなど

先日見た『赤線地帯』は、本当に凄い映画で、一緒に見た職場の先輩の村岡さんは、今回が初めてだったそうだが、「俳優が皆そのものになっていたね」と非常に感心されていた。 女優たちも凄いが、中でも木暮三千代が一番だと思った。この中で、彼女は国を行政整理でクビになった夫・丸山修の妻で、乳呑児がいる生活苦から「通い」で、吉原の女になっている。...

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平成の新派大悲劇

平成の新派大悲劇とはなにか、今プロ野球の巨人軍で行われているドラマである。 父原辰徳と子菅野智之との親子の悲劇である。いや喜劇かもしれないが。 いつみても思うのだが、この菅野というのは、凄い投手だが、なぜ常に少しも面白くないと言う顔をしているのだろうか。...

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二人の高橋の死

昨日、元川崎市長だった高橋清が90歳で死んだと思ったら、今日は元巨人の左のエース高橋一三の訃報が出ていた、69歳。 高橋清は、川崎市の教員から組合、そして教育委員会の課長になり、共産党退治で名を挙げ、伊藤三郎市長の後を継いで川崎市長になった。 彼の息子は東大教授で、篠原一の弟子だった高橋進だったが、彼は61歳と非常に若くして亡くなられた。...

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『のど元過ぎれば』 有馬稲子 日本経済新聞社

日経に連載中から大問題になった有馬稲子の自伝である。 釜山からの引き上げ、宝塚入団、大江健三郎とのこと等々については、前に出た本にも書かれていた。                     問題は、市川崑とのことで、1960年頃にここでは盲腸の手術と書かれているのが、本当は堕胎だろうとのことだった。 映画『愛人』の頃からのことで、この時代まで続いていたとは少々驚く。...

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安藤忠雄の記者会見を見て

ネットの中継で新国立競技場のデザイン案の審査委員長安藤忠雄の記者会見を見て、三つのことがわかった。                             一つ目は、この男が心底無責任で、さらに所管官庁である文科省の下村博文、そして安倍晋三首相も無責任そのものであること。...

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本当にひどい人間だと思う 

世の中にはいろいろな人間がいるが、この鈴木寛と言うのもひどい人間だと思う。 要は、いつも状況の行くところに追従しているだけなのだ。 以前、民主党が良いときは、民主党から出たが、今は自民党で文部科学省で補佐官をやっているとのことだ。 本当に困った人間だが、こういう人間は、日本の社会で、結局は出世し、良い目を見るのだろう。...

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「建築家は技術屋ではなく、芸術家だからなあ・・・」

昨日、安藤忠雄の記者会見を見ていて、この言葉を思いだした。 横浜の港湾局にいた時、局長の小林さんがよく言って言葉である。 「建築家は技術屋ではなく、芸術家だからなあ・・・」 時として、建築物のデザインなどのことが出ると、こう言って自分たちのような土木屋とはまったく違う人間だと言っていた。...

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南区役所庁舎は再活用を

横浜のタウンニュース南区版に連載している「さすらいヨコハマ【11】」に以下の、南区役所の再利用を書きました。 新国立競技場の高額な建築案も見直されることが決まったように、横浜市南区役所庁舎を移転に伴い、撤去してしまうのは、非常にもったいない気がします。 今後は、横浜市長や市会議長へも陳情などの意見の表明も行っていきたいと思っていますので、よろしく。...

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