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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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二人の高橋の死

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昨日、元川崎市長だった高橋清が90歳で死んだと思ったら、今日は元巨人の左のエース高橋一三の訃報が出ていた、69歳。

高橋清は、川崎市の教員から組合、そして教育委員会の課長になり、共産党退治で名を挙げ、伊藤三郎市長の後を継いで川崎市長になった。

彼の息子は東大教授で、篠原一の弟子だった高橋進だったが、彼は61歳と非常に若くして亡くなられた。

パシフィコ横浜で行われたある会議で彼の姿を見たことがあるが、非常に小柄で、悪く言えばあまり風采の上がらない男だった。

 

                                   

 

一方、高橋一三は、巨人の左投手として大活躍し、特に阪神には異常に強くて、まったく手が出なかった。

巨人のOB会長の広岡は、「高橋は投手コーチとして最適」とよく言っていたが、なぜか巨人の有力なコーチにはならなかった。

今回、高橋清の訃報を見て驚いたのは、彼が3選の後に、4選にも出て、阿部前市長に負けたことだったが、そうだったのか。

4選なんて異常だが、横浜の高秀秀信元市長もそうだったように、3戦もすると、周囲にはイエスマンばかりになり、4選にも出るか、ということになるらしい。

権力の味はやはりおいしいわけである。

埼玉県でも、上田清司県知事が、自ら制定した条例を変更して4選に出るらしい。

これは、はっきり言って埼玉県民の恥である。

要は、誰がなっても県知事などはどうでも良いということになってしまうのだから。


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