地震や台風など、大自然災害が起きると、アメリカ等では暴動が起きることがあるが、日本では阪神淡路大震災にしろ、東日本大震災にしても、その後に暴動が起きたことはない。
それは日本人の国民性の良さだと広言する人がいるが、私はそれもあるが、他に別の理由もあると思う。
一つは、世界に冠たる生活保護制度であり、もう一つは、日本では人種によって仕事、商売が区分けされていないからである。
もちろん、パチンコ屋が韓国・朝鮮系だというのはあるようだが、これは日本の中での数少ない例外である。
ところが、アメリカ等では、人種ごとに職種が決まっていて、個人商店等は、韓国、ベトナム人が多く、日頃から葛藤のあるアフリカ系の人間などによって、襲われるということがあるようだ。非常に悲しいことだが。
また、肉屋は東欧系の人、電気屋はドイツ人、銀行はユダヤ人である場合が多く、それぞれの得意の分野と言えばそれまでだが、日本にはないものである。
そして、日本の生活保護制度、これは非常によくできたものであると思う。
日本のあらゆる社会福祉制度の基であり、世界に冠たるものだと思う。
先日、杉並に住んでいた男性が新幹線内で焼身自殺し、巻き添えの死者も出るという痛ましい事件が起きた。
彼は、杉並区議に生活保護の相談の電話をしていたそうだ。その区議が、なに党かが気になるところだが、申請すれば多分受理されたと思う。
71歳と一応高齢で一人暮らしで、年金も少ないとなれば保護対象であるだろう。
そうなれば、悲惨な事件も起きなかったわけで、やはり社会のセーフティー・ネットは必要なのだとあらためて思った。