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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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松竹への逆輸入 『喜劇・大安旅行』

1968年、松竹の旅行シリーズの1作目、主人公は紀勢線の専務車掌のフランキー堺で、父親はSLの機関手の伴淳三郎。 そこに、新宮駅前で寿司の弁当屋をやっている、笠置静子と新珠三千代の母娘が対置される。 紀伊半島は、当時新婚旅行のメッカだったようで、さまざまなカップルが登場するが、メインは独身のこの4人がどうなるかである。 いろいろな取り違えもあるが、伴淳と笠置静子は無事夫婦になる。...

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生年月日が同じ人間が、また見つかった ペギー・マーチだ

本の校正をやっていて、いろいろ調べていると、ペギー・マーチに当たり、生年月日が同じだった。 「アイ・ウィル・フォロー・ヒム」のペギー・マーチで、1948年3月8日である。                以前から知っていたのは、女優の篠ひろ子だった。 実は、もう一人いて、横浜市役所の新井貴君である。 なぜ、彼と同じか知っているかというと、わざわざ彼が私の席に来て、...

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瀬川昌司監督について

昨日見た『喜劇・大安旅行』の監督の瀬川昌司氏は、私の周辺では非常に評価の高い人だった。 主に、テレビ映画の時に、スタッフについた人たちの話なのだが、大変に能率的に撮影されていたとのことだ。                   彼は、東大を出て、新東宝に入り脚本を書き、すぐに監督になる。 新東宝が倒産すると、まず東映東京で監督をし、さらに松竹にも招かれて作品をたくさん作るようになる。...

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ヘアービジネスは

私の父は、若い時から禿げていたようで、母は、見合い写真を見て、 「この人、禿げているんじゃないの」と言ったそうだ。 その時は、「照明の性だろう」とごまかされたそうだ。 それに対して、私は髪が黒く、「指田は苦労していないなあ」といつも言われている。...

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来週には出ます

これです。アマゾン等で買えます。

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『福沢諭吉』

慶応大学の創立者福沢諭吉の伝記映画だが、関係者は岡田祐介以外は、慶応の人間がいない。                   脚本の笠原和夫は日大で、桂千穂は早稲田、プロデューサーの一人の岡田裕も早稲田、監督の沢井信一郎は東京外語大である。慶応出の映画監督は意外にも少なくて、日活の藤井克彦くらいだと思う。テレビの演出家は多いと思うが。藤井は、かなり良い監督で、高校は都立小山台と私の先輩である。...

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コンピューター2000年問題

横浜市に40年間いて、一番バカバカしかったことの一つが、1999年末に起きた「コンピューター2000年問題」である。 これは、2000年1月1日に、コンピューターが誤作動するという噂だった。                                                   みな忘れているだろうが、当時大騒ぎで、横浜市では、高秀横浜市長の厳命で、...

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『ビージーズ』

ビージーズは、どこか恥ずかしかった。 ある時、彼らを聞いていると、当時結婚していた妻から、 「こんな軟弱な音楽を聴いているの」とバカにされたものだ。                      今回、この映画を見て、少し彼らの独自性が分かった。...

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もう一つのバカバカしかったこと

横浜市にいて、バカバカしかったことを書いたが、もう一つ思い出した。 それは、1996年頃のことで、なぜか高秀市長が、急に2008年のオリンピックに立候補すると言い出した。 すでに大阪市が出ていて、「今更むり」とみな思ったが、市長はやる気になったらしい。 当時、私は横浜コンベンションビューローにいて、ここと横浜観光協会の合併の仕事をやっていたのだが、急遽オリンピック招致事業を手伝うことになった。...

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『黒い牡牛』

この映画を見たのは、高校生の時に見た記憶があるからで、それを確かめたかったのだ。 話は、メキシコの田舎で、農場で働いている一家のこと。牛を育てているが、それは200頭も持っている牧場主のものだが、ある日雌牛が子牛を生み、それは丈夫そうな雄牛だった。                                     息子のレオナルドは、それを牧場主に願い出て、その家のものにしてもらう。...

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森繫が出ない映画 『黒い牡牛』

昨日見た、『黒い牡牛』は、牛と少年の映画で、森繫久彌が絶対に出ない映画だった。               彼は言っている 「子供と動物が出る映画には出ない。絶対に勝てないからだ」 確かにそうで、この両者は、無心に演じるからで、プロの役者の演技も叶わないからである。 さすが森繁である。

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歴史の皮肉

岸田政権が、敵基地攻撃能力を高める防衛力増強を決めた。 これは、大問題で、戦後の日本の国是とも言うべき「専守防衛」を捨て去ることになるからだ。 だが、考えると歴史には、皮肉な事柄が起きることがある。 アメリカのベトナム戦争を止めたのは、民主党ではなく、共和党のニクソンだった。 同様に、中国との国交回復をいたのも、反共主義者のニクソンだった。...

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アルゼンチンの国歌

ワールドカップは、アルゼンチンが優勝した。                私は、見ていないが、最後まで見ただろうか。 さて、アルゼンチンの国歌は世界で一番長いのだそうだ。 終わりそうになって、また始まるもので、確かに長い。 それを知ったのは、ボクシングのフライ級戦で、パスカル・ペレスと矢尾板との闘いだったと思う。 アルゼンチン、ご苦労さん。

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池広一夫監督の最高作は 『ひとり狼』だろう

池広一夫監督が、93歳で、テレビの『終着駅』シリーズで、最後の作品とするそうだ。 大映時代の最高作は、1958年の市川雷蔵主演の『ひとり狼』だと思う。                                                   有楽町のスキヤバシ映画で、田中徳三監督の『怪談雪女郎』との2本立てで見た。...

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『傷つける野獣』

私は、熊井啓は、監督としては大したことないが、脚本家としては優れているというのが私の考えである。 これも熊井の脚本で、横浜の銀行で強盗が入り、支店長が殺される。 外観は、露亜銀行で、今は某結婚式場になっている建物である。 犯人の川地民夫は、バイクで横浜駅に逃げ、特急つばめで東京駅に向かう。...

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歌声喫茶

人は、好きずきだが、私にとって大嫌いなものが、歌声運動であり、歌声喫茶である。                                                                 もちろん、大好きな人もいるのだろうが、私は堪えられない。 あの歌い方、みなが心酔している姿は、気持ち悪さの極致である、私には。 この辺から、私の民青嫌いは始まっているのだと思う。...

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辻さんは、ご健在らしい

BS12で、松本清張の『微笑の儀式』を見た。 これは、売れない彫刻家の内藤剛志が、殺された女性佳那晃子のデスマスクで作品を作って一時評価されるが、役所広司に事実を暴露されて転落するもの。 昭和30年代の厚木基地付近の風俗など結構面白かった。監督は、元松竹の長尾啓司。 最後に、死んだ内藤が住んでいた古い木造アパートが出てくる。 管理人の女性が、どこかで見たことがあるなあと思うと、辻伊万里さんだった。...

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食堂がなくなっていた

用があって紅葉ヶ丘の神奈川県立図書館に行った。 新装されて、9月にオープンしたとのことで、元の書庫のところに立派に建て替えられていた。                                                   前の本館は、再整備中で閉まっていた。 岡本真さんをはじ「神奈川の図書館を考える会」の皆さんのご努力の結果だと思う。...

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「畳の上では死ねないぞ!」

「畳の上では死ねないぞ!」とは、かつて悪漢が脅す台詞だった。                                                 だが、近年では病院で死ぬことが常識になりつつあったようだ。 今年、私の知り合いでは、施設に入った後、そこで亡くなったという話が来た。 これからは、「畳の上ではなく、施設のベッドで死ぬ」時代になったようだ。

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悪役俳優が好き

安部徹ら、悪役俳優が好きだ。 天津敏、吉田義男、河津清三郎、西村晃などたくさんいるが、一番好きなのは、石黒達也である。                                                             元は前進座で、東宝の他、大映にもよく出ていた。...

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