『七人の刑事』の内、ご健在なのは
テレビの『七人の刑事』は、堀雄二、芦田伸介、佐藤英夫、菅原健二、城所英夫、美川陽一郎、そして天田俊明で、この七人は、言うまでもなく映画『七人の侍』からきている。 そして、時間がたったので、今やご健在なのは、天田俊明だけである。 その天田でも88歳である。 まことに時の経つのは早いものだと思う。
View Article誘蛾灯について
この時期になると、一番不愉快なニュースが、町の「イルンミネーション」である。 まあ、商店が客寄せにやるのは許せるが、普通の家がやっているのは、バカとしか思えない。 昔、水田の周辺に、誘蛾灯というのがあった。 これは、昆虫の走光性を利用して害虫を集め、下の水盤に油等を入れておいた虫を殺すものだった。 今のイルミネーションも誘蛾灯なのだろうか。
View Articleララいずみさんは、ニチボー貝塚をよくご存じないようだ
ララいずみさんは、大阪和泉の方で、そこの鉄道を中心に表現されている。 先日、阪和線の東貝塚駅から、南海の貝塚に歩いて行く映像があった。 東貝塚駅から出ていた貨物線跡を辿って、 「ここに昔繊維工場があり、バレーボールチームが全国で活躍された」とは言っていた。...
View Article『8号監房』
1956年の日活、原作は柴田連三郎、監督は阿部豊。 銀座のヤクザの組の事務所に三橋達也が来て、親分の植村謙二郎に、3年前のビルの建設費の未払い分を払えと言う。 植村というのが古いね。この人は、元日活で、大映時代は黒澤明の『静かなる決闘』でギャングを演じている。...
View Article『わが町Ⅳ』
夜、録画しておいたテレビを見る。 「火サス」の『わが町Ⅳ』で、脚本は鎌田敏夫、監督は木下亮。 月島の倉庫で、女性が殺され、酒瓶等がメチャクチャに割られている。 犯人は、その酒類の保管を依頼していた安売り酒会社の社長北村総一郎の妻・左時枝とすぐに分かるが、なかなかよくできていた。 さすが、鎌田と木下である。 ただ、このシリーズの設定が少々気になった。...
View Article高安、頑張れ!
王鵬が、豊昇龍を破って、高安、王鵬と豊昇龍が10勝2敗で、3人が同星になった。 王鵬は、大鵬の孫、豊昇龍は、朝昇龍の甥とのことで、大相撲も二世、三世の世襲の時代になったのか。 その中で、高安は、そうした世襲にも無関係に一人頑張っている。 大いに評価したいと思うものだ。 これまで何度も優勝のチャンスがあったのに、なかなかできなかった。...
View Articleテレポート会議
横浜市に40年間いて、いろんなことがあったが、中には非常にバカバカしいこともあった。 その一つが、世界テレポート会議だった。 「シーポート、エアーポート、そしてテレポート」というのがキャッチフレーズだった。 ある人は、「テレポーテーションの会議とはすごい」と思ったそうだが、そうではなかった。...
View Article「人はパンのみにて生きるにあらず」 大相撲とサッカー
昨日は、来月出す本の校正を、朝から午後までずっとやっていて、少々疲れた。 夕方、大相撲の千秋楽を見たが、2敗の高安が、本割で阿炎に敗れ、貴景勝とも3敗となり、巴戦になった。 最初に高安は、阿炎に敗れ、阿炎は、貴景勝にも勝って初優勝になった。 なにを擦るか分からない、阿炎らしさが出た二戦だった。 そして、サッカーのコスタリカ戦。...
View Article『荒木又右エ門』
剣豪荒木又右衛門(高橋英樹)は、妻みね(田中好子)と平穏な日々を送っていた。 ある日、又右衛門のもとに、みねの弟が惨殺されたという知らせが届く。しかも、斬った男は無二の親友(夏八木勲)の甥だったと知る。 この又右エ門の決闘・鍵屋の辻は、有名な話で、何度も映像化されてきた。 私が最初に見たのは、阪妻の主演の『伊賀の水月』で、今はない大井武蔵野館だった。...
View Article「なんだかよくわからないけど、指田さんがよいと思うならやってくれ」
この言葉は、私がパシフィコ横浜にいて、ウォーマッド横浜について、当時の総務部長岡本坦氏に説明した時の言葉である。 たぶん、1989年の秋ごろのことだと思う。 その後、1989年12月25日付けで、横浜市に戻ることになる。 その時の手帳を見ると、振興 「ウォーマッド、残念」と書いてるので、最後までやりたかったのだと思う。...
View Article杵屋は、水間鉄道の親会社
いろいろと口座のチェックがあり、横浜駅東口に行く。 昼は、地下のポルタの杵屋にする。 ここは、味も値段もまあまあだと思う。 このチェーンは、大阪和泉の水間鉄道の親会社なのだ。 水間鉄道は、南海貝塚駅から水間観音までを結ぶローカル線である。 元は、この地域の繊維産業の企業の出資によって出来た鉄道であるようだ。 南海と関係は深いが、まったくの資本関係等はないようだ。...
View Article『日中戦争下の汪兆銘政権を再考する』
汪兆銘と言えば、日中戦争中に、中国に親日政権を作ったとして、「漢奸」とされる人物だが、1944年に名古屋の病院で病死している。その原因は、1935年に受けた対日強硬派の一味による銃撃の弾が体内の残っていたものだというのも象徴的である(汪精衛というのは、ペンネームだそうで、本名は汪兆銘)。 要は、中国人にとっては、許せない人物だったのだろうか。...
View Article『わが町Ⅴ』
渡辺謙主演のシリーズの5作目は、『キングの身代金』で、言うまでもなく黒澤明監督の『天国と地獄』の原作で、これもほとんど同じ。脚本は、鎌田敏夫。 臨海部に住む会社社長の綿引勝彦と松本留美の子が誘拐されるが、実は運転手斎藤暁の子だったというのも同じ。...
View Article排砂管事業
横浜市港湾局の管財第一係長になった時は、いろいろな事業に会ったが、中で珍しいものの一つが「排砂管事業」で、たぶん誰も知らないだろうと思う。 これは、市の事業ではなく、国(建設省河川局)の事業で、鶴見川の土砂を大型パイプで排出して、大黒ふ頭の埋め立て土砂とするものだった。...
View Articleこれです 『ウォーマッド横浜 歴史に消えた日本のビッグフェステイバル』
12月21日に、Pヴァイン社から出ます。 1991年夏に横浜で始まったウォーマッド横浜、同時に富山県南砺市で始まった『スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド』 前者は、1996年で終わったが、後者は今も行われている。 そして、1997年から「フジロック・フェステイバル」が始まるのだ。...
View Article警察無線
私は、中学生時代は、ラジオ少年で、ラジオを作っていた。 当時、高価だった受信機を自作し、FM放送を聴いていたこともあり、そこでは柴田南雄先生や小泉文夫先生の現代音楽や民俗音楽等を聴いたものだ。 同時に、モダンジャズも好きになり、そこからウォーマッドへの道もできたわけだ。 その中で、一時警察無線を聞いていた時期がある。...
View Article下川博が死んでいた
私の友人で、一番付き合いが長かった下川博が、今年の1月2日に死んでいたことが分かった。 少々、驚いた。 彼とは、同学年で、ただ彼は一浪して文学部に入ってきたので、劇団では1年下だった。 彼は、両親が先生で、私の父も教師だったこともあり、また、私は池上、彼は横浜の本郷台だったので、高田馬場から品川に出て、京浜東北で帰っていたので、自然と話すようになり、いろいろと議論するようになった。...
View Article『宮本武蔵』
1961年の内田吐夢監督作品、5部作で、なんども見ているが、ユーチューブにあったので、見る。 その後の作品とかなり違うことに気づく。 冒頭、関ヶ原で大坂方として負けて泥沼を中村錦之助と木村功が這いずり回っているところから始まる。 かなり長くて、ここは満州国に行き、そのまま中国に残って苦闘した内田の体験が反映していると思う。...
View Article外国人には有名な場所
東京や京都には、日本人はほとんど知らないが、外国人観光客には非常に有名な施設がある。 前から聞いていたが、本当に行ったのは、1991年夏のパシフィコ横浜のオープニングイベントの一つとしてやった「国連ピースメッセンジャー都市会議」でのことだった。...
View Article日本のニュース映画で最大のやらせは
今日、12月8日は、日本軍の真珠湾攻撃等があり、太平洋戦争があった日である。 この大本営発表のニュースの映像は、みな見ているだろうと思う。 だが、あの軍人が発表している映像は、実はやらせで、二回目なのである。...
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