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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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『極楽金魚』

日本シリーズが日本ハムの4連勝で土曜日に終わってしまい、日曜日はどうしようかと思っていると、斉藤朋君から横浜ボートシアターの公演で『極楽金魚』の招待を受けたので、南軽井沢に行く。 横浜の人はご存じだろうが、軽井沢と言っても長野の軽井沢ではなく、横浜の西区軽井沢であり、簡単に言えば横浜駅の奥、ミッ沢の下の地域である。...

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『黒部の太陽』

先日、黒部ダムに行ったので、石原裕次郎が三船敏郎と共に作った1968年の映画『黒部の太陽』を見るが、意外に良い作品だった。 脚本が監督の熊井啓と井手雅人で、記録的な表現も含め、非常に丁寧に作られている。...

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『シン・ゴジラ』の意味は・・・

先週の土曜日に、『シン・ゴジラ』を大森に見に行き、2回見た。夏に川崎で見たので、これで3回見たことになり、川崎では売り切れだったパンフレットも買う。                              やはり、非常に面白いが、ゴジラが鎌倉から上陸し、洋光台と川崎を横断して東京駅付近に来て、ビル街を大々的に破壊してエネルギーを蓄積するために止まる。...

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菊慈童は、ピーターパンだろうか

なんでも見ることにしているが、苦手が二つあり、シャンソンと能である。 下賤な生まれなので、おシャンソンと能楽には縁がないのである。 さて、誘われたので鎌倉能舞台に行く。冒頭、中森勘太氏の解説がある。この形式は、父の故中森昌三氏が始めたもので、当初は批難ごうごうだったそうだ。中森氏は、レーザー光線能など常に新しい試みをされた方で、能の世界では異端だったようだ。...

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トランプが大統領になるとは・・・

昨日は、米大統領選の開票を見てしまったが、トランプが勝利したのには驚いた。 だが、これはトランプの勝利というよりも、ヒラリー・クリントンの敗北だと思う。 彼女は非常に優秀な女性のようだが、本来自分の喜怒哀楽を自然に表現することが苦手な人間のように私は前から見ていた。 選挙戦中、支持者らとハグし、喜びを表す時、私はいつも嘘くさい大げさな表現だなと思ってきた。...

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「横浜と映画」終える

弘明寺の大岡地区センターの自主講座・大岡サロンの3回目として「横浜と映画」を金曜日にやった。 これは、大岡地区センター副館長の鈴木幸子さんの前からの「映画と町歩きを一緒にできないものか」というご希望を実現化したもの。 前日夜からの小雨も昼には上がり、まず前半の町歩きは、河北直治さんにお願いする。...

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ヒラリー・クリントンについての有名な話

2012年6月に私は以下のように書いた。   ヒラリー・クリントンが米大統領選に出るらしいことが、報道されていたが、彼女の有名な小話。クリントンとヒラリーは、高校の同級生である。(これは間違いで、彼らは高校大学は別で、その後イェール・ロー・スクールで出会って一緒になった)...

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ドラマができるとき、あるいは作り方

先々週から、東京の豊洲のユナイテッドシネマ豊洲で行われた「第3回新人監督映画祭」に行き、多くの作品を見た。 その前に、コンペティション部門の28作品を見て、グランプリの審査もやって非常に面白かった。                        玉石混淆という言葉があるが、まさにその通りで、...

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『将軍様、あなたのために映画を撮ります』

非常に面白い映画だった。                                                主人公は、韓国から北に亡命したと言われていたが、実は拉致されて北朝鮮に行き、元夫で映画監督申相玉に再会した女優の崔銀姫。 彼女は韓国の大スターで、申相玉も大監督で当初はオシドリ夫婦だったが、申に愛人がいることが分かって二人は離婚する。...

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『レミニセンティア』

今日で朝の上映が終わるというので、朝早く横浜を出て渋谷に行く。夜は、帰りが異常に混むので嫌なのだ。 『レミニセンティア』は、日本最初のロシアで作られた劇映画で、監督の井上雅貴は、10年前にソクーロフの『太陽』でメイキング映像の作成をして、ロシアの素晴らしさに感動し、自己の第一回作品をロシアに選んだのだそうだ。...

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『禁断』

井上芳夫がこんないい映画を作っていたとは知らなかった。 彼は大映東京の監督で、そうひどくはないが、特に凄いと思う物も監督していなかったと記憶している。 原作は時の人石原慎太郎で、脚本は白坂依志夫、音楽は平岡清二でほとんどギターの演奏。...

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『忠臣蔵の恋』

このところ、毎週NHKBSの土曜ドラマ『忠臣蔵の恋』を録画して見ているが、結構いい出来である。                                                          諸田玲子の原作、塩田千種の脚本、武井咲と福士誠治の恋物語で、美男美女でドラマを構成するのは、韓流ドラマだと思うが、脇役が良い。...

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曜日が全部わかる人

先日の映画『レミニセンティア』では、総ての曜日を当てられる女性が出てくる。                                だが、私の甥に、すべての時代の曜日を当てられる男がいる。 「何年の何月、何日はなに曜日?」と聞くと「はい、なに曜日」と答えられるのだ。...

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呑川の氾濫

『シン・ゴジラ』で、ゴジラが最初に上陸するのは羽田の呑川の河口である。 この呑川は、洗足池から流れ出る小河川だが、私の実家の池上の真ん中を横切って流れていた。 1950年代当時は、護岸は木製で守られていたが、他は完全な自然状態で、夏には水草が生えているのが見えたものだ。...

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来週には注文できます 『ゴジラは円谷英二である 航空教育資料製作所秘話』

私の本『ゴジラは円谷英二である 航空教育資料製作所秘話』が今月末にできます。前回の『小津安二郎の悔恨』と同じく、えにし書房からです。 注文制なので、東京でも東京堂や紀伊国屋などにしか置きません。 ご興味のある方は、ぜひご注文ください。 どうぞよろしく。                        

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丸橋さんにお会いする

土曜日から大阪大学で、日本映画学会総会なので、金曜日の昼に新横浜を出て、大阪に向かう。 実は、新横浜で一つ前の列車に乗ってしまい席はないので、「参ったなあ」と思っていると車掌が来て、その列車の空いている席を取ってくれる。 3列の真ん中の席で、両脇は若いビジネスマンだったが、二人ともずっとパソコンを叩いて文章を作っている。 「今のサラリーマンは大変だなあ」と思うが、二人とも豊橋で降りてゆく。...

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12月15日に、トークイベントをします

今度出た『ゴジラは円谷英二である 航空教育資料製作所秘史』のトークイベントを12月15日にやります。 夜7時半からで、場所は関内のマルチエンタメ食堂の「スリーエス」です。 当日は、円谷と航空教育資料製作所に関連した『馬』、『ハワイ・マレー沖海戦』、戦後の浪人時代の『君の名は』、 そして東宝に復帰しての『ゴジラ』の特撮映像を見ながら円谷の魅力と功績を考えます。...

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日本映画学会第12回大会

先週の土曜日は、大阪の豊中市の大阪大学で行われた日本映画学会第12回大会に参加した。 ここに来るのは2年ぶりだが、宝塚線の石橋から歩いて、30分近くもかかる広大なキャンパスである。                 私は、今回出した『ゴジラは円谷英二である』を使って戦前、戦中、戦後の円谷作品の一部を上映して話した。...

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『隣の八重ちゃん』

1934年の松竹蒲田作品で、監督は島津保次郎である。 東京の郊外に住む、大日向伝と隣家の逢初夢子は隣同士で仲が良い。大日向の弟の磯野秋雄は野球をやっている。                    この辺は、昭和初期の大衆文化がよく反映されているが、日常的な淡々とした描写で、大きなドラマはない。 そこに逢初夢子の姉で出戻りの岡田嘉子が戻って来て、大日向に手を出したりするが、彼女は家出してしまう。...

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「小川宏ショー」に出た兄

アナウンサーの小川宏が亡くなったそうだが、その人気コーナーのご対面に私の兄が出たことがある。 相手は女優の高峰秀子で、彼女の小学校時代の「恩師」が私の父・指田貞吉で、1960年に死んでいるので、その代わりで当時20代の兄が出たのである。 私は家で、8ミリカメラで撮影したので、そのフィルムは今でもあるはずだが。...

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