昨日は、米大統領選の開票を見てしまったが、トランプが勝利したのには驚いた。
だが、これはトランプの勝利というよりも、ヒラリー・クリントンの敗北だと思う。
彼女は非常に優秀な女性のようだが、本来自分の喜怒哀楽を自然に表現することが苦手な人間のように私は前から見ていた。
選挙戦中、支持者らとハグし、喜びを表す時、私はいつも嘘くさい大げさな表現だなと思ってきた。
要は、素直に感情を表現することが苦手なのだと思う。
彼女は、ビジネスマンや官僚など、単に仕事をするだけなら、大変に優秀だと思う。だが、政治家や俳優など、感情を表現することが多い職業には向いていないのだと思える。
アメリカの大統領は非常に面白く、今のオバマもそうだが、無名の人間が予備選で急に候補になり、本選挙にも勝ち、大統領になってしまうことがある。
ヒラリーの夫のビル・クリントンもそうだったし、古くはジミー・カーターなども、全国的に有名な存在ではなかった。
そう考えると、アメリカは常に新しい、新鮮で素直な人間を求めていることになるが、トランプの暴言はひどいが、自己の感情を素直に表現している点では、ヒラリーよりも嘘つきではないと思われたのだと思う。
ロシアのプーチン、中国の習近平と言い、結構変な人間が大国の長となる時代になったのだろうか。