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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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警察無線

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私は、中学生時代は、ラジオ少年で、ラジオを作っていた。

当時、高価だった受信機を自作し、FM放送を聴いていたこともあり、そこでは柴田南雄先生や小泉文夫先生の現代音楽や民俗音楽等を聴いたものだ。

同時に、モダンジャズも好きになり、そこからウォーマッドへの道もできたわけだ。

その中で、一時警察無線を聞いていた時期がある。

今は違うが、約40年前の当時は、セキュリティーが緩くて、さすがに警察署間の無線などは無理だったが、パトカーと警察署間の無線などは、普通に傍受できた。

聴いていると、実にのんびりとしたもので、その大半が、無銭飲食、ボヤ等の類で、大事件などないのだ。

「警察も、こんなのに付き合っているのか、大変だなあ」と思ったものだ。

ちなみに、傍受するだけでは違反にはならず、他に漏らしたときは、問題になると思うが。

さて、こういう無線を愛好する連中は、結構いたもので、彼らは内向的で、お互いのことを呼ぶのに、

「おたく」と言っていた。

            

ここから、おたく族という言葉が生まれたのである。                   

昔むかしの話だが。


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