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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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『欲望と言う名の電車』

『欲望と言う名の電車』が、1953年に文学座で上演されたとき、二つのことがあった。一つは、ボーリングというのが分からず、「遊びにいく」に代えたこと。もう一つは、杉村春子のブランチを見て、岩田豊雄と岸田国士が「これは違う」と言ったこと。 だが、杉村はずっとこの役を演じてきたのはどう言うことなのだろうか、すごいというしかないだろう。...

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『犬』

横浜ボートシアターは、前に見た『さらばアメリカ』がひどかったので、製作の斎藤朋君に勧められても、やや危惧をいだいていた。 だが、完全な傑作だった。 中勘助の原作と聞き、平気なのと思ったが、実に近年まれに見る優れた作品だった。                     一緒に見に行った小林君は、中勘助をシュールレアリストと言ったが、むしろ性的アナーキスト、監督で言えば西村昭吾郎のような人だと思った。...

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鮭はなぜ遡上するのか

北海道で、鮭が大量に川を遡上しているとのことだ。                では、なぜ鮭は、産卵の時に川を遡上するのだろうか。 それは、「個体発生は、系統発生を繰り返す」の法則からなのだ。 鮭は、日本海がまだ湖だった頃に広くいたマスが、海に変わった時に、それに対応して鮭になった。 そこから鮭は、北太平洋全部に広がって行ったのだそうだ。 だから、産卵の時は、淡水の湖に戻って来るとのことだ。  

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「にちぶつがくいん」とは何か

横浜で、フランス映画祭が行なわれるとのことで、ご苦労さんというしかない。 これは、高秀秀信元市長が気に入れられていた事業だった。                        ある決算委員会で、公明党の議員が質問したことがあった。 それは、横浜日仏学院への助成のことだった。 彼は聞いたのだ、 「こよはまにちぶつがくいん」と。 すると、田口総務局長は、しつこく「にちふつがくいん」と繰り返した。...

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『ママお家が燃えてるの』

1961年の松竹映画、実話の映画化で、主演は淡島千景、鰐淵晴子や倍賞千恵子らが共演。                          主婦の淡島千景は、性格の違いから弁護士の夫と別れて、6人の子供を抱えて再出発する。...

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『月食』

昨夜は、皆既月食だったが、要があって空を見る暇がなかった。 1994年1月に『月食』という劇があったが、私は『ミュージック・マガジン』に次のように書いた。...

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力道山

このところ、プロレスについてのユーチューブを見ていて、非常に人間関係が面白い。 中で、私のようにプロレスに興味のない人間でも、レスラー間のドラマは面白い。 だが、やはり一番興味深いのは、日本のプロレスの創始者・力道山だろう。 彼と豊登・シャープ兄弟戦は、池上の銭湯・久松湯の二階のテレビで見た。 なにより、シャープ兄弟のタッグの巧妙さ、ずるさに怒りを持ったものだ。...

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一番金のない役所 法務省

葉梨法務大臣が、死刑の印を押すしか仕事がないと言って、問題となっている。 法務省は、一番金のない省庁である。 全国で、法務省が行なう事業で、社明運動がある。正式には、社会を明るくする運動で、横浜では区役所でやるのだが、予算が一切出ない。 そこで、地域のPTPとか区社協の予算でやることになる。 法務省は、ポスターとチラシを配布するだけで、さすがに主催とは言わずに、主唱と言っている。...

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『ケネディの意志を継いだ男 リンドン・ジョンソン』

ジョンソン大統領は、言うまでもなくケネディが暗殺されて副大統領から大統領になった一人である。                         冒頭、1960年の民主党の予備選の模様が出てきて、ベットでジョンソンが奥さんとテレビでケネディを見ていて、「いい男だ」と言うシーンがある。 逆に言えば、ケネディなんか、ルックスだけだとジョンソンは思っていたのだろう。...

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『セヴェン・イヤーズ・イン・チベット』

1939年春、オーストリアのハンスたちは、ヒマラヤの山に登る。 登山は苦労つづきで、滑落事故などの後、彼らはイギリス軍に逮捕され、収容所に入れられる。 ドイツとイギリスが、戦争になったからだ。                                                                 だが、ブラピは、友人と共に収容所を逃げて、インドからチベットを目指す。...

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白木みのる、死去

白木みのるが、2年前に亡くなっていたことが分かったそうだ。85か86だったようだ。 2010年7月の北島三郎の簡保ホールでの公演で、白木らを見て、次のように書いた。...

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チベットの仏教音楽

映画『セヴェン・イヤーズ・イン・チベット』でも出てきたチベットの宗教音楽は、昔から注目されていたもので、ノンサッチでも何枚か出ていて、私もよく聞いたものだ。                      これが、実際に行なわれたのは、1990年3月のみなとみらいのグランモール公園のイベントだった。...

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『さらば友よ』

なんどか見た映画だったが、良いところは見ていないことに気づく。                       二度くらい見たと思うが、それはチャールス・ブロンソンが警察に逮捕された辺からで、アラン・ドロンとの友情のような部分は見ていなかったのだ。 原作のシャブリゾは、男の友情にこだわる人で、ここでもそれがよく出ていると思う。 ただ、まだ全面的ではなく、部分的だが。 セットなどの美術が非常に良い。...

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『座頭市・地獄旅』

『座頭市』シリーズの12作目、中でも傑作の1本だろう。 脚本は、伊藤大輔先生で、監督は三隅研次、そして配役が実に良い。                将棋の相手で、その打ち方で、山本学と林千鶴の親の敵なのが成田三樹夫。 林は、この後劇団円に入り、高林由紀子となる。...

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「早稲田と漱石」

横浜稻門会の三金会で、早稲田大学文学部の安藤文人先生の講演で、「早稲田と漱石」があった。 夏目漱石は、早稲田に生まれて、最後も早稲田の自宅で死んだのだ。 漱石は、日本で二番目の英文学士だったそうで、英文科の落第生の大先輩なのだ。...

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ちい散歩とララいずみチャンネル

テレビに散歩番組は多いが、やはり良いのは、俳優地井武男の「ちい散歩」だが、彼は亡くなっている。 元気に散歩していた彼が死ぬなど不思議だが、内部疾患があったのだろう。 ご冥福を祈りたい。 そこで、今よく見ているのは、大阪和泉に住まわれる、ララいずみさんの、「ララいずみチャンネル」である。 もとは、鉄道が中心だったが、和泉地区の街歩きも多く、非常に面白い。...

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パシフィコ横浜の正式名称は

みなとみらいのパシフィコ横浜の正式名称をご存じだろうか。 多分、ほとんどの方は、ご存じないに違いない。                        正式な会社の名称は、㈱横浜国際平和会議場というのだ。 1987年に会社を作るとき、当時みなとみらいで会議場担当の岡本部長と宇野課長の原案は、 ㈱横浜国際会議場だった。それを、当時の横浜市長細郷道一氏のところに持って行った。...

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映写技師のドラマ

『東京人』の映画館特集で、映写技師の座談会があって、非常に面白かった。 1950年代の映画全盛時代、映写技師は、結構憧れの職業だったと思う。 それに、16ミリでも上映の鑑札のようなものがあったのか、講習会が開かれていた。 テレビだが、この映画館の映写技師が主人公のドラマがあった。                          『七人の刑事』で、その映写技師は、かの蜷川幸雄なのだ。...

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ひどい上映例 2件

昔は、映画館でひどい上映のことがあったものだ。 一つは、前にも書いたが、高倉健主演の『君よ、憤怒の河を渡れ』で、公開初日に、伊勢佐木町の横浜松竹に行き、館内に入ると、客が騒いでいる。 「また、同じところだ」 私は、土曜日の午後で、やっと着いたのだが、上映はとっくに始まっていて、途中だった。 最後まで見て分かったが、どうやら途中の缶を二度上映したらしいのだ。...

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地井武男は二枚目だった

その晩年は、「ちい散歩」等で、気軽な面を見せていた地井武男だが、本当は二枚目だった。                    それに気づいたのは、藤田敏八監督の映画『赤い鳥、逃げた?』だった。 ここでは、地井は、横浜のボス・内田朝雄の秘書のような役で、非常に迫力があった。 桃井かおりは、本当は内田の娘なのだが、内田に「そんな者は知らん」と言われてしまう。...

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