『東京人』の映画館特集で、映写技師の座談会があって、非常に面白かった。
1950年代の映画全盛時代、映写技師は、結構憧れの職業だったと思う。
それに、16ミリでも上映の鑑札のようなものがあったのか、講習会が開かれていた。
テレビだが、この映画館の映写技師が主人公のドラマがあった。
『七人の刑事』で、その映写技師は、かの蜷川幸雄なのだ。
大変にいい加減な男で、漫画を読みながらやっていて、ピントがずれて客から文句を言われるという奴だった。
映画館のピントについては、私は結構気になる方で、以前はよく文句を言いに行ったものだ。
最近のシネコンなどでは、ピントがずれるなどがないのは、よいことだと思うが。