ペギー葉山が急死されたが、84歳は若いとは、日本の高齢化は凄い。
さて、ペギー葉山と言えば、『南国土佐を後にして』だが、元はジャズ歌手だった。
デビューが、渡辺弘とスター・ダスターズの歌手であるように、彼女はもともとはジャズ・シンガーだった。
その証拠に、ペギー葉山のペギーは、ペギー・リーからきている。
当時は、フランク永井、松尾和子も、みなジャズ・シンガーだったが、それは米駐留軍基地での公演が主だったように、日本の音楽文化における米軍基地の意義の大きさを現すものである。
現在は、大手の呼び屋のウドー音楽事務所も、元は米軍基地にミュージシャン等(そこには日本の大神楽のようなものもあった)を売り込んでいた事務所であり、キョウドーなどとは違い、日本国内の呼び屋としては、後発なのだそうである。
ジャズから日本のポピュラー音楽の発展に尽くされた歌手のご冥福をお祈りしたい。