スキヤキの二人のアーチスト
今日から入院して、尿道結石の破砕手術をするので、とりあえず先週の「スキヤキ・ミィーツ・ザ・ワールド」のメインの二人について書いておく。 昨日、今日と東京でもコンサートをやっているで、お時間のある方は是非見に行ってほしい。 まずは、エチオピア人のアスナケ・ゲブレイスとフランス人バンドのユーカンダンツは、土曜日の夜に野外会場のフローラルステージ。...
View Article最初に聞いた I have a dream
今日は、ワシントンでの大集会の時、マーチン・ルーサーキングが、有名な「I have a dream 」の演説をした日だが、それを最初に教えてくれたのは、大学1年のとき、東京教育大学から来ておられた入江勇起男先生だった。 入江先生の講義は、「英文学史」で、古代を詳しくやっていてなかなか時代が進まない詳しいものだった。...
View Article『ほろ酔いトーク 黒澤明の一夜 −クロサワって誰よ−』をします
来月、9月26日木曜日の夜、7時から関内のマルチエンタメライブ食堂「スリーえす」で、上大岡の宗澤俊郎さんの主催で、「ほろ酔いトーク」をします。 ここは、昔は綺麗なお姉さんのいるクラブで、港湾局の好きものに連れらてて行って随分とぼられたことがあります。 今は、そんなことはありませんので、お気楽に見に来てください。...
View Article城端線(じょうはなせん)など
先週のスキヤキ・ミィーツ・ザ・ワールドでは、イベントを堪能したが、その概ね昼間は、城端線、氷見線、さらに万葉線に乗って楽しんだ。 土曜日の午前中、することもないので、福野から城端線に乗って城端までに行く。 観光案内所で聞くと、城端の町は10分以上も歩いたところにあり、浄土真宗大谷派の別院があるとのことだったが、この暑さの中、歩いていくのはきつい。...
View Article城端と加賀藩の豊かさ
スキヤキの二日目の日曜日の午前中は、再び城端線に乗って城端駅に行く。 駅の端には、映画『夜叉ヶ池』のロケハンに使われたことの看板も立っていた。 『夜叉ヶ池』は、名作だと思うが、著作権の問題があり、再上映もDVD化もされないのが大変残念な作品である。 バスで、城端駅から城端の中心街に行く。...
View Article『忍びの衆』
1970年、ダイニチ映配に移行する直前の大映末期に公開された時代劇映画 市川雷蔵主演で作られてきた「忍びの者」シリーズでは最後で、雷蔵はなく、松方弘樹と峰岸隆之介が主演している。 さらに本郷功次郎や安田道代、さらに藤村志保も出ている。 タイトル前の凝った画面と重厚な音楽から、あるいはと思ったが、やはり監督は森一生だった。...
View Article『爽春』
「爽春」 こんな言葉が本当にあるのかどうか知らないが、内容はそれほど爽快なものではなかった。 あえて映画の意味を言うなら、「悔恨」になる。 それは、主人公の岩下志麻が、恋人滝田裕介と付き合っていたのに、彼がロンドン勤務になったために別れ、彼はイギリス人女性と結婚してしまう。 戻って来て再会し、ホテルで密会するようになる、別れも結婚にも進めず曖昧な関係を続けている。...
View Articleかつて新劇俳優、今や歌舞伎役者
ドラマでの悪役のふさわしさだが、かつて日本映画の右翼やヤクザの親分、時代劇の悪代官、悪徳商人などは、滝沢修、佐々木孝丸、千田是也、山形勲、薄田研二、三島雅夫ら新劇役者の持ち役だった。 私は、この中では三島雅夫が大好きで、この人が出てきて、作品の冒頭では善人顔で良いことを言っても、いずれ悪になるとゾクゾクしたものである。...
View Articleマック・赤坂が戦っているのは、日本人の集団主義だ
マック・赤坂を最初に見たのは、多分2011年の東京都知事選挙の時の政見放送だったと思う。 これは一体なんだと思ったが、直後に渋谷駅で、白のメルセデス・ベンツを見てさらに驚いた。 あの「スマイル、10度、20度、30度」や「ネガティブからポジティブへ」、「マイナスからプラスへ」のアクションにはただ笑うしかなかった。...
View Article轟夕起子
轟夕起子と言っても、今や誰も知らないだろうが、宝塚歌劇団から映画界に入って最初に成功した女優であり、多分日本映画史で言えば、英米的な明朗さを最初に表現した女優とも言えるだろう。 きわめて自然な演技のできる女優で、日本女優史を飾る人であることは間違いない。 昔から、私は轟が好きだったのだが、昨日の東京新聞の朝刊に、大阪で轟を研究し、月刊誌まで出されている山口博哉さんのことが紹介されていた。...
View Article瀬良明さん他が多数の俳優が出ていた 『手錠をかけろ』
別の要件があったので、阿佐ヶ谷に行き、ついでにラピュタに。 「招待券がありますよ」と会員カードに挟んだ紙を見て言われ、 「そう」と聞き、見直してもらうと「8月26日まででした」とのことで、正式に券を買って『手錠をかけろ』を見る。 7月に中村登の『結婚式・結婚式』を見て以来、来ていなかった。...
View Article小柳徹も出ていた
昨日見た『手錠をかけろ』で、佐藤允は、警察音楽隊員の傍ら、近所の児童合唱団の指導・指揮をしている。 歌う曲が、『赤とんぼ』で、時代を感じてしまう。 というのも、5年前、国連アフリカ開発会議が横浜で開催されたとき、会議に便乗して、ナイジェリアの作家エイモス・ツツオーラの『やし酒飲み』をミュージカルにして上演した。...
View Article戦前の日本の社会の総体を描く試み 『風立ちぬ』
宮崎駿監督作品の総てを見ているわけではないが、『風の谷のナウシカ』以来、素直に宮崎駿の世界に感動できた。 それは、余り奇をてらわず、妙に小難しいことを言わず、比較的自然に物語を語っているからである。 もちろん、それはメカニズム好きの宮崎による素晴らしい描写と、飛翔することの憧れ、主人公堀越二郎と薄幸の女性菜穂子との恋と結婚を普通に描いている。...
View Article高岡の万葉線
先月、スキヤキの後に、月曜日に高岡市に出て、時間は十分にあったので、駅を降りて路面電車の万葉線に乗る。 路面電車だが、LRT風で低床式の車両だが、架線を使っている。 ここも藤子不二雄先生で、どらえもんやどらみちゃんがある。 JRの氷見線の同様に駅から市内を北上し、伏木港に向かうと、すぐに臨港地帯に入り、やや殺風景な大工場ばかりになる。...
View Article『熱帯のアンナ』
幕間、隣の若い女性二人組が話していた。 「星さんのファンフリンに枕元で話してほしいわね」 「星の王子様」のような星智也にベット脇で話しかけられたら、到底眠られないだろうに。 作者のニロ・クルスは、1960年のキューバ生まれ、父がカストロ政権に反対したので、1969年一家はアメリカに亡命した。...
View Articleやはり無理な超音波殺人
日曜日に入院して、昨日尿道結石の破砕手術を受けてきた。 破砕は、超音波を石に当てて壊すというもので、1分間に約100発、1時間で5、000発の超音波を受けてきた。 大型のX線照射装置のような円筒形の首が伸びている台の上に仰向けに座り、下半身は裸になる。もちろん、上にタオルをかけるが。 そして、いろいろいと円筒形のものを動かしていた後、 「準備終わりましたので、始めますから」と先生。...
View Article『夫婦善哉』
土曜日に放送されているNHK大阪の『夫婦善哉』が面白い。 豊田四郎監督、森繁久彌、淡島千景主演の東宝映画があまりにも有名だが、結構よくできていると思う。 JOBK放送60周年だそうで、力が入っているのだろうか。 このJOBKと言うのも、最近はあまり聞かないが、昔はよく言っていたもので、大阪放送局にはそれなりの独自性と東京への対抗意識があったのだろう。...
View Articleマルナン閉店
今日の東京新聞に、渋谷の洋服生地屋のマルナンが今月16日で閉店のことが出ていた。 高校で演劇班に入り( 都立小山台高校では、文化部演劇班、運動部野球班というように陸軍内務班のような呼称だった)、最初の劇を上演するとき、1年生の女性が買いに行くように上級生から指示されたのが、この店だった。 衣装は女性、大道具は男という「性差別」については、問わないで良いだろう。...
View Article『ジャンヌ』
バーナード・ショー原作の、15世紀のフランスで突如現れて祖国の危機を救い英雄となるが、囚われの身となり火あぶりの刑に処せられたジャンヌ・ダルクの生涯を描くもの。 主演は、笹本玲奈で、全体として言えば優等生的な演技が少々面白みに欠けるが、生き生きとして演じており素晴らしいジャンヌだと思う。...
View Article雑司が谷に行く
副都心線で雑司が谷に行く。ここは、都電荒川線で通ったことはあるが、歩くのは初めてで、行くことにしたのは、みちくさ古本市が開かれていると聞いたため。 だが、今日は前夜祭で本番は日曜日、しかも暑いので、本部テントで、『名作で歩く 東京・下町・山手文学散歩』と『日露戦争・勝利のあとの誤算』を買ってトークイベントに行く。...
View Article