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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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渥美清の聖火ランナー

今朝の東京新聞のNHKの川口幹夫元会長の追悼記事の中で、彼は芸能局にいて年末の『紅白歌合戦』も担当し、1963年末には渥美清が日比谷公園から、宝塚劇場に聖火ランナーとしての疾走を企画したとあった。 「ああ、そのような映像を見たな」と思う。 思えば、当時渥美清は、元気で体力勝負が取り柄の俳優で、 「丈夫で長持ち」がCMのキャッチフレーズだった。...

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トリフォーが死んだとき

1984年10月、フランスの映画監督フランソワ・トリフォーが亡くなった時、私はニューヨークにいた。            横浜市港湾局にいて、横浜港のポートセールス団を率いて、アメリカ東海岸をツアーしていた。 ワシントン空港からボルチモアに飛び、ボルチモアの港湾地区の再開発を視察調査した。...

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弘明寺は面白い

昼前、外に出るとかなり暖かいので、地下鉄で弘明寺に行く。 春樹というラーメン屋ができていたので入って、中華ソバを頼むと昔のラーメンで結構旨い。 昔、目黒の権之助坂にあったラーメン屋の味のようで、普通のもので大変結構だった。 商店街を歩いていると、女性に声をかけられる。パシフィコ横浜の職員で、3人の子供を連れていた。 「いつもお若いですね、まったくお変わりない」と言われる。...

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県立図書館と音楽堂は隣接している必要があるだろうか

横浜市西区の紅葉丘には、県立図書館の他、県立音楽堂、県立青少年センターがあり、ここを「紅葉丘文化センター」よんでいる。 かつては、県の婦人会館やユースホステルもあったが、随分昔になくなった。 なぜだろうか、理由は簡単で、丘の上にあり、行くのが不便だからである。 そもそも、高い場所には文化がある、というのは日本だけのもので、しかも古い考え方である。...

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磯子駅の凋落

近年、横浜市南部で凋落が著しいのは、根岸線磯子駅付近だろう。 その理由は、新杉田駅周辺が再開発され、駅前にラビスタができたからだが、もともと磯子駅の場所に問題があったからである。 現在、根岸線の駅は、山手の次は根岸で、磯子、新杉田、そして洋光台と続く。 だが、この磯子は、本来の磯子ではなく磯子3丁目である。...

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くず餅は池上にもある

先日の東京新聞に、川崎大師にくず餅屋があることが紹介されていた。 製法などについても詳しく書かれていたが、そのくず餅は、川崎だけではなく、東京の池上本門寺や亀戸天神にもあるのだ。 森の石松ではないが、「どこか忘れてはいませんか」と言いたくなった。          池上には3軒のくず餅屋があるが、中で一番大きいのが池田屋さんで、この家の苗字は指田なのである。...

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『セックスドキュメント・性倒錯の世界』『エロスの女王』

ドキュメントと言っても真面目な記録映画ではない。ナレーターが西村晃と金子信夫でまじめに語っているが、見世物の羅列である。 だが、メリエスから『世界残酷物語』まで、見世物は映画の本質の一つである。 1971年10月と1973年2月に公開されている。 中では、銀座ローズという日本で最初に性転換して男から女性になったというダンサーの話がすごい。...

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『グレイクリスマス』

逗子の市民劇団なんじゃもんじゃの公演、斎藤憐の芝居はかなり見てきたが、これは見ていなかったので、見に行くことにする。 市民劇団、アマチュアだが、30年の歴史があるとのことで、大人の劇団なので、役者が中年以上の役を演じても少しもおかしなところがなく、非常に良かった。 作者の斎藤の戦後民主主義、新憲法への拘りがよく分かり、その意味では安倍政権下で、非常に時機を得た意義のある公演だったと思う。...

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岡村淳監督アマゾン作品上映会

ブラジルに住み、日系人の実像をビデオカメラで捉えている岡村淳監督の作品を上映し、ブラジル料理を味合うイベントが行われた。 黄金町のシネマジャックの1階の横浜パラダイス会館。 まずは、ガウシャ伊藤さんの手によるブラジル料理の「モコト」を食す。モコトは、牛のアキレス腱を煮込んだスープで、ブラジルの煮込みだが、むしろスッポンのような味である。 『出稼ぎラッシュ、アマゾンの日本人は今』...

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『二百三高地』

1980年に公開された東映映画、製作時に「戦争賛美になるのでは」と批判があったが、1980年に公開時にも見てそうは思わなかったが、今見ると完全な反戦映画である。 それは、実際に海軍にいた脚本の笠原和夫、監督の舛田利雄も軍隊には行っていないが、二人とも戦争の実像を知っているからである。 安倍内閣の「軍国少女隊」とはわけが違う。...

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「シュウ・タグチと田口寧 作品上映と講演」

明治学院大学で、芸術学部のイベントとして「シュウ・タグチと田口寧 作品上映と講演」が行われた。 シュウ・タグチは、戦前からニュースカメラマンとして活躍し、英語に堪能だったので、ニュース映画各社が統合され日本映画者が出来た時、ニューヨーク支社長になった。戦後は、自分のプロダクションのシュウ・タグチ・プロダクションズを作り、多数の記録映画を作った。彼の姪が黒柳徹子である。...

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高倉健の最高作は

昼に食事をしていると、テレビの速報で高倉健死去のニュースが出ていて、 「高倉健って、トラクターの歌の人・・・」と若い二人が言っているので、 「あれは小林旭、でも高倉健も『網走番外地』と『唐獅子牡丹』を歌っている」と言っておく。 夕方、神保町シアターで藤圭子が出ている『盛り場流し唄・新宿の女』を見た後、某居酒屋で飲んでいるとS氏が入ってくるので、一緒に飲む。...

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片山明彦、死去

高倉健の訃報の大洪水の中で、片山明彦が死んだことが一番下にひっそりと出ていた、88歳。 よく知られているように監督島耕二の息子で、戦前から『真実一路』『路傍の石』『風の又三郎』などで、天才子役として映画に出ていた男優である。 戦後は、地味な役が多く、黒澤明脚本、森一生監督の名作『決闘鍵屋の辻』の渡辺数馬あたりが良い役で、他は『この世の花』『婦系図』など、メロドラマの敵役が多かった。...

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『盛り場流れ唄 新宿の女』

1970年5月、藤圭子のヒット曲に合わせて作られた歌謡映画だが、新宿のクラブを舞台にしているので、小林旭主演で作られていた『女の警察』的でもある。 下町の人形店の親父が自動車事故で人を殺してしまい、娘の北林早苗は、中学の同級生山本陽子が勤めている新宿のクラブのホステスになる。...

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『残されたもの、伝えられたこと』 矢崎泰久

『話の特集』の社長で編集長だった矢崎泰久が、付き合いがあり、死んだ人たちを書いたもの。 私が、唯一実際に知っているのは、中村とうようさんだけだが、他の人間では、竹中労と若松孝二のところが面白い。...

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眺花亭寄席三席

森下で私立図書館「眺花亭」をやっている渡辺信夫さんの両国のマンションで月例の集まりがあり、この夜は落語三席。 最初は、柳家小さんの『千早ふる』  いつもの小さんのやり方で、初めの方は非常にのろくてのんびりしているが、後半の花魁千早が零落して云々に件になると、やり取りが白熱してくる。 この女性の零落のドラマも面白い。 続いて、古今亭志ん朝の『二番煎じ』...

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『日本暗殺秘録』

1969年、笠原和夫の脚本で、中島貞夫が監督した東映京都作品。 よくこのような映画を作ったと思うが、当時京都に渡辺達人という人がいて、その方の企画だったらしい。 大変なオールスターキャストで、鶴田浩二、高倉健、若山富三郎、藤純子、田宮二郎、吉田輝男まで出ている。 だが、中心は千葉真一の小沼正と、片岡千恵蔵の井上日召である。...

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田村光男、死去

さっき、ヨコハマ経済新聞の杉浦裕樹さんからのメールで田村光男が11月22日に亡くなったとの報せがあった。67歳。 本日、青山の寺で通夜が行われたそうだが、もう今夜の通夜は過ぎているので、明日の告別式に行くことにする。                 彼とは、早稲田の劇団劇団演劇研究会で一緒だった。...

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『一兵卒の見た日露戦争 ー戦地からの軍事郵便ー』

『日本暗殺秘録』が、非常に長い映画で、1時半になってしまい、この学芸員レクチャーも同じ時刻から始まっているので、行くのを止そうかと思ったが、面白そうなので行く。 バスで武蔵中原から登戸に行き、会場の多摩区役所に着いた時は、残り45分くらいだった。 川崎市南河原の農家石井家に残されていた軍事郵便から見た日露戦争。...

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田村光男の告別式に出て

昨日は、朝から出かけ、外苑前の梅窓院で行われる田村の告別式に行く。 地下鉄外苑前のすぐ前で、非常に大きなお寺。 広い寺の脇に建つビルの5階でしばし待つ。 来ている方は、舞踏の田中泯さんをはじめ、巻上公一さん、さらに梅津和時さんなどアーチストが多く、私はかなり場違いだった。 焼香の時、彼の配偶者だった長田恵子さんの姿を見る。...

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