森下で私立図書館「眺花亭」をやっている渡辺信夫さんの両国のマンションで月例の集まりがあり、この夜は落語三席。
最初は、柳家小さんの『千早ふる』
いつもの小さんのやり方で、初めの方は非常にのろくてのんびりしているが、後半の花魁千早が零落して云々に件になると、やり取りが白熱してくる。
この女性の零落のドラマも面白い。
続いて、古今亭志ん朝の『二番煎じ』
江戸下町の町内で、年末に夜回りがあった頃のことである。
私の幼年時代も、池上では年末になると夜中に「火の用心・・・」の声と拍子木が聞こえ、寒の頃には、「寒参り」の列の足音が早朝に聞こえたものである。
どれも、池上本門寺ゆえのことだったと思う。
お中入りの後は、三遊亭円生の『掛け取り万歳』
言うまでもなく、様々な掛け取りとそれに合った断り方を演じるものだが、さすが円生の芝居は凄い。
すべて国立劇場での「TBS落語研究会」のもので、TBSはラジオ東京の時代から、落語の放送をやっていて、それはニッポン放送や文化放送も同じで、私たちがラジオでたくさんの落語を聞けたのは、非常に幸福なことだったと思う。
最初は、柳家小さんの『千早ふる』
いつもの小さんのやり方で、初めの方は非常にのろくてのんびりしているが、後半の花魁千早が零落して云々に件になると、やり取りが白熱してくる。
この女性の零落のドラマも面白い。
続いて、古今亭志ん朝の『二番煎じ』
江戸下町の町内で、年末に夜回りがあった頃のことである。
私の幼年時代も、池上では年末になると夜中に「火の用心・・・」の声と拍子木が聞こえ、寒の頃には、「寒参り」の列の足音が早朝に聞こえたものである。
どれも、池上本門寺ゆえのことだったと思う。
お中入りの後は、三遊亭円生の『掛け取り万歳』
言うまでもなく、様々な掛け取りとそれに合った断り方を演じるものだが、さすが円生の芝居は凄い。
すべて国立劇場での「TBS落語研究会」のもので、TBSはラジオ東京の時代から、落語の放送をやっていて、それはニッポン放送や文化放送も同じで、私たちがラジオでたくさんの落語を聞けたのは、非常に幸福なことだったと思う。