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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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デブ・タレントも大変だな

元南海の捕手、香川伸行が亡くなったそうだ、52歳。 プロ野球選手としては大したことはなかったが、大衆芸能史的にみれば、所謂デブ・タレントの一人として見ることもできる。 デブ・タレントというのは意外に多く、岸井明、千葉信夫、市村利幸など、昔から結構多く、こう名前を並べてみると多彩な才能を持った人が多いことがわかる。...

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土井たか子と『女の園』

日本社会党の党首だった土井たか子氏が亡くなられた、85歳。 個人的な好き嫌いを言えば、彼女のようなまじめな級長さんタイプは苦手だが、立派な女性だったことは間違いないだろう。 今回の第二次安倍内閣で大臣になった「軍国少女」らとはレベルが違う。 さて、以前から考えているのは、彼女と木下恵介の傑作『女の園』はどのような関係があったのかということである。...

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琉球フェステイバル2014

日比谷野音で行われた「琉球フェステイバル2014」に行く。 ここの来るのも久しぶりで、定刻通りに始まっているのと、席がすべて指定席なのに驚く。 最近の音楽イベントはみなそうなっているか。 すでに最初の女性デュオの「やらわらば」はもう終わりの方だった。 司会は、ガレッジ・セールだが、彼らが那覇出身とは知らなかったが、こういう漫才による司会は沖縄ではよくあるようだが非常に良い。...

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田中英光ってロリコンだったの?

土曜日の「1964年東京オリンピックの頃」のため調べていると、ロスアンゼルス・オリンピックにボートの選手で出た田中英光の小説『オリンポスの果実』の恋人のモデルの写真がネットに出ていた。 こんなものまで出ているとは。 後列左端丸顔の女性である。 前列右から2人目の、大柄で明るい女性に比べると、随分と子供っぽく見える。 とすると身長180センチの大男の田中は、ロリ・コン趣味だったのだろうか。...

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『マイルス・イン・トキョー』は、LPとCDでは録音の日にちが違うことがわかった

同じく土曜日のためにCDを聞いていたが、この『マイルス・イン・トキョー』は、有名なLPで、昔ジャズ喫茶に行くと一日1回くらいは掛かったものである。 そして、そのLPの録音は、1964年7月14日火曜日だった。この時、当時高校2年生の私は友人と共に厚生年金会館ホールにいたのである。 ところが、2年前に必要があって、このCDを買ったが、これはLP未収録盤のCDだったのである。...

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バラカン・モーニングのどこが違うのか

今朝の放送で、インターFMの「バラカン・モーニング」が終わった。 そして、彼の番組が他のDJとどこが違うのか、考えてみた。 それは、今日の選曲が、ビーチ・ボーイズ、レス・ポール、リトル・フィート、さらにOKジャズオーケストラと言うように、古今東西の新曲、名曲を網羅するものだった。...

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中華料理屋の廻る円卓は日本発

今日の東京新聞の朝刊に、中華料理屋に行くとある、台がくるくると廻る回転式の円卓は、中国産のものではなく、日本発のものであることが出ていた。 横浜市にいた時、私は仕事で中国に5回行き、上海、広州、桂林、杭州、北京、さらに香港にも行ったことがあるが、あれはどこにもなかった。 すくなくとも20年くらい前には。 記事によれが、1932年頃、目黒雅叙園で使い始めたのが最初ではないかとのこと。...

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古臭いものが受ける

NHKの朝ドラの『マッサン』の脚本は、つかこうへとも関係のあった羽場大介なので、一応期待して見ているが、わざとだろうがダサい手を使って劇を盛り上げている。 今日は、父と息子が相撲を取り、その果てに和解するというのは、昔の映画でよく見たシーンである。 この古臭い手については、1950年代に若きシナリオ・ライターの白坂依志夫が、大映で田中重雄と仕事をした時、田中から示唆されて...

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県とはまあそんなものか

夜、川崎で開かれた「神奈川の県立図書館を考える会」のシンポジウムに行く。 川崎駅前の川崎商工会議所の会議室。 まず、同図書館事業部長斎藤久美子さんによる川崎図書館の紹介。 ここは、工業都市川崎に相応しく産業関係の図書、雑誌に特化した全国でも数少ない図書館で、しかも川崎の企業によって神奈川県資料室研究会が作られていて、特許情報などの情報提供、研修会なども行われている。...

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「1964年東京オリンピックの頃」

昨日、戸塚の上矢部地区センターで、「1964年東京オリンピックの頃」をした。 この日は、近所の幼稚園、保育園の運動会と重なったとのことだったが、20人以上の方が来てくれた。 例によって映像、音楽を使ってだが、今回は初めて写真も使った。...

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『にっぽん零年』

1969年に、大塚和プロデューサーが、日活の藤田敏八、河辺和夫、浦山桐郎、斎藤光正の4人でつくりはじめた作品だが、途中で浦山と斎藤は下りて、藤田と河辺の二人で作ったもの。 大塚和の目論見としては、ソ連のタシケント映画祭に出す予定だったが間にあわず、そのために日活最後のお蔵入り作品になったという。...

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『源氏物語・千年の謎』

言わずと知れた日本文学の古典だが、映画化、劇化されたのは、戦後のことで1951年の大映版が最初で、その後日活で作られた武智鉄二監督版も見たことがある。 この鶴橋康夫監督版がユニークなのは、作者紫式部と藤原道長が関係があったとしていること。 道長は、一条天皇と自分の娘彰子の前で式部に物語を語り聴かせることで、天皇を彰子のもとに釘付けにして子を産ませる。...

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『ベトナム』

1969年、ベトナム戦争の最中に、北ベトナムに行き、ベトナム軍の姿を捉えた長編記録映画。 総監督は、山本薩夫となっているが、実際は山本の下に長くいた増田健太郎が現地に行って撮影したのだろうと思われる。 これを見ると、アメリカ軍の猛爆に対して戦うベトナム軍の仕方がよくわかるが、ほとんど戦時中の日本軍と同じである。...

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『慟哭』

1952年、佐分利信が監督した作品で、評価は高く、「キネマ旬報ベストテン」では10位になっている。 話は、新劇団のことで、内幕ものであり、『イブの総て』の日本版と言われている。 気になっていたが今まで見たことがなく見ると非常に面白く、例えて言えば、強引な演技指導のない増村保造映画といった感。...

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『路上の霊魂』

1921年、映画制作に乗り出した松竹が、小山内薫を招聘して研究所を作り、そこの作品として公開したもの。 脚本は牛原虚彦、監督村田實、小山内の他、鈴木傳明、英百合子らが出ている。 以前、フィルムセンターでも見たことがあるが、サイレントで何もついていないのでよくわからなかった。...

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劇団民芸『コラボレーション』

1931年、ドイツの作曲家リヒアルト・シュトラウスは、作家ホフマンスタールを失い、新しい作者を探していた。 当時67歳の彼は、人気作家ツバイクに新作オペラ台本の創作を頼むと、ツヴァイクは喜んで承知するが、彼はまだ50歳だった。 そして、オペラ『無口な女』が完成するが、1933にはドイツはナチスの政権になっており、ユダヤ人のツヴァイク作品の上演を政府は妨害してくる。...

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菜の花飛行船とは

菜の花飛行船の名を見て驚いた。 先日の民芸公演のパンフで、主演の西川明が、ザ・スーパー・カンパニーにいて、「菜の花飛行船」に出ていたと書いてあったからだ。 ザ・スーパー・カンパニーは、昨年の12月になくなった竹邑類がやっていた演劇グループで、六本木の自由劇場などで公演していた。 田村連、下馬二五七、中村たぬこらの他、今は円の中堅女優となった加藤美津子なども出ていた。...

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昭和10年代について

春から小津安二郎について考えている。 その中で、戦前の昭和10年代について、特に調べている。現代詩で言えば、鮎川信夫以下の荒地派の連中にとって、昭和10年代は、戦争に向かう絶望の時代だった。 だが、彼らより少し上の、福永武彦、加藤道夫らにとっては、昭和10年代は、幸福な黄金時代だったようだ。 そのことに最初に気づいたのは、劇団四季の加藤道夫作の『幸福を売る男』を見た時だった。...

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軍国酒場

今朝の朝日新聞に、吉田類の「酒場放浪記」の一つとして鹿児島の軍国酒場が紹介されていた。 かつては日本中にあった軍国酒場だが、今では非常に少なくなっているらしい。 確か新橋の駅前にも軍国キャバレーの看板があったと記憶しているが、もちろんとっくの昔になくなっている。 映画では、1958年に大映でそのものずばり『軍国酒場』というのが作られていて、見たいと思っているが、その機会がない。...

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『ある大阪の女』の背景にあるもの

今朝、日本映画専門チャンネルで放送された『ある大阪の女』を見る。 1962年に、宝塚映画で作られたものだが、1936年に作られた溝口健二監督、山田五十鈴主演の『浪速悲歌』をリメイクしたもの。 監督の須川栄三、主演の団令子が関西の出身なので企画されたものだとのことだが、周りの役者も、小沢栄太郎、山茶花究、川崎敬三の達者な連中に、勝呂誉、黛ひかる、初風淳らの若手を配置したもので非常に良い。...

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