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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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『マーラー』

世紀末の作曲家マーラーを描いたケン・ラッセルの映画、彼は他にも音楽家を主人公にする作品が多い。 クラシック以外にも、ロック・ミュージカルの『トミー』やツイギーを主人公にした楽しいミュージカルの『ボーイフレンド』などもある。 面白い作品を作る監督だが、性的で露悪的な表現が多く、正統派からは評価されていないようだが、私は好きな方である。...

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セクハラ野次問題から

都議会でセクハラ野次を飛ばした鈴木某は、大田区選出の都議会議員で、その地元は、私の実家池上の近く大田区中央のようだ。 全く困った奴だが、巷、町場では、ああいうようなことを言う親父はいくらでもいる。 だが、あのようなことは公の場では言ってはならないと言うことがわかっていないのは、大変困ったことである。 以前、市役所にいたとき、人権研修を受けた。...

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『白い夜の宴』

この劇の作者木下順二の戯曲は、決してつまらないものではない。 多くの人が見たこともあるだろう『夕鶴』は、矢代精一の『絵姿女房』と『弥々』に、『風浪』は福田善之の『長い墓標の列』に大きな影響を与えている。 さらに福田善之の諸作は、井上ひさしから唐十郎に至るまで影響しているのだから、現在の日本の現代劇の祖は、木下順二と言ってもよいかもしれない。...

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紅葉丘の県立図書館の跡には県立高校を

神奈川の県立図書館を考える会で、「紅葉丘の県立図書館を関内の横浜市役所の移転跡地に」と提案し、提言にも取り入れられた。 では、県立図書館の跡は、どううするのか。 以前は、民間特養ホームのような福祉施設が良いと思っていた。 だが、歴史を考えれば、ここは県立高校が良いのではと考えを変えたので以下に説明したい。 その理由は、もともとこの地域のすぐ下には、県立?中があった。...

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「エノケソって誰?」

昔の笑い話で、榎本健一の偽物が横行し、 「エノケン来る!」という看板があり、よく文字を見たら、 エノケンではなく、エノケソと書いてあったというのがあった。 中国から偽造のビール券の輸入が見つかり、キリンではなく、キリソとなっていたとある。 まさに昭和20年代のニセモノと言うべきだろう。

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「解釈改憲」に対して

安倍政権の、集団的自衛権についての「解釈改憲」の姑息さは、ひどいが、それに静かに疑問の意思を示している方がいる。 天皇陛下である。 今は沖縄に行かれて、昨日は対馬丸の犠牲者たちとお会いになったそうだ。 もちろん、天皇は、自らの政治的意思を表明することはできない。 だが、この天皇ご夫妻の沖縄行きには、安倍政権への天皇陛下のご意思を感じるのはおかしいなことだろうか。...

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『孤独の人』

ラピュタの「スクリプター白鳥あかね特集」、1957年1月公開の西河克己監督作品。 原作は当時の皇太子殿下(今上天皇陛下)のご学友だった藤島泰介の小説で、大ベストセラーとなったもの。 学習院高校に皇太子が在学していた頃の話、一種の学園ものなので、ラクビー、テニス、修学旅行も出てくる。 西河克己は、「ゲテモノ、キワモノ」と言っているが、非常に真面目に撮っている。...

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斎藤晴彦、死去

俳優の斎藤晴彦が亡くなった、73歳。 彼を最初に見たのは、1975年に三鷹のどこかの空地でやった演劇センター・黒色テントの「喜劇昭和の世界」の『阿部定の犬』『キネマと探偵』だったと思う。 この『キネマと探偵』では、後にテレビのCFで彼が有名になる、クラシックの名曲に勝手に文句を付けて歌う芸をやったと思う。...

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『狂った果実』

1956年に、中平康監督で作られた有名な作品を私が最初に見たのは、1979年4月、蒲田日活という蒲田駅西口の飲み屋街のビルの地下にあった映画館だった。 1979年と言う年は、ロマンポルノ路線が好調で、元組合委員長の根本悌二が社長になり、第三者割当の減増資で、累積債務を清算した調子の良い時だった。...

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『宇宙からのメッセージ』『東京大地震マグニチュード8・1』

シネマヴェーラのサニー・千葉特集。 ご存知のとおり、1978年の『宇宙からのメッセーッジ』は、『スター・ウォーズ』の大ヒットを受けて、日本公開の前に作ってしまった時間差攻撃映画。 滝澤馬琴の『里見八犬伝』をヒントにして八つの宝石を持つ8人の勇者によって宇宙の悪摩大王成田三樹男らと、千葉真一をはじめビッグ・モロー、真田広之らが、姫の志穂美悦子の下に戦って勝つ。...

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『街燈』

一部で評価の高い中平康監督で、「洒落た」作品とのことだが、今見るとかなり痛々しい。 タイトルで、旗照夫がシャンソン風の唄を歌うように、フランス映画のようなシャレた作品のつもりだろうが、昭和30年代の貧しさが目についてしまう。 真面目な男葉山良二と、軽薄な色男岡田真澄との対比、それぞれが定期券を落として女性と付き合うという古典的なナンパ法で付き合う女性が、南田洋子と 月丘夢路。...

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安倍政権は、なぜ古臭い政策をとるのだろうか

昨年の11月に、このブログに私は次のように書いたが、再掲する。 特定秘密法案など、安倍晋三政権は、ひどく古臭い、「戦前の日本に戻らせるの」とさえ思える政策を取るのだろうか。 自民党政権のある種の末期的延命策の一つだといえるが、なぜなのか、その理由のヒントが、先日も書いた豊下楢彦の『昭和天皇・マッカーサー会見記』にあった。...

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長嶋VS金田

テレビで阪神・横浜戦を見ていて、チェンジになったので、他のチャンネルにすると、式典をやっていて長嶋と金田が対決している。 もちろん、老人二人で、長嶋の右手は相変わらず、ポケットに入れたまま。 この人のマヒは私よりも遥かにひどいなといつも思う。 昔、あるパロディー映画で『ロッキー・20』のポスターがあり、白髪で老人となり、両手をだらりと下げたスタローンの肖像で大笑いしたが、厳しく言えばそれに近い。...

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寺山修司実験映像ワールド

川崎市民ミュージアムでは『横尾忠則 映画曼荼羅」をやっていて、その関連イベントして、5本の寺山修司の短編映画が上映された。 『檻囚』(1962年〜69年 11分) 『マルロドールの歌』(1962年〜69年 27分) 『トマトケチャップ皇帝<短縮版>』(1971年 27分) 『蝶服記』(1974年 12分) 『迷宮譚』(1975年 17分)...

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「怪獣を音で描いた男」

アメリカ版の『ゴジラ』の公開とゴジラ誕生60年を記念して、NHKBSで『ゴジラ』の音楽を作った伊福部昭の特集が放映された。 なにを隠そう、私が最初に書いた原稿は、実は伊福部昭なのである。 1982年の春で、その頃、中村とうようさんが、銀座のテクにクス銀座で「レコード寄席」というレコード・コンサートを毎月やっていた。...

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『若草の萌えるころ』

この映画を見たのは、1969年9月テアトル新宿だったが、『若者たち』『若者はゆく』との3本立てという、凄いものだった。 テアトル新宿は、洋・邦どちらの映画も上映していて、5月には山下耕作の『戦後最大の賭場』を見ているが、翌年1月には『シャレード』『おかしな二人』の2本立ても見ている。 はっきり憶えていないが、洋・邦画が、毎週交互にに上映されていたと思うが、こういう名画座は結構あった。...

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「戦争、大好き!」 『沖縄やくざ戦争』

「千葉ちゃん祭り」で、見たかった『カミカゼ野郎・真昼の決斗』が上映されるので、行くと、これはアクションコメディーで特にどうと言うことはなかった。 だが、『沖縄やくざ戦争』が最高だった。 『カミカゼ野郎』は、にんじんくらぶが『怪談』で倒産した後、台湾の映画会社と合作で作ったもので、なかなか上映されず、その性でピカピカの画面だった。...

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7月15日は本牧のゴールデンカップへ

来週の火曜日15日に、横浜の本牧にあるゴールデンカップでトークイベントをします。 7月15日の夜で、8時と9時の2回です。 内容は、サッカーのワールドカップブラジル大会に因み、ブラジル音楽です。 まずは、私たち日本人には一番馴染みの深いボサ・ノヴァから始めます。...

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飛行機に乗らない人

結局、大型台風接近で巨人との試合は1試合しか行われなかったが、横浜DeNAのグリエル選手が飛行機に乗りたくないと言って沖縄に行かなかった。 世の中には、飛行機が嫌だという人はいるもので、有名なのがアレサ・フランクインである。 また、ヴァン・モリソンもそうで、昔オースtラリアに行った時、16時間も飛行機に乗っていて「もう二度と乗りたくない」と言っていたという。...

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『濡れた欲情・特出し21人』

「スクリプター白鳥あかね特集」、1974年最盛期のロマンポルノの正月映画、2年前の『一条さゆり・濡れた欲情』は見て、その前衛性に驚いたが、これは見ていなかった。 スケコマシを自認し、ストリッパー片桐夕子のヒモ古川義範が、海辺の町で芹明香も引っかけてストリッパーにし、3人は奇妙な関係で東北の町を巡業する。 そこに、はみ出し劇場の外波山文明と内田栄一の街頭劇が挿入される。...

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