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Channel: 指田文夫の「さすらい日乗」
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西河克己の偉さを思う

早見優主演の映画『KID』を見る。1985年の公開時に併映の『ブレイクタウン物語』もひどいと思い、『ミュージック・マガジン』に書いたが、やはりひどい。 ここで思うのは、百恵・友和映画をヒットさせた元日活の西河克己の偉さである。 最初、東宝から山口百恵の映画の企画が来た時、ホリプロは「女学生映画」を考えていたそうだが、西河は、女学生ばかりだと百恵が目立たないと反対し、『伊豆の踊子』にしたそうだ。...

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『その人は女教師』 

映画は、見てみないと分からないものだと思う。 宮内富貴子脚本なので、だが映画『俺たちの荒野』以外、ろくなものがない出目昌伸監督なので、期待せずに行ったが、大変に良かった。                  1968年10月21日、新宿は大騒乱で、一人列を離れてさまよっていた高校生に三船志郎は、偶然に出会った岩下志麻のOLのような女に抱擁・キスされて、機動隊の追及から逃れた。...

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武道館の小澤征爾

小澤征爾が亡くなったが、彼の指揮を見たのは、一度だけだと思う。 なんとそれは、日本武道館でのトロント交響楽団の公演だった。 たぶん、1960年代末で、兄から貰った招待券で行ったと思う。 武道館でクラシックなど、今では考えられないが、小澤は、NHK交響楽団とのトラブルがあったので、おそらく普通のホールでは公演できなかったのだと思う。 このときは、武満徹の曲もやったと思うが、さすがに良く憶えていない。...

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市大病院は、やはり山下ふ頭に整備を

先週、用があって南区浦舟町の横浜市大センター病院に行った。 15年ぶりくらいだったが、その混雑に驚く。 横浜の市大病院と医学部は、もともとこの地にあったのだが、拡幅するために金沢の埋め立て地の福浦に移転させた。 だが、やはり金沢区では不便で、シーサイドラインを使かわないといけないので、次第に浦舟のセンター病院に戻って来ているようで、大混雑になっているのだ。...

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山の上ホテル、休業

お茶の水の山の上ホテルが、休業するそうだが、閉鎖だろう。                 大岡昇平によれば、日本の都市では企業などの民間の物はどんどん変わるが、公共の物は変わらないそうだ。 これもその一つで、いずれマンション等を含んだ建物になるのだろう。 ここに入ったのは、一度だけで、故下川博がNHKの仕事をしているときで、 「ここにいるから見に来い」とのことで行ったのだ。...

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佐久間健治さん、死去

いろいろな方の訃報が伝えられるが、先日、佐久間健治さん死去の報が息子さんから葉書で来た。91歳。                佐久間健治さんは、日本のコンケンション事業の第一人者であり、パシフィコ横浜の営業部長として、また横浜コンベンションビューローの常務として、私が長年にわたりお世話になった方だった。...

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東條英樹、暗殺計画

CSで、山田朗先生の『軍人としての三笠宮』を見るが、この方は、戦時中に東條英樹暗殺計画に加担させられたことがあるそうだ。  日本の歴代首相で、一番嫌われたのは東條英樹だろうが、戦争末期には、3つの暗殺計画があったそうだ。               1 高木惣吉らの海軍グループ 2 細川護貞グループ 3 津野田知重・牛島辰熊グループ...

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『ダイヤモンドは傷つかない』『二十歳の原点』

私は、「藤田敏八、ベケット説」で、『ゴドーを待ちながら』のように、うろうろしているが、いきなり破局が来るのが藤田の映画だと思っている。               ここでは、予備校の教師山崎努が、妻朝丘雪路がいながら、帽子デザイナーの加賀まりこ、そして学生の田中美佐子との間をうろうろするもので、田中を「宝物」と言い、「50年たったら結婚しよう」とも言う。...

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『恋の浮島』

ポルトガルと日本の合作映画だが、ほとんどは日本側で作られた作品で、撮影の岡崎宏三さんによれば、日活スタジオで撮った日本側の映像と、ポルトガルで撮影した部分の調子を合わせるのが大変だったとのこと。              主人公は、ポルトガルからマカオを経て神戸、そして徳島に来たモラエスの伝記映画で、彼は海軍士官だったが、日本の文化や事情を本国の新聞等で紹介した人だった。...

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山本陽子、死去、81歳

女優の山本陽子が死んだそうだが、81とは女性では若死にと言うべきか。              彼女の出演歴は以下のとおりで、数は多いが、まあ端役である。 目立ったのは、裕次郎・浅丘ルリ子の名作『赤いハンカチ』で、二谷英明の裏切りで殺人犯にされ、ルリ子と二谷が結婚した豪邸の女中役で、私も最初に気づいた映画だった。 後は、『猟人日記』でも、仲谷昇の餌食にされる女の一人にすぎなかったと思う。...

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『ZK』を見て

映画『ZK』、頭脳警察を見て、食わず嫌いだったことを悔いた。               彼は、赤軍などの左翼過激派との関係が言われたが、その本質は、抒情的なメロディメーカーであることが分かった。 それは、彼(パンタ)は、埼玉の所沢に生まれ育ったことで、アメリカ軍基地の文化を浴びたからだったと思う。 それは、レゲエの ボブ・マーリーにも類似していると思う。...

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『宮沢喜一日録』の存在

昨日の朝日新聞に、元首相の宮沢喜一氏の日録があり、遺族から委託されて御厨貴先生らが編纂されているとの記事があった。 いずれ、公開されるらしいが、ぜひ見てみたいものだ。                日本の首相の中で、宮沢喜一氏は、もともとエリートで、高級官僚だった人の典型であり、その最後の方だったと思う。...

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もう出てこないだろう 2・26事件資料

昨日は、106年前に2・26事件がおきたときで、この時期になると「新資料」が出て来たものだが、この数年はない。さすがに100年も経つと関係者はもとより、遺族ももういなくなったからだろう。                                                 さて、この事件は、戦前の最大の事件の一つであり、日本の近代史の問題点の集中である。...

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仲宗根美樹、死去、79歳

歌手の中曽根美樹が亡くなったそうだが、結構映画にも出ている。 また、吉永小百合、浜田光夫の映画『愛と死を見つめて』では、この二人が仲宗根の『川は流れる』を唄っている。 この映画では、今テレビの朝ドラの主人公の笠置シズ子が、吉永と病院の同室の患者の叔母さんとして出ている。この頃、笠置は歌手をやめていたのである。         仲宗根 美樹 1963年(キングレコードの広告)...

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佐藤栄作が言った「なかそね、みき君はどうしているかね」

これも笑いはなしで、あろ日、佐藤栄作首相が聞いたそうだ。 「なかそね、みき君はどうしているかね」            秘書は言った、「中曾根康弘氏と三木武夫氏は・・・」 「違うよ、仲宗根美樹君のことだよ」 後に沖縄返還に尽力された佐藤栄作氏の言葉のようだ。  

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大谷の両親は横浜にいた

大谷将平の結婚話で、マスコミのすべてが占領されているが、実は大谷選手のご両親は、横浜にいたのだ。 彼の父親は三菱重工横浜の野球部にいて、レギュラーの選手だったが、そこでバドミントンをやっていた女性と知り合って結婚して生まれたのが、大谷翔平君なのだ。                   彼は、非常にまじめで親の生き方をよく見ていると思うので、結婚相手は、彼の母親のような方ではないかと私は推測する。...

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『高鳴る心の歌』 朝妻一郎

この本は、この数年に読んだ本で一番面白かった。                 朝妻一郎と言えば、1960年代以降、日本のポピュラー音楽のLPを見ると必ず解説を書いていた方で、非常に年上の方だと思い込んでいた。 だが、この本を読んで、私より5歳上の方だと分かり驚いた。 朝妻さんは、高校時代にポール・アンカが好きになり、彼の後援会の代表になる。...

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40年前の「贅沢三昧」

東証の株価が4万円を越えて、40年前の水準を越えたと大騒ぎである。 懐かしのバブル時代だが、私もパシフィコ横浜の営業部にいたとき、1回だけ「贅沢三昧」があった。           それは、何かの医学界で本郷の東大医学部に営業に行った後のこと。 パシフィコ横浜の上司の課長の他、JTBの担当の方もいて、5人くらいで行き、そのまま上野のカラオケ店に行った。...

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まるで映画『青春残酷物語』みたいだ

まるで、大島渚の映画『青春残酷物語』みたいだと思う。                       映画では、桑野みゆきは高校生で、川津祐介は大学生だったのだが。 この映画では、桑野と川津の方が死んでしまうのだが。 川津祐介も、桑野みゆきの姉久我美子の元恋人で医者の渡辺文雄もとっくに死んでいて、監督の大島渚も、撮影の川又昂も、音楽の真鍋理一郎も亡くなられている。...

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同じ動脈乖離だが・・・

五百旗頭真先生の死亡は、急性「大動脈乖離」で、これは石原裕次郎もやったことがあった。                 実は、私も「動脈乖離」で倒れたのだが、心臓につながる大動脈乖離ではなく、右脳の大動脈乖離で、これは非常に珍しいものだそうだ。 もちろん、脳内で動脈乖離が起き、その結果右脳の一部で梗塞が起きたので、脳梗塞となったのである。...

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