昨日は、太平洋戦争が終わった日で、戦没者追悼式が行われ、天皇陛下のお言葉があった。
そこには、先の大戦への反省と平和への希求がぎりぎりの言葉で表現されていた。
それは、明らかに安倍晋三首相の談話との本質的な差があった。
簡単に言えば、戦争を体験した者と、知らない人間との違いだと言えるだろう。
1945年の夏に那須の御用邸から戻られた皇太子は、焼野原の東京に大きな衝撃を受けたそうだ。
もちろん、安倍首相、さらには15日に靖国神社に参拝した高市早苗、有村治子、山谷えり子ら「軍国少女」らが、戦争を体験していないのは、年齢からは仕方のないことである。
要は、大江健三郎ではないが想像力の問題なのである。