先日見た『殉愛』は、非常に変な映画で、海軍予備学生で特攻隊員の鶴田浩二が、東京と基地の間を簡単に往復する話だった。
タイトルに昭和20年春とあったのに、当時の交通状況はそんなにも良好だったのかと思ってしまった。
最後、出撃の前日に鶴田は、妻の八千草薫が住む東京の邸宅に来る。
そして、明日出撃すると告げて、翌朝家を出ていく。その時、八千草は、鶴田が出撃する8時には自分も死ぬと決めていて、その通り毒を飲む。
だが、鶴田が乗った電車は空襲で止まってしまい、基地に行けず、負傷した鶴田は、自宅に戻って来て八千草の死を発見し、自分も拳銃で死ぬ。
私の知識では、海軍特攻隊の基地は、鹿屋、知覧など南九州だったはずだが、関東地方にも基地があったのでしょうか。
あまりのいい加減さに驚いてしまいました。