午後、電車に乗っていると、浴衣姿の女性がいるので、「ああ今日は金沢の花火大会だな」と思う。
金沢区役所に4年間いたが、毎年企業からの寄付集めに金沢区内をまわった。
花火というのは、大変に金の掛かるもので、本来の打ち上げ費用の他、警備とごみ処理で大変なのだ。
昔は、横浜では、7月20日の商工会議所主催の大会の他、8月1日の神奈川新聞の大会、そして8月末の金沢区の大会と三つがあり、その他港北区のものまであった時代もある。
だが、景気の後退で、商工会議所のはかなり困難になり、横浜市役所が多大な補助をしたが、結局駄目になった。
特に問題だったのは、ゴミの問題で、最後には25メートルプールのような大きなゴミ捨て場を山下公園近くに置いたりしたが、翌日の市内は、ゴミであふれていた。
そうして、7月20日はなくなり、今は8月1日の、神奈川新聞主催の大会と金沢区の大会のみになった。
神奈川新聞のは、企業の他、個人でも名前を付けられるもので、結構な応募があるので、成立しているようだ。
金沢は、京浜急行と西武の二大企業の他、埋め立て地に立地している企業から多大なご寄付があるので、できている状況である。
なんとか、横浜市全体として、景気が回復してもらいたいものだと思う。